Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

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オリンピック半島一周ロードダイアリ その3~キノート湖

2013-10-10 04:31:17 | シアトル


3回目の今日はいよいよ終点の「Quinault Lake(キノート湖)」です。
内陸から太平洋沿いに出た101号線は
「Kalaloch(カラロック)」を過ぎてしばらくすると左にそれて
再び内陸へと向かいます。

途中で出会うのは
切り出したばかりの太くて長い丸太をたくさん積んだトラックだったり
森の中へと続くトレイル。

藪の入り口に
「The Olympic Correction Center」と言う看板が見えました。
どうやらその先へとたどれば
この「オリンピック修正センター」に行けそうです。
でも、それってどんな場所なんでしょう。

Correction = 修正?
Collection = 収集 ではないのかしら?

などと首をひねれば
実はこれ、刑務所への入り口だったりするのです。
なるほど、人生の修正、いえ矯正をする場所というわけ。

101号線はどんどんと太平洋から離れて東へ向かいます。
しばらくして「South Shore Rd」の表示が見えれば
もう迷うこともありません。
左に折れれば、目ざすロッジ「Lake Quinault Lodge(キノート湖ロッジ)」はすぐ先の左側です。


シアトルのダウンタウンを出て
ここまでの走行距離は211マイル(340キロ)。
到着時間は15時30分、出発して約7時間がたちました。
太陽はまだまだ明るく輝いています。

ここは、ルーズベルト大統領が訪れたこともある歴史的なロッジ。


フロントから続く左手には広いラウンジがあります。
暖炉が暖かさと安らぎを届け

窓の向こうは静かな湖面を輝かせるキノート湖です。


デッキへ出る扉を開ければ
芝生の上に湖へと向けられた椅子が並び
水面に沿って右手には遊歩道が続きます。
もちろんデッキで飲み物をいただくこともできます。


ゆっくりした時間の中に身をゆだねていると
時折「シャーック、シャーック」という鳥の声が聞こえてきます。
これが、頭の先から尻尾の先まで30センチはあろうかと思われる
「Steller's Jay (ステラーカケス)」です。
目の覚めるような青色をしています。
生息地はアメリカの北西部、アラスカからカリフォルニアの真ん中ぐらいまでだそう。


一息ついて
冴えわたる空気の中で心もからだもリセットされて
私たちは、キノート湖畔に広がる温帯雨林の中のトレイルを歩きました。

温帯雨林の中で待っていてくれたもの
そして帰り着いたロッジで待っていてくれた
雄大、あるいは華麗な自然の営みについては
またあらためて。

短い旅ではありましたが
良い旅でした。


ご訪問をありがとうございました。
どちらでも一つ押してくださるととても嬉しいです。
どうぞ良い一日でありますように!


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