Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
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世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

シアトル水族館のカフェテリア そしてきらきらと輝く人たち

2013-10-26 22:41:27 | シアトル


そうそう
シアトルの水族館のことで
まだ二つお伝えしたいことがありました。

ここの2階に広々としたカフェテリアがあります。
窓の外にはこんな素敵な風景が見えて


カウンターの向こうの女の人たちも
キッチンで働く男の人たちも
みんなとてもにこやかで
みんなとても感じがいいのです。

それなのに
フロアーには1組の親子連れと
遠くでひとり本を読む人だけ
いつまでいたって
誰も急かしに来やしません。

この日私がカウンターから運んできたのは
クラムチャウダーとオニオンリングとスプライト
たっぷりのケチャップとたっぷりのマスタードとマヨネーズ
という思いっきりのアメリカン


ここに上がるエレベーターは
向こう側が開けばラボラトリーで
こちら側が開けばカフェテリアです。
ラボ側を開けることができるのは
首から下げたIDをかざせる人たちだけ

エレベーターで
栗色の髪を無造作にポニーテールに束ねた
化粧気のない輝く肌の
真っ赤な長靴を履いた美しい女性と一緒になりました。
手には大きなバケツを持っています。

「何が入っているのですか?」
「どうぞご覧くださいな。ほら、きれいなヒトデと蟹でしょう?」
「生きているんですか?」
「ええ、もちろんですとも。」

と、海水の中で揺れる「Sea anemone」(磯巾着)のような華やかな笑顔で答えてから、バケツと共に向こう側のドアから下りて行きました。開いた扉の向こうに見えたのは、たくさんの水槽とたくさんの大きなバケツ、その間できびきびと働く長靴姿の若者たち。

若い海洋学者たちでしょうか。
お世話係りの人たちでしょうか。

どちらにしても
彼らがあんなにきらきら輝いて見えたのは
きっと好きな仕事をしているからなのでしょう。

面白いことに
何を相手にしていようが
バケツの中の海の生物だろうが
厨房の中のフライパンだろうが
机の上のコンピューターだろうが
好きなことを仕事にしている人たちは
なぜかみな、同じようにきらきらしています。


ご訪問をありがとうございました。
どちらでも一つ押してくださるととても嬉しいです。
どうぞ良い一日でありますように!


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