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シアトルの週末は予報通りの荒れ模様。
結局、傘が手放せませんでした。
一夜明けて、今日月曜の午前中まではまだ雨が残っていましたけれど
お昼を過ぎる頃から、青空と白い雲が眩しい
飛びっきりの上天気となりました。
まるで「Rain or Shine~メイの宝箱」みたいです(笑)。
この何日かで気候ががらりと変わりました。
ここに来た2週間前はまだ
夏の残りが感じられましたけれど
今ではとっぷり秋が深まって
コートが必要になりました。
ここに住んでいる友人たちも口をそろえて言います。
「今年はいつも以上に寒くなるのが早い!」
さて、まだノースリーブのドレスを着て行けた頃の話です。
町の真ん中の高層ビルの42階で
私たちの歓迎レセプションがありました。
夕方の4時からという
仕事の合間にちょこっと出て来られるような時間帯です。
広々としたレセプションルームは
大きな窓で囲まれて
窓を開けてバルコニーに出てみれば
海が見え、山が見え、湖が見え、街が見えます。
案内をしてくれたリンダがちょっとばかり得意そうに言いました。
「このビルよりも高いビルは他にもありますけれど、
こんなに景色を一望できるビルはありません。
素晴らしい町だとは思いませんか?」
たしかにその眺望は息を吞むほどで
この町に片足を踏み入れたばかりの者への
最適なイニシエーション(通過儀礼)となりました。
団欒の間にスピーチが混じったりしながら
時間が流れて行きお開きになるやいなや
この会の発起人のジェーンが
手際よくテーブルの上の残った食べ物を
お持ち帰り用の箱に詰め始めました。
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「どうぞ皆さん、よかったらお持ちになってください。
私もいただきますから。」
そして、私の耳元でこう囁きました。
「私、これから事務所に帰ってもう少し仕事なの。明日の朝からロンドン出張だから、これ、すごく助かるわ。明日の準備で今日は料理を作る時間がないんですもの。子供たちはこのチキン、きっと喜ぶわ。」
先ほどまであんなに颯爽として、たくさんのゲストたちの前でスピーチをしていた彼女がこんなことを言うなんて、そのギャップに驚きながらも、何だかとても嬉しくなりました。そう言えば、会の途中でそわそわとし始めて、「すみません。今日はシッターさんの都合が悪くて、私が子供たちを迎えに行かなくてはならないんです。」と、わざわざ失礼をお詫びに来た若い女性もいらっしゃいました。
二人とも、シアトルではなかなか名の知れた腕利き女性弁護士だと聞いています。
そんな彼女らが見せた優しくもたくましい「母の顔」はとても素敵でした。
ご訪問をありがとうございました。
どちらでも一つ押してくださるととても嬉しいです。
どうぞ良い一日でありますように!
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