Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
雨でも晴れでも歩きましょう!
世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

あっという間のバンクーバー

2017-09-30 23:31:56 | びっくり!
これはメイおばさんの部屋の小さな机です。

小さくても大好きな木の机です。

顔を右に向ければシアトルの町の摩天楼と海が見えます。
立ち上がって下を見れば
いつも歩いている道が見えます。

首を後ろにまわしてみれば
うっすらと雪をかぶった半島の山並みが見えます。
これがオリンピック半島です。
この向こうはカナダです。

バンクーバーに住む友は
時々車を走らせてシアトルに買い物にやってきます。
そして必ずパイクプレースマーケットのパン屋さんで
パンを買って帰ります。

「メイ、今日は3時間で着いたわ。」

島国の日本では、パスポートを持って車を運転して
他の国に行くなんて考えられないことですけれど。

そんなバンクーバーに飛ぶことになりました。
シアトルの空港からエアカナダの小さなプロペラ機に乗りました。


嬉しいことに窓際の席。


もっとも数少ない乗客のほとんどは窓際の席ですけれど(笑)。


まるで遊覧飛行、あるいは遊園地の飛行機の乗り物のように
景色がすぐ下に見えます。


しばらく平地の上を飛んでいましたが

ちっとも高度を上げないまま
今度は雪をかぶった山々が見えてきました。
その何と美しいことでしょう。


小さなプロペラ機がいつ高度を上げるのかと待っていましたが
ずっと同じ高度で飛び続け
このままもっと飛んでいたかったのに
ゆっくり降下を始めた小さなプロペラ機は

シアトルを発って30分後には着陸をしてしまいました。


久しぶりのバンクーバーです。
英語とフランス語で標記があります。


この町には、いえこの町にもまた
たくさんの思い出があります。

でも、あまりにすぐ着いてしまって
ロマンチックにもセンチメンタルにも
ノスタルジックにもなれやしません。

今度は船で行きましょう。


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思いは夏へと

2017-09-28 11:37:19 | 家族
ワシントンDCのコンドミニアムのプールは
室内ではなく外プールですが
南太平洋ではありませんから
一年中泳げるわけではありません(笑)。


プール開きは5月最終月曜日のメモリアルデイ(戦没者追悼の日)。
閉まるのは9月最初の月曜日のレイバーデイ(労働者の日)
と決まっています。


しかもゲートが開く時間も閉まる時間も決まっています。
平日は11時から21時
週末は10時から21時です。

レジデント用ですから
専用のカギでプールへと続く扉を開き
レジデント用のカードあるいは
ゲスト用のカードを預けて
名前とユニット番号と時間を記帳します。

雨が一粒でも降れば、ガードのお兄さんはドアを閉めて
片付けを始めます(笑)。

玄関の鍵、家の鍵、プールの鍵、郵便受けの鍵、、、、
これがアメリカという国のセキュリティーなのです。

ついでに言えば、シアトルでは
入り口に24時間コンシェルジュがいます。
お客様がある時にはあらかじめ届けを出しておかねばなりません。

突然の来客があれば
必ずコンシェルジュから電話が入り
お通ししていいかどうかを聞かれます。

エレベーターに乗っても
特別なキーをタッチしなければエレベーターは動きません。
宅急便も全てコンシェルジュが受け取ります。

ですから、ピンポーンとなって開けてみたら
見知らぬ誰かが立っていた、などということは
決してありえません。

アメリカのセキュリティーというのは
今やそれだけ厳しくなっているのです。
セキュリティーのためにレジデントはけっこうなお金を払います。
まさに安全をお金で買うのです。

あらまあ、またしても話がそれちゃった(笑)。
何を書きたかったのかと言うとただただこれだったのに。

あっという間に9月も過ぎて
10月がつい目の前に待っています。
屋外プールの水も抜かれて覆いがかぶされました。

メイおばさん、こんな忘れ物を見ながら
過ぎてしまった夏にセンチメンタルな想いを寄せるばかりで
なかなか秋の心になれません。


この夏、ワシントンに遊びに来てくれた
おちびちゃんの忘れ物です。

「郵便で送る?」
「いいわ、そのまま置いといて」

そしてメイおばさん
朝な夕な寝室のドアを開け閉めするたびに
もう二度と戻ってこない今年の夏を
センチメンタルに思い出してしまうのです。


でもたぶん
思い出していたいから
あえてどこかに大事にしまわずに
「そのまま」にしているのでしょうね。

良い夏でした。

幸せな夏でした。



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小池龍之介と金子みすず

2017-09-26 21:18:32 | 言葉
いいわねえ、メイはいつも幸せそうで、、、、とか
いつもニコニコしてるねえ、、、、とか
悩みなんてないんじゃない?とか、、、、

よくそんなことを言われます。
けれども現実は決してそんな能天気ではありません。
ただ表に出ないだけで、あるいは出さないだけで
悩みも心配も不安も
とぎれることのない心の痛みだって
人並みにあるのです。

この何年かの移動生活の
行く先々に置いてあるのはこの2冊です。


右にあるのは、小池龍之介さんの「苦しまない練習」です。
随分いろいろな個所にこんな線が引かれていたり
頁の角が織り込まれたりしています。


かたや左は金子みすゞさんの詩集です。

どちらも行き詰ってきたり
気持ちが落ち込んできたりした時に
気まぐれにページを開きます。

そこに書かれた言葉やメッセージが
メイおばさんにとっての一種のおみくじ(笑)。

今ちょっとばかり心が痛いので早速右をやってみましたら

「相手がいて本当に良かったなぁとしみじみ感じるのは、自分がくじけそうになった時に、相手がいてくれることで救われたり、反対に苦しんでいる相手のために自分が頑張らなきゃと思えたり、この人がいるから自分はまだやれる、と思う時ではないでしょうか。」

ですって。
メイおばさん、身に沁みます。

占い方式ではなくて読書方式で
1ページずつ読んでは、これだ!という箇所につけられた
過去のマークもあります。

たとえばここ。

「よくよく考えてみますと、まわりがいったい何をしようとも、何を言おうとも、それに対してこちらが心を動かされない限り、攻め手は一切中に入ってこられないのです。」

有り余る才能と感性を持ちながら26歳で自らの命を絶った
金子みすゞさんの詩集の中には
簡単な言葉で心をつかむ詩がたくさんあります。
そのどれもがなにかを暗示しています。


「蜂はお花のなかに、
お花は庭のなかに、
お庭は土塀のなかに、
土塀は町のなかに、
町は日本のなかに、
日本は世界のなかに、
世界は神さまのなかに。

そうして、そうして、神さまは
小ちゃな蜂のなかに。」

一二の三で開いてみたら今日はこんなメッセージ。


「こッつん こッつん
 打たれる土は
 良い畠になって
 よい麦生むよ。

 朝から晩まで
 踏まれる土は
 よい路になって
 車を通すよ。

 打たれぬ土は
 踏まれぬ土は
 要らない土か。

 いえいえそれは
 名のない草の
 お宿をするよ。」

悲しみもあれば、心配もあれば、後悔もある。
それでも、今日もまたいい一日でした。
ありがとう。

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CLASSのある人たち ない人たち

2017-09-23 23:44:14 | 言葉
いつぞやもトランプ大統領をコメディータッチで戯画化した
思わずウフフ、ニヤニヤ、ワハハの写真や絵を
いくつかご紹介しましたけれど

その後も変わらず毎日のようにFBには
思わずウフフ、ニヤニヤ、ワハハが届きます。

現職の大統領をからかって
こんなに遊んでしまっていいんでしょうか。
面白い国です、アメリカって。

最近のものを少しばかりご紹介しますね。
どうです?
ウフフ、ニヤニヤ、ワハハになりません?

直接的なものもあれば

(トランプ一家が見つけた新しい家)

こんな面白いものも

「ヘイ、レイシスト!
 おまえの車は日本から
 おまえのビールはドイツから
 おまえの電話は中国から
 おまえの服はフランスから
 おまえのオイルはサウジアラビアから
 おまえのウォッカはロシアから
 そしておまえの土地はネイティブアメリカン(インディアン)から」

こちらは比較広告的な(笑)
「写真はすべてを語っている」


一方でオバマ元大統領の人気はますます上り


Thank You Mr. President and First Lady
for 8 Great Years

今ではなんとミシェル夫人が
次期大統領の候補に引っ張り出されそうな、、、、、

もうだいぶ前からミッシェルファンによる
「Michelle Obama For President 2020」
というページができています。

そんな中で、よく使われている言葉が「class」「classic」という言葉。

たとえば

MICHELLE IS CLASSIC FIRST LADY

FIRST FAMILY PERSONIFIES GRACE AND CLASS!

当然ながら現大統領夫妻には使われることのない形容詞であり名詞です。
日本語に置き換えたらたぶん「気品」あるいは「品格」。

ところでこのユーモア最高!

「それじゃ、僕が最悪の大統領じゃないってことだね」
「そうよ、ベイビー、もう違うわ。」

これも可愛い!


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突然のノスタルジー

2017-09-21 00:30:03 | びっくり!
ここはシアトル大学のすぐそばのカジュアルなカフェ。


カフェと言っても、フランスパンで
なかなか美味しいサンドイッチを作ってくれますし
自家製ヨーグルトもあります。


この時期は出入り口もオープンに開けっ放しですから
ついふらりと学生気分で入ってしまったりもして(笑)。

親友のロンは大学の教授です。
けれどもとても「らしくない」教授で
大学がお休みになるやいなや
ミュージシャンに変身し
仲間たちとツアーに回ります。

メイおばさんよりは年下です。
と言うと、メイおじさんはいつも言いますが。

「だいたいみんな僕たちよりは年下だよ!」と(笑)。

とにかく年下の大学教授のロンとは
なかなか快適な家族づきあいを続けています。
彼のパートナーのサンドラもメイおばさんの大親友です。

この日は彼が授業に出る前に
ちょっと打ち合わせ。

一息ついて顔を上げたら
あらまあ、窓の向こうに、、、、、、


そしてメイおばさん
あろうことか突然ホームシックになりました。
まさかこんな場所で、こんなことになるとは
思ってもみませんでしたけれど

日本を発つ前に
東京の小さな庭の木々を剪定してもらったのです。

長い留守中にご近所に迷惑をかけないようにと。

その時の光景が目の前に浮かんできて
それが現実の目の前の光景に重なって


メイおばさん、珍しくホームシックになりました。

ああ、あの切られた子たち
元気にしていてくれるかしら。
あんなに切られて痛くはなかったかしら、、、、、、
春にはまた若葉を茂らせてくれるのかしら、、、、、、

ノスタルジーっていうのは
思ってもみない時に、思ってもみない所に
突然やって来るもんです(笑)。


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上る人と下る人 水の人と陸の人

2017-09-18 23:18:40 | ライフスタイル
昨日に続いて
今度はメイおじさんの話です。

毎朝メイおばさんが憂さを水に流して
最上階から帰ってしばらくすると
今度は早朝から書斎にこもっていたメイおじさんが
1階に下りて行きます。

メイおばさんが上る人なら
メイおじさんは下る人

メイおばさんが水の人なら
メイおじさんは陸の人

まあまあ何というすれ違いカップルですこと(笑)!

お部屋の窓から海は見えても
真上のプールは見えません。
けれども真下のテニスコートならよく見えます。


メイおじさんの行く先はここです。


時にメイおばさんも応援に行きます。
と言ったって
ダブルス4人は
みんな同じ建物に住む友人たちですから
結局みんなを応援するしかないのですが(笑)。

パートナーはパディーです。

彼女は80歳。
けれどもとってもそんなには見えません。
ミニスカートが眩しいぐらいです。

メイおばさんのほかにも
もう一人観客いえ、応援部隊がいるのですが
最近は飽きて来たのか
あるいは夜更かしばかりしているのか
たいていこんなです。


こうして二人でテニスが終わるのを待っています。

時にはこんな子も駆けつけてきます。
水を飲みながらの応援です(笑)。


始まりばかりは平和な朝です。


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憂さも垢も流します!

2017-09-15 01:33:10 | ライフスタイル
メイおばさん、およそ物ごころつく頃から運動がだめ。
小学校の通信簿は、体育だけがドスンと落ちこんで(涙)。

これではならじと、中学生になるや
憧れのテニス部に入ったはものの長続きせず。

道具を使わないスポーツならばいいのでは?
と期待したところで
かけっこも腕立て伏せもからっきしだめで。

もう無駄な望みは切り捨てて
ダメならダメであきらめて歩いて行きましょう
と、悟ったのでありました(笑)。

そんなメイおばさんの人生がガラリと変わったのは
かなり後半になってからのことでした。

なんと長年「金槌(かなづち)」だったはずのメイおばさんが

ところで「金槌」なんて言葉、今の人たちにもわかるのかしらと心配になって検索してみたら
おっ、使われているようではりませんか(笑)。

ということで続けます。
それまで「金槌」だったメイおばさんが
ある時から足の届かない所でも泳げるようになったのです。

なにしろあれは
水着とゴーグルとキャップだけの道具なしでいいものですから
もうそれはそれは夢中になってしまいました。

そしてふと気づいてみれば、大人になってのかなりの年月
かなりの頻度で、いろいろな国のいろいろな町の
いろいろな所でお魚さんになってきたのです。

東京暮らしの間でもせっせとプールに通います。
とはいえ車で10分のプールは
いつ行こうがまず人がいっぱいで
ぶつからずにまっすぐに泳ぎ切ることもなかなか難しく
とっぷり疲れてしまうのです。

それがここシアトルでは何という贅沢でしょう。
エレベーターで三階分上がればそこは
窓の向こうにダウンタウンの摩天楼とオリンピック半島
晴れていれば雪をかぶったレイニア山
そしてワシントン湖が見渡せる
24時間365日泳げる温水プールです。


しかも外デッキにはブクブクと泡が水面を白くする
まるで露天風呂、いえ、まさしく露天風呂
ただし水着で入るお風呂のような露天風呂(笑)。


いい湯だなとばかりにうっとりする目の前には
晴れてさえいれば雪をかぶった美しい山々。
見上げれば高い空には飛行機が行き来をし。

24時間365日の室内温水プールでは
よっぽどのことでもなければさぼる理由も見つからず

かくしてメイおばさん、たいていは起きてすぐの6時から7時頃に
誰もいないプールでひとり、黙々と数を数えながら
25往復をする日々となりました。

いつ行こうが、洗い立ての真っ白な大きなタオルが使い放題
シャワーブースには押せば出てくるリキッドソープと
シャンプーとリンス。
シアトル暮らしの一番の贅沢です。

そんな生活を続けていたら
とうとうこんなになりました。

ビヨーンと伸びきった水泳キャップに穴が開いて

穴の向こうに美しい景色が見えます。


けれどもぽっちゃりしていた足は細くなりました。
血行も良くなったのか肌の調子もよくなりました。
どんなに食べても太らなくなりました。
泳いだ後の濡れ髪で失礼します(笑)。


そして何よりよいことには
水の一かき毎に、この世の憂さも心の垢も
流せるようになりました。

こんなお気楽なメイおばさんでも
あるもんなんですよね、憂さと垢(笑)。


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笹の葉に乗せた想い

2017-09-11 08:17:31 | 言葉
あれもやらねば、これもやらねば、、、、
と、腕時計を見ながら早足で歩いていて
何の気なしに振り返ったら
右手後ろにこんなものがありました。


まるで

「なんでそんなに急いでいるんですか~。
 足も心もゆっくりさせなければ
 すてきなものをたくさん見落としてしまいますよ~。」

と言われたみたいに。

もう七夕はとっくに過ぎてしまいましたが
ここはまだ笹の葉が軒端に揺れています。

日系の人たちが暮らすシニアホームです。
日本人として生まれ
さまざまな事情でアメリカに渡ってきて
日本を想いながらもアメリカで暮らし続け
人生の最後をここで送っている人たちの住処です。

最後に残った一枚の短冊に縦書きの英語で書いてある言葉は
いえ願いは


「HEALTH」

健康です。

その隣の門にはこんな4つの漢字が書かれていました。

「一期一会」


大きな看板に書かれた何十行もの文章よりも
心の奥底にまで響きます。
せつないぐらいに。


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9月 7日:シュニッツェルがあまりに色気ないもので、、、
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草間彌生グッズあれこれ@シアトル

2017-09-10 07:24:02 | 絵、音楽
シアトルでの草間彌生展の話が続いてしまいましたが
そろそろ終わりにしないと
たくさんたまっているほかの話題に移れません(笑)。

ということで
最終回はミュージアムグッズでお開きです。

「SAM」(Seattle Art Museum)のショップは
もちろんあっちもこっちも草間グッズ。

たとえば、、、、、

傘(34ドル95セント)


メガネケース(18ドル95セント)


コットンのスカーフ(58ドル)
シルクのスカーフ(115ドル)
その他もろもろ


キーホルダーもTシャツも


本や画集はもちろんのこと。


さて、その翌日にまたまたこの界隈を歩いていたら
前日に出入りしたのとは別の出入り口の前に
こんなお兄さんが出店を出しておりました。


いいんでしょうかねえ。
などとメイおばさんが言う筋合いのものでもありませんが
要するに彼が描いて売っているのは草間さんのコピーです。


しかも堂々と美術館の真ん前で(笑)。


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草間彌生展@シアトルその3~若き美しき草間さん

2017-09-08 12:40:35 | シアトル
ここシアトルでの草間彌生さんのことを
ちょっとだけご紹介するつもりが
あらまあ、なかなか終わりません。
もう少しだけ続けます。

「シアトルアートミュージアム」で現在開催中の
「YAYOI KUSAMA: INFINITY MIRRORS」では
草間さんの若い時のモノクロのお写真が
驚くほどおきれいなのです。

たとえばこちらは
1957年11月12日付の毎日新聞英字版で紹介された
シアトル『Du Sanne』ギャラリーでの草間展についての記事です。
今から60年も前のこと。


見出しは
「Japanese Woman Painter
 To Hold Seattle Exhibit」

今や世界的な草間さんが
この記事の見出しの中では固有名詞ではなく
単に「日本人の女性画家」になっています。

翌1958年の写真では
端正な横顔と、すらりとしたボディーが見られます。


1960年10月の「朝日ジャーナル」の表紙の展示もあります。

下半分の赤い部分が草間さんの描いたものです。


興味深いのは
というか、メイおばさんと同じ状況であったことを知り
とりわけ親近感を持ってしまったのは
こんな一枚の書類でした。

1963年1月にアメリカ政府から草間さんに発行された
居住権(Permanent Resident)通称「グリーンカード」をを許可する書類です。


「The petition is approved.」
(申請は認められました。)

この書類の中のこの一言によって
若き草間さんは、どんなにほっとなさったことでしょう。

どれだけアメリカにいて
どれだけ描き続けてもかまわなくなったのですから。

さあ、草間さんのことも
そろそろ終わりにしなくてはいけませんけれど
もう一回だけ書きたいことがあります。

シアトル美術館(Seattle Art Museum)の
ミュージアムショップで売られている「草間グッズ」についてです。

美術館を一歩出た路上で
勝手に売られているおかしなものについても(笑)。


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9月5日:この時期は特にサイコ―水辺のレストラン
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