Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
雨でも晴れでも歩きましょう!
世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

オリンピック半島一周ロードダイアリ

2013-10-06 11:20:22 | シアトル
10月4日、金曜日の朝
私たちがまず一番先にしたことは
シアトルの目抜き通り、パイクストリートの
HERZのレンタカーオフィスで
予約していた車のキーを受け取ることでした。

そして
メーターが15,133マイルを示す車で
8時46分、オリンピック半島一周への旅に出ました。
真っ赤なカローラ、もちろん左ハンドルです。


高速を北へと走って9時20分


エドモンズ(Edmonds)から
大きなフェリーに車ごと乗りました。


いつ岸を離れたのかもわからぬほどに
船は静かに霧の中を進みます。
その風景の何と幻想的なことだったでしょう。
まるで私たちの小旅行そのものが
現実ではなく夢の世界であるような。


10時5分
大きな船はいつ接岸したかもわからぬ静けさで
キングストン(Kingston)の町に着きました。

ここから霧の中の道を
海峡をはさんでカナダのビクトリアと向かいあう港町
ポートエンジェルス(Port Angeles)に向かって走ります。
霧はいっこうに晴れません。

途中で通り過ぎた
ポートギャンブル(Port Gamble)という小さな町では
オモチャのような家が建ち並び
霧の中で赤い服を着た少女が看板を持ち上げて
通りに面した所に置こうとしています。
霧を通して見えるのは「HOTDOG HERE」という文字です。
その向こうではうっすらと
紅葉が始まっているのがわかります。


私たちは104号線を東へと向かい
長い橋を渡りました。


10時35分
突然霧が晴れて視界が広がり始めました。


左手に雪をかかえた美しい山々が見え

走っても走っても
水たまりが逃げて行きます。
「逃げ水!」とつぶやくと
ハンドルを握る人が「Road mirage! (道の蜃気楼!)」と答えます。

霧の中でも
霧が晴れても
夢の中を漂っているよう不思議な気がします。

牛や馬がのんびりと草を食む牧場を過ぎて
トーテムポールがいくつも建つ先住民の村を過ぎ
たくさんの国立公園の表示を見て
車は時計とは逆回りにひたすら半島を走り続けます。

11時30分
ポートエンジェルス(Port Angeles)
天使の港に到着しました。
ウェンディ―ズで最初の休憩です。


この半島をぐるりと走る小さな旅は
たった一日半ではありましたけれど
たくさんのことを考えるきっかけとなりました。
感動の瞬間も多々ありました。
たくさんの発見もありました。
写真もたくさん撮りました。
写真の一枚一枚を紡いで
タペストリーを織り始めたいと気が急きますが
まずは私たちの旅の概要から
こうしてお伝えしなければなりません。

12時5分
ポートエンジェルスを出発し
私たちは今回の目的地である
キノート湖(Quinault Lake)に向かいます。

ここからはまた次回。
時々、寄り道もすることもあるかと思いますけれど
しばらくご一緒に旅を続けてくださいますか?

雲の向こうの山々のこと
太平洋の圧倒的な存在感のこと
レインフォレストを抜けるトレイルのこと
湖を染める夕焼けのこと
鳥や花や木々のこと
キノート湖の南岸、長い歴史を持つロッジのこと
飛行機雲や
空気や風や光のこと
そんなことをお話ししたくてたまりません。

ご訪問をありがとうございました。
どちらでも一つ押してくださるととても嬉しいです。
どうぞ良い一日でありますように!


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