Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
雨でも晴れでも歩きましょう!
世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

前を向いて歩く@アリゾナ

2016-01-30 10:09:23 | ライフスタイル

ここ、アリゾナ州の南東部ツーソン(Tucson)の町を
南に100キロも行けば、そこはもうメキシコとの国境です。

町は砂漠の中にあり、大きなサボテンが至る所に生えています。
そして砂漠を囲むように不毛な山々がそびえます。

気候は一年を通じて常に乾燥。
温暖な冬と猛暑の夏。
年間降水量は東京の約50分の1。

とは聞いていましたけれど
同じ冬なのに、こんなにも東京やシアトルと違うとは
思ってもいませんでした。

今日も昼間は23度、あちこちに半袖Tシャツの人たちがいるかと思えば
まさかの1月末にアウトドアプールで泳いでいる人たちもいたりします。


そんな温暖な気候の居心地良さから
シニアライフをここツーソンで送るために
他の州や海外から移り住んで来る人たちが増えてきて
セキュリティーも守られ、様々なアクティビティーやプログラムも完備され
ゴルフ場まであるような大きなコミュニティーがいくつか作られています。


私たちも昨日は2か所、今日は1か所
ダイナミックに開発をされているそんなコミュニティーを訪ねましたが
太陽に恵まれた寒さ知らずの土地で
積極的に生活を楽しんでいる人たちに
たくさん出会うことができました。

今日お会いしたご夫妻は
3年前からカナダのバンクーバーとの二重生活を続けてきましたが
あまりの居心地の良さに、今年からはここに定住をすることにしたそうです。

サイクリングの途中でそんなことを語ってくれると
アリゾナの太陽のように明るい笑顔で再び自転車に飛び乗って
「じゃあね、またいつかどこかでお会いできるといいわね!」と
ローズピンクとマリンブルーの半袖のTシャツ姿で
颯爽とペダルをこいで去っていきました。

日本だろうが、アメリカだろうが
世界中のどこでだって
加齢の前で後ろを向いて必死に立ち向かうのではなく
前を向いて自然体で歩いていく人たちに出会うたびに
「かっこいいなあ」と思います。

退職後にコミュニティーカレッジで勉強しながら
たくさんの趣味を全部楽しんでいるという
昨日のご夫妻の言葉は最高でした。

「年を取ったおかげで、ようやくこんなことができるようになりましたよ。
 これもまた若い時にきちんと頑張ったことのご褒美ですかね。」

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サボテンのアリゾナ!

2016-01-28 13:54:21 | アメリカ

「まだまだ飛びますこの蝶々」の後編で
「もう飛ぶまいぞ この蝶々」のオペラについて書くつもりでしたのに
時間切れで移動してしまいました。

今日、まだ真っ暗な早朝に起きて
シアトル発9時50分のアラスカ航空ツーソン行きに乗りました。

離陸したシアトル空港はこんなで


着陸したツーソン空港はこんなです。


ツーソンとはアメリカのアリゾナ南東部にある内陸の町。
なぜか「Tucson」と書きます。

ビートルズがお好きならきっと「もしかしてあれ?」と
お思いになるでしょうね。

そうなんです、「Get Back」の冒頭に出てくる「あれ」なんです(笑)。

Jo Jo was a man who thought he was a loner
But he knew it couldn’t last
Jo Jo left his home in Tucson, Arizona

寂しがり屋のジョジョさんが後にした家が
アリゾナのツーソンでした!

今、そんな「ツーソン」にいます。
まあ、予想通りというか、予想以上というか
温かくて、やたらサボテンがにょきにょき生えてます。


レンタカーのプレートもサボテンです。


シアトル空港を発ったのが午前9時50分
小さな飛行機は2時間半もしないうちに、ここアリゾナのツーソンに着きました。

シアトルをずずっと南に下って、ちょっと東に寄った所ですから
時差は1時間だけシアトルより先に進んでいます。

ここで4日間過ごします。
やることはたくさん。

到着早々の今日はアリゾナ州ツーソンの初日の写真に代えて
「一見は百聞にしかず」でまいります。
いえ、単に眠いだけなんですけれどね(笑)。


所変われば景色も変わる。
やはりアメリカは広いです!
おやすみなさい。
ちなみにこちらは27日、水曜日の夜10時です。


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シアトルの科学館~まだまだ飛びます、この蝶々

2016-01-27 03:00:21 | シアトル

シアトルにいらしたらお連れしたい所はたくさんありますが
大人も子供も楽しめる場所のひとつは「シアトルセンター」界隈でしょう。

「シアトルセンター」とは、シアトルのランドマークとも呼ばれるスペースニードルや
ロックンロールの殿堂のEMP博物館や
オペラなどが上演される劇場、そして
子供たちが科学を学ぶには最高の体験学習科学館
「パシフィックサイエンスセンター」などが集まっている
広々としたエリアです。

週末の土曜日と日曜日、てくてくと歩いて「シアトルセンター」に行きました。
土曜日には蝶々を見に、日曜日にはオペラを見に。
二つの目的はまるで違いますけれど(笑)。

でも、今ふと気づけば
この二つの間に偶然にも共通キーワードがあったのですから面白い(笑)!

だって日曜日のオペラは「フィガロの結婚」
第一幕でフィガロが伯爵の小姓のケルビーノをからかって歌う歌
「もう飛ぶまいぞ この蝶々」は
たぶんこのオペラの中で一番知られている歌ではないかしら。

これについてはまた後日おしゃべりしますけれど
今日はまず土曜日版の蝶々から。

科学館「パシフィック・サイエンス・センター」には


二階の一角の閉じられたトロピカル空間に様々な蝶々が棲んでいます。

人馴れした蝶々たちは私たちのすぐそばまでもやって来ますし
気を付けて歩かねば踏みつぶそうになるような場所でも羽を休めています。


ですから出入りには最大の注意を払わねばなりません。
とにかく素早く入って、素早く出ます。

出る時には、からだを点検したり、跳ねたりして
蝶々が止まっていないかどうかを確かめます。

人なつこい蝶々がひそかに隠れていたりしたら大変ですものね(笑)。

予想していたような大きな空間ではありませんでしたし
20ドル近い入館料は蝶々だけではあまりに高すぎますけれど
もし時間をかけて全部を見て、参加することができるのなら
私たち大人だって???をたくさん持っていた子供時代に戻ったように
心躍る一日が過ごせると思います。

恐竜も、宇宙も、海も、火山も、星も惑星も
IMAXも、、、、、、、

それにしても、蝶々の命は長くても数か月だそう。
そんな短い一生ならばなおさらのこと
たくさんの人に見られる室内ではなく
危険はあっても外の世界を自由に飛ばせてあげたいなあ
などと思う、一期一会の出会いでした。


During their short lives, buterflies are very busy.
They need every minute to fly, eat, rest, and interact with each other.
Please do not touch or chase the butterflies.
(短い一生の間、蝶々たちはとても忙しいのです。
 1分を惜しんで飛び、食べ、休み、遊ばなければなりません。
 触ったり追いかけたりしないでください。)

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シアトルの街の魅力

2016-01-24 10:52:03 | シアトル

シアトル暮らし3日目の朝を迎えました。
これもまた加齢でしょうか、時差の調整に時間がかかるようになりました。

着いた夜は夜中の2時に目が覚めてしまい
次の夜もまた夜中の3時に目が覚めて
昨夜は「メラトニン」を飲んだのが良かったのか悪かったのか
6時に起きるつもりで目覚ましをかけたのに
4時に目が開いてしまい
起き上がるにはまだ早いとしばらく本を読んでいたら
いつの間にやら眠ってしまい
「メイ、もう10時だよ!そろそろ起きた方がいいよ。」

たぶんこの後にきっと(いつまで寝てるんだ、いいかげんにしなさい!)という言葉が
隠れていたに違いありません(笑)。

天然ボケに加えて、そんな時差ボケメイおばさんですが
それでもやはりこの街が好きです。
朝目が覚めるたびに、外の景色を見て
自分がいる場所を確認し、そう思います。

そんな町について客観的にお伝えするのにちょうどよい新聞の切り抜きがありました。
2014年12月7日の日経新聞「春秋」です。
よくもまあ、そんな古記事、取っていたものですこと!(笑)

▼ある街で小さな企業が大きく育ち、関連産業が生まれ、住民が豊かになっていく。米シアトルがその一例だ。マイクロソフトの創業者が故郷、シアトル近郊に本社を移して30年余り。この間の変化を、米国の経済学者が「『年収』は『住むところ』で決まる」で描いている。

▼移転当時のシアトルは製造業の不振で失業率も高く、人口減と犯罪の多さに悩んでいた。今では高い技術を持つ労働者が増え、同じ学歴同士で比べても他の街より賃金が高い。マイクロソフトの社員が増えただけではない。元社員の起業した会社が近辺に2000社以上ある。投資家が集まり、ますます起業しやすくなる。

▼ネット通販のアマゾン、コーヒーのスターバックスもシアトルのこうした環境から出発し、世界企業になった。非営利団体への寄付も集まりやすく、大学や病院、博物館なども充実しているという。こうした例が各地で増え、いまや「頭脳労働者が集積した街の高卒者の年収は、そうではない街の大卒者より高い」そうだ。

▼衆院選が近づき、街角で候補者が政策を訴えている。補助金、公共事業、大手企業の工場誘致。そうした中央頼みはもう続かないことに有権者も気づいているのではないか。都会で地方暮らしへの関心が高まっている。特に若い世代では、のんびり志向の人よりベンチャー精神の持ち主が目立つ。うまく生かしていきたい。

1年以上も前の記事ですが
う~ん、まだまだ「有効」どころか、ますます説得力があります。

シアトルの町を歩いていて、たとえ天気が悪かろうが心躍るのは
良いことならばしてみればいい
でも何にもしなくたっていいんだよ
君の好きなように、君が楽しいように生きればいいさ
そんな「自由」を空気の中に感じるからではないかと思うことがあります。

昨日も、パイクプレースマーケットで買った花を持って
家までの道を歩いていたら
三人の人に後ろから声をかけられました。

「Beautiful flowers!」

メイおばさんも、ここで暮らしていると
同じように知らない誰かに声をかけます。
そんなフレンドリーな空気もこの町の魅力です。


ところで冒頭のシアトルの街の写真は
こちらに来る時の機内で、全日空の機内誌で見つけたもの。
偶然にも我が家が映っていて、嬉しくなって写真を撮ってしまいましたよ(笑)。


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イタカヘ

2016-01-22 09:44:35 | ギリシャ
止むにやまれぬ移動暮らしの身
服も靴もなるべく持ち運びしたくないものですから
無駄は承知の上で、年々置き傘ならぬ「置き服」「置き靴」を増やしているのですが
困るのは本です。

相変わらず紙で読むのが好きですから
たいていは移動直前に郵便局まで選んだ本を運びます。
そして段ボールに詰めてEMSで送ります。
お値段もそうそう高くはありませんし、1週間もすれば届きます。
便利です。

とは言うものの、あまりに分厚かったり、あまりに重い本は諦めます。
たとえばこれ、できれば持って行きたくて
しばらく迷っていたのですがやっぱりやめました。


そして決めました。
「アメリカのアマゾンでアメリカ用に買おう!」(笑)

現代ギリシャ最大の詩人と言われているカヴァフィスの詩集です。
中井久夫さんの名訳で、日本語でも読むことができます。
全部の詩が好きというわけではありませんが
中にいくつか本当に心の奥まで届くものがあります。


そのひとつ、さまざまな所で引用されて
たぶん最も知られているのではないかと思う「イタカ」には
十分免疫ができているはずなのに、今でも時々やられてしまいます。


出かける準備が整って、「あら、あと10分ある。」などと油断して
うっかり読んでしまったら大変です。
せっかく付けたマスカラが滲み始めます(笑)。

と、わかっているのに
準備万端、移動用の荷作りも終わって、「あ、まだ15分余裕がある!」
とページを開いて、音読を始めてしまったら、、、、

案の定、やられてしまいました。


私にとって「イタカ」はそんな詩です。
もちろん、根底にあるのは10年をかけて故郷イタカから戦場に行き
また10年をかけてひたすら故郷イタカへと戻る
古代ギリシャの英雄「オディッセウス」の話です。

「イタカに向けて船出するなら
 祈れ、長い旅でありますように、
 冒険がうんとありますように、
 新しいことにたくさん出会いますように、と。」

「祈れ、旅が長くなりますように、
 初めての港に着く喜びの夏の朝に
 何度も何度も恵まれますように、と。」

「イタカを忘れちゃいけない。
 終着目標はイタカだ。 
 しかし 旅はめったに急ぐな。
 何年も続くのがいい旅だ。
 年をとってからイタカの島に錨をおろすさ。
 イタカが金持ちにしてくれると思うな。
 すばらしい旅をイタカはくれた。
 イタカがなければ船出もできまい。
 イタカがくれるものはそれでおしまいさ。」

「イタカが貧しい土地でも
 イタカがきみをだましたことにはならない。
 きみは経験をうんと仕込んで
 旅の終わりには賢者になるだろう。
 その時にはイタカの意味がわかる。
 おのおのにとってのイタカの意味がな。」
                     (中井久夫訳)
あ、いけない。
また涙腺が、、、、、

こんなに歩いて来たのに、私はまだイタカに着くことができません。
でもきっと、いつか着くことができるでしょう。

イタカ、それは
今もギリシャのイオニア海に浮かぶ、小さな島です。

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シアトル版みんなの広場その2

2016-01-19 23:25:02 | メイの教訓


さてさてお約束通りに「シアトル版みんなの広場」の後篇を続けましょうね。

*近頃の若いもんは
最近あるイベントに参加した時、「日本人留学生ってすごい!」と実感しました。彼らはイラストレーターやフォトショップ等のソフトウェアを楽々と使いこなして、ミーティングでは様々な意見を集め、いろいろな方面から解決策をさぐり、頭を突き合わせて一つの案を作って行くのです。生まれた時からパソコンや携帯電話が身の回りにあったので、自分の体の一部のようになっているのかもしれません。
他の年齢層の人と付き合うのは難しいものですが、良い面を見ようともせずに「近頃の若い者は、、、、」などと一方的に批判するのはやめたいと思いました。
(社会人留学生・シアトル)

*安上がり旅行にお役立ちのネットカフェ
ここ数年、日本に帰るたびにネットカフェに泊まるようになった。静かで、飲み物付きで、小さくても個室だし、安上がりでとても助かる。安いネットカフェだと一泊3千円だ。カラオケルームやビリヤードがあるカフェもある。池袋のネットカフェでは12時間契約したら食事が付いてきた。
浅草には安いレンタルの自転車があり、朝6時から夜8時まで借りられる。今年(2015年)の4月に借りた時は一日300円だった。レンタル自転車とネットカフェで、浅草周辺は経済的に観光を楽しめる。

*塾、週一回で大丈夫?
シアトルで生活する日本の子どもたちは忙しい。月曜日から金曜日まで現地校、土曜日は補習校、それにサッカー、ピアノ、空手、公文、そろばんなどなど。その合間を縫って週1、2回学習塾に通う。でも、週1,2回の塾で日本の高校や大学を受験できるのか心配になる。10年前、私が日本で子供だった頃は週に3,4回塾に通い、長期休みの間は毎日塾通いだった。そのくらいしないと志望校に受からないと思ってたし、習い事をする余裕なんてまるでなかった。シアトルの子どもたちが受験期に苦労しないことを祈るばかりだ。(20代・シアトル)

*いつになったら荷物が受け取れるの?
日本の家族から荷物を送ってもらった時のこと、学校から帰ると不在連絡票が玄関に貼ってあった。再配達について連絡すると、日付の指定はできても時間の指定はできないと言う。いつ来るのかわからないので、結局、一日中待機していなければならなかった。日付はもちろん、時間の指定も3時間単位でできて、めったに遅れない日本の宅急便はすごいと思う。しかも今荷物がどこにあるのかまで追跡できる。日本の宅急便文化は日本の誇りだ。

どうです?こんなちょっとした日々の雑感からも、日本の良い所と悪い所が見えてきて面白いですね。


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シアトル版みんなの広場

2016-01-18 22:58:52 | 文化の違い
目前に迫る移動を前に、机の上を整理し始めたら
面白い切り抜きが出てきました。


「Soy Source」という、シアトルで発行されている日本語のフリーペーパーです。
シアトルという町は、こうした新聞が発行されるぐらいたくさんの
日本人の読者がいるということでしょう。

何を思ってかメイおばさんが切り抜いて
後生大事に日本にまで持ってきていたのは
なんと「みんなの広場」という読者の投稿ページです。
「面白そう!後で読もう!」とでも思ったんでしょうね(笑)。

読みだしてみれば、うん、たしかに面白い。
同じ日本人なのに、問題意識がビミョーに違う。

かいつまんで、ちょこっとご紹介しますね。

*バスで見かける車椅子
日本で地下鉄を使っていた時は2か月に1回見かけるか見かけないかという程度だったのに、シアトルでは車椅子でバスに乗る人を頻繁に見る。車椅子利用者の絶対数が日本よりアメリカの方が多いのかもしれない。周りの人も車椅子をごく当たり前と思っている。日本ではベビーカー利用が議論を呼んでいるようだけれど、アメリカのように寛容になればいいのにと思う。(ゆずりあいっ子・シアトル)

*新卒優遇の日本、経験優遇のアメリカ
アメリカではどれだけ実務経験があるかが採用の重要なポイントになるため、学生は就職前からインターン等で経験を積んでいる。それに対し日本では新卒であることがいまだに最重要という印象を受ける。採用から6か月間は研修だけなのに夏のボーナスを支払う日本企業がいくつもあることを知り、とても驚いた。(人事泣かせ・シアトル)

*大学の成績は重要か
アメリカに来て思うのは、アメリカの学生はよく勉強するということ。テスト前には図書館にこもって、徹夜で勉強します。進級や卒業、そしてなにより就職に大きな影響を与えるからだそうです。私が日本で10社の「シューカツ」をした際には学校の成績なんて全く考慮されませんでした。日本は大学の名前、学生時代にどんなことに取り組んだか、社風に合いそうかどうか等で判断されているように思います。日本市場だけで働くのならそれでもいいのかもしれませんが、海外で仕事をしたいと思うなら学生時代に本気で勉強をするべきだと思います。(KW・シアトル)

あと4人の投稿が続くのですが、、、
そしてそのどれもが面白い視点と切り口で、私たちが当たり前だと思っている部分をぐさりと突いてくるのですが、、、、

長くなりますので「後篇」として明日また続けます。
どう思いました?



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気になる日本語

2016-01-17 22:46:38 | 言葉

車を走らせながらラジオを聞いていたら
音楽と音楽の間のおしゃべりが、なんだか落ち着かないのです。

「結局は行かしてもらったんですけど~」
「やらしてくださいよ、それ。」
「それでは○○を歌わしてもらいます。」
「抽選で20名の方に今お聞きになったCDを送らしてもらいます。」

いっとき、(実は今でも)ら抜き言葉がひっかかって仕方がなかったこともあります。

「そこのドアから出れる?」
「蛸食べれる?」
「昨日、お月様がきれいに見れたよね。」

こうした動詞の使い方に加えて、ある種の名詞にも
ひっかかってしまうことがあります。

たとえば、アボガド、ハンドバック、ベットカバー、、、、、

ある時、こんなことを聞かれて慌てたこともありました(笑)。

「それってグローブとシナモンを使うんですか?」

お聞きになった方は香辛料の「CLOVE」のつもりだったのでしょうが
メイおばさんの目の前には野球のグローブが浮かんでしまいましたよ(笑)。
そして真面目に答えてしまいそうになりました。

「いえ、お料理をする時にはグローブは必要ありません。」

そして困ったことには、年々感じ方が敏感になって来ているのです。
普通は加齢と共に鈍感になって来るはずなのに
なぜだろう、どうしてだろう、と思っていたら
先日、「あ、これかも!」という答に出会いました。

作家の桐島洋子さんがご自身のエッセイ本の中で
こんなことをおっしゃっていたのです。

「日本語だといやでも脳みそに入り込んでくるけれど、英語は聞く気にならない限りただの雑音として流れ去るので邪魔にならない。」

そうだったんですね、たぶん。

二つの言葉の中を行き来しているとはいっても母語は日本語。
電車の中だろうがどこだろうが、聞く気がなくとも耳に飛び込んでくる言葉のほぼ100%は理解できてしまいます。
目は自分の意志で閉じられますが、耳と鼻はだめです。

日本語がだんだん変わって来ているように感じてしまうのは
勝手に脳みそに入り込んでくるからだったんですね。
あるいは、単にメイおばさんがオールドファッションだからなのでしょうかね(笑)。

時折、アメリカやヨーロッパで
何十年も前に移民として渡ってきた日本人の方々にお会いすることがあります。
彼らの話す日本語の端正さは見事なものです。
時間が止まってしまったからなのでしょうか。

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たかがブログ、されどブログ

2016-01-15 23:45:02 | 言葉

ほぼ毎日、習慣のように読んでいるブログがあります。
毎日ではなくとも時折、気になって開くブログもあります。
かと思えば、読むたびになんだかザワザワ居心地悪くなってきて
二度と読まなくなるブログもあります。

ブログという媒体の不思議なことは
書く方と読む方がほとんどリアルタイムで繋がることができること。

たとえば、、、、

昨年まで、大阪の女性、愛子ママの闘病記ブログがありました。
誰でもできることではないのに、サラリと自分の運命を受け入れ
癌との戦いを決して希望を失わずに伝えてくれました。
毎日それを開いては「頑張れ、頑張れ!」と
会ったこともない愛子ママを応援し、回復を祈り続けていました。

けれども、何日か更新がなされなかった後で
弟さんの「姉は○○日に逝去しました。」というご挨拶と共に
ブログが消えてしまいました。
あの時の呆然とした気持ちを今でも忘れることができません。

今、ほぼ毎日楽しみに開いているのは、「カリフォルニアばあさん」のブログです。
日々の出来事を暖かいユーモアと共にさりげなく書いています。
老犬チビちゃんの病状報告には
「チビちゃん、頑張れ、頑張れ!」と唱えてしまいます。

イギリス人のご主人様と一生懸命やってきたレストランを
開店してまだ1年もたたないうちに閉店せざるを得なくなった
「和美サビキッチン」さんのブログも好きでした。

頑張るご夫婦を「頑張れ、頑張れ!」と応援していましたから
突然の閉店のお知らせは
遠方なゆえ、一度も足を運ぶことのできなかった私をも落胆させました。

かと思えば、ひとり山奥で暮らし続けている女性「山奥さん」のブログは
もう随分前からのファンです。
雪に埋まりそうになればハラハラドキドキし
いつの間にか「頑張れ、頑張れ!」と応援をしています。

「山の仙人になりて~なぁ」のクマ仙人さんのひょうひょうとした
それなのに時折生きることの意味を問いかけてくるようなブログからも目を離せません。
お怪我でもしようものならこれもまた「頑張れ、頑張れ!」と
知らず知らずのうちに声援を送ってしまいます。

ここまで書いて来て気づきました。
好きなブログにはみんな「頑張れ、頑張れ!」があったんですね。

こうしたブログがある反面
どうしてもトーンが合わなくて、ブックマークから外してしまったものもあります。
それらに共通しているのは、ダーリンが、ダーリンが
あるいは娘ちゃんが、娘ちゃんがと連呼するようなブログです。

幸せを語ることは何の悪いことでもありませんけれど
たぶん自分は絶対に使わない「ダーリン」や「娘ちゃん」という言葉に
蕁麻疹を起こしてしまうのでしょうね(笑)。

人の悪口ばかり書き連ねているブログも苦手です。

やれやれ、たがかブログ、されどブログ
難しいものでございます。
などと思いながらやっぱり書き続けてしまうメイおばさんです。

(冒頭の写真は駅の構内に差し込む今日の朝日です。)

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初詣と厄除け

2016-01-13 23:50:01 | 文化の違い
「あけましておめでとうございます!」が賑やかに響き合ってから
早13日もたつなんて、信じられます?
どこかに時間泥棒さんでもいるのではないかしら?

行きました?初詣。
私は行きましたよ、ぞろぞろと総勢11名で。
日本でお正月を迎えることができた年限定の友人たちとのお楽しみです(笑)。

今年の行く先は
神奈川県の茅ケ崎駅から相模線で3駅目の寒川神社でした。
仲間の一人が歴史研究者にして旅行企画のプロなものですから
頼りにになります。

今回も、事前に15ページもの資料がそれぞれのメールに添付で届きました。

これをきちんと印刷し、できたら予習をしていかねばなりません。

などとわかってはいても、印刷だけはしたものの
あとは現地で!などと相変わらずのメイおばさんのアバウトさ。
その代わり、現地でしっかり友の説明に耳を傾けます。

寒川神社とは1500年余りの歴史を有する神社だそうで
朝廷を始め、源頼朝や武田信玄などの武将との縁も深く
古くから全国唯一の八方除の守護神として信仰されているのですって。


いいですねえ、八方除の守護神なんて
まさに悩める老乙女のメイおばさんが
ぜひとも味方についてもらいたい神様です。


現地でいろいろ習います。
まずは鳥居のくぐり方、そして手水舎での身の清め方。
祈り方とお賽銭の投げ入れ方。

何度教えてもらっても、毎年新鮮に覚えなおすメイおばさんです。
つまり何度習ってもちっとも身に付かないということですが(笑)、プロ友は今年も根気よく教えてくれました。

今年の迎春ねぶた飾りは「海幸彦 山幸彦」


荘厳というにはあまりにアレですが
これもまた日本の神社らしいと言いましょうか(笑)。

祀られているのは、寒川比古命と寒川比女命の二柱の神様です。
このお二人の神様を合わせて「寒川大明神」と奉称していることも
初めて知りました。


ちなみに男神の寒川比古命は太古の時代に関東地方を開拓した神様で
農業、漁業、土木、商工業、建築など様々な開発をして
関東文化の基礎を気づいたと言いますから
なんともマルチタレントな神様です。

もちろん厄除札をしっかり購入しましたよ。
しかも人の分まで全部で四枚。


一枚は早速昨日お届けしてしまいましたけれど
まだ三枚は手元に残っています。


このうちの一枚をたった今、お財布に結びました。
厄払いです。

さてさていつ頃から効き目が表れ始めるかしら。
寒川比古命さま、寒川比女命さま
どうぞよろしくお願い致します!!

途中の小学校です。
「いつもにこにこ一生懸命」
いい言葉です!
メイおばさんも今年はこうありたいなあ!!!


初詣も厄除けも
なかなかユニークな日本の習慣です。

今日も読んでくださってありがとうございました。
どうぞ良い一日をお過ごしくださいね。
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「メイおばさんの料理帖」はこちらです。
よろしかったらどうぞ覗いてみてくださいね。
1月13日:天青よ、いつか再び!
1月10日:笑うご飯
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