Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
雨でも晴れでも歩きましょう!
世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

遅ればせながらのオペラ好き

2019-08-13 02:54:41 | 絵、音楽
え〜、のっけからナンですが
暇な時こそ色々できるはずなのに
暇となると急に無精者になっちゃうのはなぜでしょうねえ。

そんな具合に怠けているうちに
いよいよ明後日にはまた
広大なアメリカ大陸を西から東に飛行機で横切って
ワシントンに移ります。

と言っても、たぶんまた一月もすれば
ここ、大好きなシアトルに戻ってくるとは思いますが(I hope so!)。

とは言え、冷蔵庫の中はなるべく空にしなければいけないし
ベッドリネンの洗濯だとか
お部屋のお掃除だとか
留守中の郵便物の件だとか
なにやら、なにやら。

両方の住処には、靴も服もそれぞれに置いてあるとは言え
やっぱり手ぶらというわけにはいかないし、、、、
読みかけた本だって(これがまた何冊もあるの)
そのまま置いて行くわけにもいかないし、、、

メイおじさんのように
本だろうが、服だろうが、CDだろうが、気に入ったものは
二箇所の住処それぞれに同じものを置いておく
なんていう太っ腹にはなれないし、、、、

移動を控えたそんな慌ただしい時に
これまたなんていうことでしょう。
昨日はゆっくりとオペラを楽しんできちゃいましたよ。


まあ、なんとかなるでしょ、といういつもの心意気で(笑)。

実はメイおばさん
メイおじさんと知り合う前はミュージカルは好きでも
オペラにはさほど興味もありませんでした。

それがまあ、最初のうちは面倒くさいなあ、などと
ブツブツ心の中で呟いていたのが
なんと今ではもう嬉しくて嬉しくて!


だって、、、、

大半の作品は英語ではありませんから
舞台の上の方に、英語の字幕が出るのです。
これ、メイおばさんにとってはとても助かります。
なんたって耳で聞くよりは目で読むほうがずっと楽ですからね。

いざ慣れ親しんでしまうと、退屈で眠ることもなくなって
映画でもない、お芝居でもない、コンサートでもない
「オペラ」を最後まで楽しめるようになりました。

しかもここシアトルには「Seattle Opera」があって、なかなかの役者たちが
なかなかの演出家に恵まれて、なかなかのパフォーマンスを見せてくれるのです。

オペラ文化に慣れ親しんだ観客たちは、特に正装をするわけでもなく
いかにもシアトルらしい気楽な感じでオペラを楽しんでいます。
ジーンズ姿だってたくさん見られます。
 
今、上演されているのはベルディの「リゴレット」。
ここでメイおばさんが解説を述べるのもナニですから
ただ一言、個人的な感想だけ。

「居眠りする暇もないほど面白かった!!」

まあ、要するに年月をかけて
ようやく「面白い!」と思えるようになり
また次の機会を楽しみにするようになったわけ。

これもまた、オペラ好きメイおじさんに
次から次へと連れて行かれたおかげです。

それにしても
映画も、オペラも、歩いて見に行けるなんて贅沢だよね。
しかも日本ほどお高くないし。


大きすぎない町はいいね。
そうした文化を
住人たちが気楽に楽しんでいる町はいいね。


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We Are the Champions!

2019-03-10 05:05:22 | 絵、音楽
先回は、窓の向こうが何も見えない霧の話でしたのに
あらまあ、今回はなんとまあ
窓の外が眩しいぐらいに見えすぎる(笑)話です。

どんな風に?と言えばこんな風。


デスクに向かっているメイおばさんの背中が
ジンジンと暑くなってきました。

ま、まずい。このままでは日に焼ける
とは思えども
この眺めに覆いをかけちゃうのはもったいないなあ、、、、
まあ、この歳になったら日焼けも何もないかしら。
このままで行っちゃおうかしら(笑)。
うん、そうしよう。

というわけで
背中に太陽を浴びながら
BGMは今日もまた「Queen」の「掛け流し」です(笑)。

いかになんでも「ボヘミアン ラプソディー」を見過ぎました。
東京、ワシントンDC、ここシアトルと
指折り数えて見たら5回も映画館に足を向けていましたよ。

「ほら、英語を聞く勉強になるじゃない?」

などとメイおじさんに言いながら
一人で心踊らせて、あるいは心に涙して
シネマに通っていたのです。

この分で行ったら
メイおばさん、きっとフレディーのお命日には
お線香の一つもあげてしまいそう(笑)。
と言っても、このうちには仏壇も神棚もお線香もありませんが。

みなさん、それぞれに自分の「音楽史」あるいは「スター史」が
あるでしょう。

メイおばさんの場合は
まずは英語を習い始めた頃に「ビートルズ」にかなり洗脳され
彼らの歌の歌詞をいたるところに書きまくって
下敷きの裏にまで書いていたものですから
英語の先生から「カンニング」容疑までかけられて、、、、(笑)。

あれから何十年もたった今でも
あの頃覚えた英語の歌詞はしっかりと頭に入っています。

それからは
プレスリーだの、PPM(ピーター・ポール&マリー)だの
クラプトンだの、スティングだのにお決まりのようにはまって来ましたが
この何年かはひたすら「Queen」であり「Freddie」です。

惜しい人を亡くしてしまいました。
思い出すだけでいまだに涙が出ます。

そんなメイおばさんですから
今発売されている「LIFE」誌の「QUEEN」は
飛びついて買ってしまいました。


どこでかと言えば、なんと歩いてすぐのスーパー「Whole Foods」で!(笑)
フレディーとスーパーマーケットなんて
およそ不似合いですけれど
レジ脇の棚にこれが山積みになってたんです。


これ、当たり前ですが

100ページ近い紙面が全部フレディー、そしてクイーンです。


そして、当たり前ですが
全ページが英語で書かれています。



ああ、日本語だったらどんなにかいいのに、、、、と思いながらも
誘惑には逆らえず、13ドル99セントも払って買ってしまいましたよ。

日本円にしたら1500円以上もしますけれど
買ってよかった、本当に!!
写真を見ているだけで別世界、もっと正直にいえば
彼らの、そしてフレディーの世界にワープできます。

フレディーのお葬式の車の写真も
彼がチャンピオンだと書かれた落書きに
誰かが添えた花の写真もあります。

あれから27年以上がたちますが
メイおばさんの心の中には今だにフレディーが
そしてフレディーのいたクイーンがいます。

そして、、、、

こんなメイおばさんでも
いよいよ落ち込んだ時には
顎を上にあげて窓の外に広がる景色を見ながら
一人で歌います。

「We are the champions、、、、、、」


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もう一度だけフレディを

2019-01-29 23:18:52 | 絵、音楽
もういいかげんに終わりにしなければ、と思っているのに
頭の中にはまだ「We are the champion」が鳴り響いていて
目の前には、まだ白いパンツに白いランニングシャツを着たフレディが動いていて、、、、


今日もまたソワソワと
歩いてすぐそこのシネコンの画面などを開いては
上映時間を調べています。

昨年9月の封切り以来、もう4ヶ月もたちますので
さすがに回数は減って
今日は「2:45pm」と「8:30pm」の二回上映です。

8時半はさすがに無理ですが
2時45分ならお夕飯の支度にも間に合いますから
「また〜っ?」とメイおじさんに呆れられることさえ覚悟をすれば行けるなあ、、、、

「英語が聞き取れないところがあるからもう一回確かめたくて、、、」

とでも言えばいいかな、、、、
確かにそれもれっきとした理由の一つだし、、、、

などなどと、朝から揺れ動く乙女心、いえオバさん心です。

つらつらと長い人生振り返ってみれば
二度見はしばしばあっても
こんなに飽きもせず足を向けているのはさすがにこれが初めて。

そんな折にたまたま
私たちの親友の「渡り鳥夫妻」がロンドンに帰ることになって
というか、いつものようにロンドンの家に移る季節がまわってきて
その前にと、二組の夫婦でディナーをすることになりました。

彼の方はアメリカ人。
彼女の方はイギリス人。しかも由々しき「貴族」の出。

同じイギリス人といっても
かたやフレディは
イギリスの保護国だったアフリカのタンザニアの島で生まれ
インド生まれの両親はゾロアスター教のペルシャ系インド人。

しかも、まだまだこれからという45歳で
ほかならぬ「エイズ」で夭折。
そんなフレディのことをどう思っているかしらと
イギリス貴族の彼女に恐るおそる聞いてみたところ、、、

間髪を入れずにこんな返事が帰って来ました。

「He is our hero.
He is our champion.
We still love him.」

(彼は私たちのヒーローよ。
 私たちのチャンピオンよ。
 みんな今だって彼を愛しているわ。)

ちょっと泣きました。
そして思い出しました。
知り合いのお嬢さんが通っていたロンドンの名門幼稚園では
卒園式にフレディが歌うクイーンの曲
「Don't Stop Me Now」が流れたことを。

いいなあ、こういうのって。
イギリスもなかなかやるなあ、、、

とは言え、フレディーのことも、ボヘミアンラプソディーのことも
さすがにそろそろ終わりにしなければ
他にたくさんたまったことが書けないまま(笑)。

ようやく地面を覆った雪が溶け始めました。
もう一度、もう一度だけ見に行こうかな、、、、、


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アメリカ政府の太っ腹@スミソニアンの美術館群

2018-10-12 23:58:25 | 絵、音楽
日本であろうと、アメリカであろうと
はたまたヨーロッパであろうと
「住めば都」とは良く言ったもので
気持ちの持ち方一つで
おおよその所は「都」になります。

そんな風に思いながら、いえ信じながら
なんとかここまで暮らして来たメイおばさんです(笑)。

今いるこの町、アメリカの首都ワシントンもそうです。
窓の向こうに目を移せば


右端には国会議事堂そして左端にはモニュメントと呼ばれる記念塔が
青い空に向かって立っています。


目を下に向けた線路には
ガタゴトと長い長い貨物列車が走るかと思えば
乗客を乗せたアムトラックと呼ばれる長距離列車が
フロリダとニューヨークを結びます。


すぐ下では
先ほどから、このコンドミニアムの住人の父娘が
テニスをしています。


どうやらお父さんがお嬢さんにテニスの手ほどきを
しているようです。

この町の好きな所はたくさんありますが、
その一つは「スミソニアン」と呼ばれる国立美術館&博物館群です。
メイおばさんの住む場所からは気楽に行ける所です。
電車を乗り換える必要もありません。

しかも、どこを何回訪れようと、入場無料です。
気が向きさえすれば、常設展だろうが特別展だろうが
お財布の中を気にすることもなく足を向けることができるのです。

しかも、しかも、しかも、、、、

いつ行こうが人混みに出会うわけでもなく
作品の前にロープが張られているわけでもなく
館員さんたちが怖い目を光らせているわけでもありませんから
作品に指で触れでもしない限りは
かなり接近して見ることも出来ます。
写真を撮るのも自由です。

学芸員の説明付きのツアーもあります。


昨日、スイス人の旧友と
「National Gallery」に行きました。


この時期の特別展は「Corot: Women」、
19世紀のフランス人画家、コローの描いた数多の絵画の中から
女性像に焦点を当てて展示したものです。

9月9日に初日を迎えたこのコロー展は
年末の12月30日まで続きます。
休館日はありません。

なんとメイおばさん、昨日で3度目の鑑賞です。
いつものことなのですが
2回目には1回目では見えなかったものが
3回目には2回目には見えなかったものが見えてきます。
こんなこと、無料だからこそできる贅沢!(笑)

隣接した小ぶりのギャラリー「Freer/Sackler」では
9月29日から「Japan Modern」なる展示が行われています。


この、日本を描いた版画と写真の展示もとても興味深くて
驚いたことには、我が生まれ故郷の町の
懐かしい通りの写真などにも出会ってしまいましたよ。

ちょっとばかりホームシックになって
まだこの町に住む妹に、写真付きLINEを送りました。

「もう一度見に行こうかしら。」
思い立てばいつだって
そんなことができる贅沢もまた
全館無料というアメリカ政府の太っ腹のおかげです。

夏の間は毎日のように泳いでいた居住者用のプールにも
被いがかけられて
夏が終わり、次の夏を待つ季節になりました。


今年も残すところ80日をきりました。

入館無料ナショナルギャラリーの贅沢

2018-10-01 03:45:54 | 絵、音楽
年上の妹から電話がかかってきました。
メイおじさんの妹ですから
メイおばさんにとっても妹なのですが
年齢はメイおばさんより2歳上です。

「ねえねえメイ。
 ナショナルギャラリーに行って
 その後にランチしない?」

ということで、ナショナルギャラリーの入り口で
ギャラリーのドアが開く10時に会うことになりました。
少しばかり早く着いてしまったら
入り口の前は気の早い人たちでもういっぱい。


なにせ太っ腹の国ですから
アメリカ政府が運営する美術館や博物館の大方は入場無料です。
ですから、小分けにして何日かけてゆっくり見ようが
二度あるいは三度、同じものを見ようがお財布が軽くなることもありません。

メイおばさんは
ここのエントランスがとても好き。


膨大な作品を世界中から集めた常設展示の他に
テーマのもとに期限付きで開催される企画展示があります。

今、ナショナルギャラリーで開催中なのは「Corot:Women」。
19世紀のフランスの画家、コローの作品の中から
女性像に焦点を当てたもの。

よく知られた「真珠の女」なども
ルーヴルから借り出されて展示されています。


アメリカの、いえ、ワシントンのスミソニアンの美術館でいいのは

その1: ロープも何もありませんから、かなりの至近距離で見られること。
中には本物の名画の前で、堂々と絵筆を取る人もいたりして(笑)。


その2: 写真を撮るのも自由なこと。

いちおう暇そうなこんなスタッフもいるにはいますが(笑)。


その3: そのほとんどが入場無料なこと。
     ですからたとえ何回同じものを見に行こうと
     お財布が寂しくなることはありません。

ね、最高に素敵な暇つぶし、いえ、時間の使い方でしょ?(笑)

どこの国のどんな町でも、良いこともあればそうではないこともありますが
この「スミソニアンの太っ腹」はワシントン暮らしの大きな魅力の一つです。

実はね、メイおばさん、明日また見に行くつもり。
200円程度の電車賃だけでこんな贅沢しちゃっていいのかしらねえ。

印象派美術館発 イギリス風パブ着

2018-07-03 23:33:16 | 絵、音楽
お日様の光に満ちた、あまりに素敵な窓の向こう。
そんな日に、どうしてじっとしてなんていられましょう。

そう思ったのはメイおばさんだけでなく
メイおじさんも同じだったようです(笑)。

「メイ、『FRYE ART MUSEUM』で印象派をやってるよ。」

あら、それならすぐそこの歩いてすぐの美術館じゃない。
行きましょう、行きましょう!


そんなノリで浮き浮きと出かけて
そんなノリで絵をたくさん見て、、、


ワシントンでもシアトルでも
こんな風に軽く足を向けることのできる美術館が
たくさんあるのはなんて嬉しいことでしょう。

およそどこだって行列なんてしてませんし
およそどこだって入場料も要りませんし
ロープもありませんから、かなりの至近距離で見られます。
好きな絵の前に好きなだけ立っていられます。


美味しいものをたくさんいただいたような気分で美術館を後にして
なんとなく吸い込まれるように入ってしまったのは
典型的なイギリス風パブ。


中に入れば
薄暗い店内の四方に据えられたテレビの画面に
お客がみんな夢中になって見入っています。

いつの間にか私たちも
カウンターで地ビールなど飲みながら
一緒になってワイワイと。


メイおばさん、サッカーなんて
ルールも何もからっきしわかってないけれど
それでも一緒に盛り上がって
楽しく過ごしたお昼時。

イングランドとコロンビアの対戦でした。
いえ、対戦らしかったです(笑)。





メイおばさんのアメリカ~ガーシュインとポーター

2018-04-17 03:22:51 | 絵、音楽
メイおばさんの「2008年版アメリカ暮らし」も
ランディングしてから早2週間以上がたちました。
いえ、たってしまいました。

それにしては大したことしてないなあ、、、、、、
怠けてるなあ、、、、、、

と、心苦しくも反省しながら
それでも今いち気勢が上がらないのはなぜかしら。
たぶん三つの理由でしょうか。

その1は、移動前のバタバタの疲れがいまだに抜けません。
とっくに時差ボケなんて飛んで行っている頃なのに、まだ昼間に眠気が襲います。
これも加齢現象なのかなあ、、、、 (涙)

その2は、4月も半ばを過ぎたというのに外はまだ寒いのです。
メイおばさん、「熱いのは任せて!」とは言えても、「寒いのは勘弁して!」派なのです。

その3は、窓の向こうがなんだかはっきりしない空模様なのです。



いつもはくっきり見える「ワシントン記念塔」と「国会議事堂」も
今日はこんなにうっすらとしか見えません。
左の赤い矢印が記念塔で、右の青い矢印が議事堂です。


それでも、日一日春が進んで、日一日暖かくなっていくことを信じて
小雨模様の窓の外を見ながら、とりえずはアメリカモードになるCDを
引っ張り出してはさっきから聞いています。

ジョージ・ガーシュイン(George Gershwin)と
コール・ポーター(Cole Porter)です。



まあ、古い時代への一種のノスタルジーのようなもの
まあ、若き日のメイおばさんのアメリカンドリームのようなもの


とはいえ、やっぱりいいもんです。
この時代の音楽、この時代のアメリカ。

それにしても遠きにありて思っていたアメリカが
すっかり日常生活の場になってしまいました。
大切に心の奥にしまっておかなければ
かつての「浪漫」も薄れそう。

喜んでいいものやらどうやら、、、、、

さあて、しのごの言ってないで
仕方がない、現実に戻って
ちょっと「Whole Foods」まで夕飯の買い出しに行きますかねえ。


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4月16日:これは便利!な冷凍スムージー
4月14日:ただいま~、オールドタウンの青空市場
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文楽、いいもんです。

2017-12-13 20:14:05 | 絵、音楽
せっかく日本にいるんですもの。
日本でなければできないことをしなければと
リストを作ったメイおばさん
そのうちのひとつをクリアしてきましたよ(笑)。

場所は国立劇場
その名も「第四九回文学鑑賞教室」


「教室」と言ったって、本当に教室で文楽を勉強するわけではありません。
きちんと劇場の椅子に座って
どきどきと幕が上がるのを待ちます。


「教室」らしいことはと言えば
二つの浄瑠璃の中にちょっとしたお勉強が入ること。

今回は、「日高川入相花王(ひだかがわいりあいざくら)」と
「傾城恋美脚(けいせいこいびきゃく)」の間に
「文楽の魅力」という解説を聞くことができました。

たとえば文楽は、、、、、

*江戸時代に成立したこと。

*語り、音楽、人形の三つから成り立つ芸能であること。

*作品は「時代物」「世話物」「景事」と大きく三つに分類されること。

しかも、しかも、、、、、

演目がすべて終わって、まだ余韻の中にたゆたいながら
さきほどまで舞台右側の高くなった「床」で
朗々とお声を出していた太夫から直々に
楽屋でいろいろなお話が聞けるのです。


靴を脱いで上がった楽屋の畳の上というのもまた乙です。
人形に触らせていただくこともできます。


そのためには会員
もしくは顔なじみになっていなければなりませんが
会員のお連れ様だっていいのです。

はい、メイおばさん、顔パスが効くぐらい古くからの会員の
お連れ様でした(笑)。

ところで、今日の朝日の朝刊で大きく文楽についての記事が載っていました。

「芸歴50年の浄瑠璃語り、豊竹呂太夫さん(70)が今年、日本の音楽文化の発展・向上に尽くした個人や団体に贈られるJXTG音楽賞を受賞した。」

この呂太夫さん、大名人の豊竹若太夫(1888~1967)のお孫さんでした。

「晩年に盲目になっても舞台に上がって語り続けた祖父の生き様が脳裏に焼きついている。見えぬ祖父がどんな思いで舞台に上がり、語ったか。同じ太夫だからこそ恐ろしさがわかる。」

「至る道は苦しい。だが到達した祖父は観客と共に最高に舞台を楽しんでいたと思う。」

「勉強するほど己の中のハードルが上がり難しくなる。きりがない。」

「愚直にひたすら己を磨きあげる。その先にこそ、盲いた目にも床木が見える祖父の境地が開ける。」

文楽、いいもんです。
一流の人の言葉もいいもんです。

などと、グロリア・エステファンのクリスマスソングを聞きながら
書いているメイおばさんでした。


文楽も、クリスマスもいいもんですねえ(笑)。
        

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12月12日:なんていう日本の雅(みやび)
12月10日:彼らの季節感
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草間彌生グッズあれこれ@シアトル

2017-09-10 07:24:02 | 絵、音楽
シアトルでの草間彌生展の話が続いてしまいましたが
そろそろ終わりにしないと
たくさんたまっているほかの話題に移れません(笑)。

ということで
最終回はミュージアムグッズでお開きです。

「SAM」(Seattle Art Museum)のショップは
もちろんあっちもこっちも草間グッズ。

たとえば、、、、、

傘(34ドル95セント)


メガネケース(18ドル95セント)


コットンのスカーフ(58ドル)
シルクのスカーフ(115ドル)
その他もろもろ


キーホルダーもTシャツも


本や画集はもちろんのこと。


さて、その翌日にまたまたこの界隈を歩いていたら
前日に出入りしたのとは別の出入り口の前に
こんなお兄さんが出店を出しておりました。


いいんでしょうかねえ。
などとメイおばさんが言う筋合いのものでもありませんが
要するに彼が描いて売っているのは草間さんのコピーです。


しかも堂々と美術館の真ん前で(笑)。


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ベートーベンとひらひら雪

2017-02-03 17:19:34 | 絵、音楽
おはよう
いってきます
いってらっしゃい
ただいま
おかえりなさい
いただきます
ごちそうさま
じゃあね
ありがとう
おやすみなさい

メイおじさんは昨日から
すぐお隣のカナダのビクトリア
明日にはもう帰ってくるけれど

おはようも
いってきますも
いってらっしゃいも
ただいまも
おかえりなさいも
いただきますも
ごちそうさまも
じゃあねも
ありがとうも
おやすみなさいも

誰かがいての言葉です。

あたりまえですが
そのあたりまえの
何というありがたさ。

2枚買っていたコンサートのチケットが
余ってしまいましたので友を誘いました。

シアトルシンフォニーのベートーベン
「Piano Concerto No.5 in E-flat major 
 Op.73, “Emperor”」

ピアニストEmanuel Ax氏のテクニックばかりではない「something」に
聴衆は総立ちで拍手を送りました。


余韻の中、足早で坂道を上る帰り道
ひらひらと白い小さな花びらが舞い始めました。

この冬はじめての雪です

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