Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
雨でも晴れでも歩きましょう!
世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

文庫本占い?

2019-10-22 23:21:11 | 
まるで「ノマド」のようなメイおばさん
と言ったって

「ノマドは英語で遊牧民の意味。
 近年、IT機器を駆使してオフィスだけでなく
 様々な場所で仕事をする新しいワークスタイルを指す言葉として
 定着した。」

なんてハイテクなのとは違って
ただウロウロしているだけなのですが(笑)。

さて今回はどんな本をバッグに入れて行こうかしら、、、
と言ったって、貴重な日本の文庫本、早々新しい顔ぶれが
加わるわけでもないのですが
小さな本棚の中から抜き出してみました。


ねえ、これってどう言うこと?

*心がかるくなる生き方 (斎藤茂太)
*寂聴生きいき帖    (瀬戸内寂聴)
*おひとりさまの老後  (上野千鶴子)
*老いてこそ人生    (石原慎太郎)
*おひとりさまvs.ひとりの哲学 (山折哲雄・上野千鶴子)

あまりにあまりじゃない?
と言うか、あまりに正直じゃない?

今朝の窓の向こうは霧に覆われて
もう7時半を回ったと言うのに
まだこんなに薄暗くて


キッチンでコーヒーを作ってくれているメイおじさんの姿が
窓の向こうに浮いていたりして


今日もまた、遠くから聞こえる救急車のサイレン。


読んでくださってありがとうございました。
ランキングの方もどうぞよろしくお願い致します。
Have a good day!!       
       ↓
ライフスタイル ブログランキングへ

ワシントンの雨から南太平洋へ、、、

2019-05-06 05:33:37 | 
この薄っぺらい文庫本は
どのページの色をも薄い紅茶の色に変えて
それがいかに多くの年月を抜けてきたものであるかを
あらためて思わせます。


岩波書店から出されたこの本の
第一刷が発行されたのは、昭和7年の3月25日。
こんな地味な本なのに以来何度も増刷されて
私の手元にある昭和48年版だってすでに第29刷!
発行日を見れば、昭和48年の7月20日です。

ここら辺が西暦だけで済ませられる国々と違って
日本の年号の小難しいところ。

だって、昭和47年と言われたって
いったい何年前のことなのかすぐには計算できませんもの。

まずは昭和47年=西暦1972年だということを確認してから
2019マイナス1972=47?

ということは
手元にあるこの文庫本が発行されてから早くも47年?
そりゃページが黄ばみもしますよねえ。

そんな黄ばんだ文庫本を前にして
あらためて、自分がいかに若い時から
ポリネシアの島々に、そしてゴーギャンに魅了されていたのかを
小雨の降る日にしみじみと思っています。

それが今はここ、アメリカの首都ワシントンDCの机の上にある
「ノア・ノア」です。


こんな古い本、ご存知の方はもうあまりいらっしゃらないかもしれませんが
1903年に54歳で亡くなったフランスの印象派の画家、
「Paul Gauguin」(ポール・ゴーギャン)が残した短い作品です。

とにかく若い頃にすっかりハマってしまったメイおばさんは
なんと20代前半の頃に、彼が亡くなったポリネシアのマルキーズ諸島に
しばし居座ってしまったぐらいです。

まあまあ、こう振り返ってみると
メイおばさんの人生って良くも悪くも波瀾万丈、ウロウロ暮らし(笑)。

とは言え、過ぎたことは変えられませんから
晩年になってからは

「いいもん、いいもん、これがマイライフにしてメイライフだもん!」

などと開き直って、ますますのウロウロ暮らしとなっています。
それにはメイおばさんに輪をかけた移動暮らしの達人
メイおじさんとの出会いも大きいのですが(笑)。

それにしても小雨模様の静かな午後の窓の向こうに
「United States of America」(アメリカ合衆国)の首都ワシントンDCの
国会議事堂を見ながら


そして時折
フロリダとニューヨークを結んで走るアムトラックの長い車両の
ガタゴトとした音を聞きながら


お気に入りの椅子にカラダを委ねて
何度も何度も読んで出だしのページを暗記しているぐらいの古びた本を
またもや手に取って、遥か南太平洋の島々に思いを馳せては
うっとりしているメイおばさんて、なんて安上がりなのかしらん(笑)。

雨が上がる気配もありません。
たぶん今日はこのまま振り続けるのでしょう。
しょうがない、南太平洋から現実に戻って
傘をさしながらお夕飯の買い出しに行きましょうかねえ。


読んでくださってありがとうございました。
ランキングの方もどうぞよろしくお願い致します。
Have a good day!!       
       ↓
ライフスタイル ブログランキングへ

リンカーンの本の木

2018-10-03 05:25:40 | 
高い高い吹き抜けの天井まで
にょっきりと伸びた大木?


ええ、確かにまるで大木のようですが
よく見てくださいな。


ね、ね、びっくりですよね。
これ、床から天井まで全て本です。


題して「A Tower of Books」
つまり「本の木」

しかも、適当に集めてきた本を積み上げたものではありません。
全てがアメリカ史上に残るある一人の偉大なる人物について
書かれた本なのです。

すでにして1992年には天下の大新聞「ニューヨークタイムズ」が
「おそらくこれほどたくさんの本が書かれた人物はいないだろう。」
と述べていたそうですし

実際、それから80年が経った今もその番付には変わりなく
1万5千冊以上もの本が
この偉大なる人物について書かれているとのこと!
この「本の木」は、そのごく一部なのでしょう。

その「偉大なる人物」と言うのが
私たちもその名を知る「Abraham Lincoln」(エイブラハム・リンカーン)です。

ざっと復習すれば
リンカーンとは1809年に生まれ、奴隷解放を目指して南北戦争を通り抜けた
アメリカの第16代大統領。

「Government of the people, by the people, for the people」

と言う彼の言葉は
「人民の、人民のによる、人民のための政治」
と言う日本語に訳されて、私たちも学校で習いました。

顎を上げて、首を伸ばして
「本の木」を仰ぎ見ながら色々なことを思いました。

例えば、、、、

偉業を果たしたとは言え56歳でなくなってしまったリンカーンが
せめて今の私たちの平均寿命まで生きていたとしたら
いったい世界をどう変え続けたのだろうか、などと。

神様はどうして善き人、偉大な人を早死にさせて
悪しき人、卑しき人々を生き長らえさせるのだろうか、などと。

ブラブラしていればそれなりに
いろいろなものを見ることができるものです。
いろいろなことに思いを巡らせることができるものです。
いろいろなことを考えられるものです。

リンカーンについてのこの場所の
道路を挟んだ真向かいにある小さなピンク色の建物は
彼が暗殺をされた家です。


そして同じ通りに威圧的に並ぶのが「FBI」(連邦操作局)です。 

入り口の前は、写真を撮る観光客たちでいっぱいです。


思いは千々に乱れます。 


日本語を母語としない?

2017-07-22 21:42:00 | 

ますますうっかり者のメイおばさん
移動生活には慣れているはずなのに
大切な物を東京の自分の部屋のデスクの上に置いてきてしまいました。

ということはつまり
デスクの上で日常的に使っていたもの。

いえいえ実は
デスクの上ばかりではありません。
出歩く時にはいつもバッグに入れていたもの。

これがないと致命的に困るわけでも
人様にご迷惑をかけるわけでもありませんが
やはりとても不便です。
とても心細いです。
特にこのアメリカ暮らしでは。

バッグに入るぐらいですから薄くて軽くて
それなのに中には信じられないぐらいの情報が入っていて。

さて何でしょう?
わかった方いらっしゃるかしら?

はい、電子辞書です。
かぱっと開くタイプのもの。
英和と和英と英英。

何が不便って
新聞を読んでいる時
そしてもちろん本を読んでいる時

これだけ長い間英語に接していたって
やっぱり意味のわからない単語に出会います。

単語はわかってもイディオム(単語の組み合わせ)がわからない
ものだってあります。

自分がふだん使っている表現でいいのかな?
と不安になる時もあります。

そんな時、電子辞書は実に便利でした。
歩いていようが、メトロの中だろうが、レストランだろうが
どこでだって使えたのですから。

メイおばさん、かくなる上はアマゾンまたは
アメリカの紀伊国屋のサイトで取り寄せようかと思いましたが
電子辞書となるとどれも○万円とかなりの高額。

東京に戻れば机の上に使い慣れたものが待っているだけに
To buy or not to buy
とハムレット並みに悩みましたよ(笑)。

しばらく悩んで、結局こうすることに決めました。
こうすることって?

はい、amazonに注文をした二日後には届きました。


送料を入れても13ドル70セント(およそ1500円)で。
かなり分厚いです。

かなり重いです。

なにせ274ページまでが和英辞典。

続いて666ページまでが英和辞典。



ま、持ち歩くのは無理ですし
ま、もう少し詳しく知りたいと思うところもありますが
ないよりはずっとまし
メイおばさん、とてもほっとしています。

しばらくは辞書代わりにi-Padを使っていたのですが
知りたい言葉に出会うたびに
いちいち画面を切り替えなければならないのは
なかなか面倒なことでした。

この辞書、説明書きによりますと

「旅行者、ビジネスパーソン、学生など、日本語を母語としない人たち向けに作られました。」
「fakkusu(fax)などの新しい日本語も網羅されています。」

「ファックス」が新しい日本語かどうかは別として
どうやらメイおばさん
日本語を母語としない人のひとりとなってしまいました(笑)。


どうぞ良い一日をお過ごしくださいね。
ランキングの方もどうぞよろしくお願い致します。       ↓
       ↓
ライフスタイル ブログランキングへ

海外旅行 ブログランキングへ

―――――――――――――――――――
「メイおばさんの料理帖」はこちらです。
よろしかったらどうぞ覗いてみてくださいね。
7月22日:ボンソワール ボナペティ
7月21日:どこにいてもスイッチオン@フルーツスムージー
http://blog.goo.ne.jp/mayobasan


我が家の本読み特権

2017-03-18 00:33:34 | 
日本人友から借りた「沈まぬ太陽」が
「明るい暮らしの家計簿」や
「地球の歩き方」や
「アリゾナ料理」の本などと一緒に並んでいる
まか不思議なメイおばさんの部屋です。


「沈まぬ太陽」は曲者です。
読み始めたら最後、止まらなくなります。
もうやめよう、次の章でやめようと思いながらも
もう少し、もう少しと切りがありません。


この時代にこの世界にいたメイおばさん
フィクションとノンフィクションの境が次第に曖昧になって行きます。

窓の向こうが染まり始めました。


いけない、いけない、買い物に行かなくちゃ
いけない、いけない、メニューを考えなくちゃ
いけない、いけない、キッチンに移らなきゃ

それなのに
もう少し、ねえもう少しだけいいでしょう?

ああ、日が暮れてきた<
ああ、どうしよう
ああもうだめだ
こんなに暗くなっちゃった


焦るメイおばさんにメイおじさんが言いました。

「メイ、今日は外に食べに行けばいいよ。
 だから読みたいだけ読んだらいいよ。」

やったー!


これが我が家の
先祖代々受け継がれてきた「本読み特権」(笑)。


読んでくださってありがとうございます。
どうぞ良い一日をお過ごしくださいね。
ランキングの方もどうぞよろしくお願い致します。       ↓
       ↓
ライフスタイル ブログランキングへ

海外旅行 ブログランキングへ
―――――――――――――――――――
「メイおばさんの料理帖」はこちらです。
よろしかったらどうぞ覗いてみてくださいね。
3月15日:虹を渡って「うどん」へと
3月12日:チリビーンズの変身!
http://blog.goo.ne.jp/mayobasan


黄水仙に心打たれて

2016-03-14 02:42:32 | 
ここフランス南西部ペリゴールでの心深く動かされる日々が
短かったロンドンの記憶を上書きしてしまう前に
まだまだ書き残しておきたいことがあります。

ロンドンは雨の町だと言う人がいます。
たしかによく雨に降られました。
初めのうちは窓から空を見上げ
濡れた通りを眺め下してはがっかりとしていましたが
いつしか小雨が随分似合う町だと思うようになりました。

通りに面した家の庭でも


教会の裏庭でも


スクエアでも


公園でも


薄曇りの雨の日にとても似合う花がありました。


そして
そのたびに19世紀のイギリスの詩人
William Wordsworth (ワーズワース)のこの詩を思い出しました。

いえ、別に気取っているわけではありません(笑)。
大学に入って初めの「英文学」のクラスが
イギリスロマン派詩人たちの作品を読むことだったのです。

急に大人になったようで
わけもわからないくせにうっとりと声に出しては読みました。
そのいくつかの詩の冒頭は
今でも口をついて出ることがあります。
背伸びをした分、ひっこみがつかなくなったのかも知れません(笑)。

そのひとつが
ワーズワースの「Daffodils」(黄水仙)という詩でした。
6行の塊が4つありました。

声に出してみると
目の前に黄水仙が広がって
あの頃の文学少女に戻ったような気がしました。

ついこの間まで必死に受験参考書にかじりついていた高校生が
いっぱしに英語の詩集などをかかえて
雨に煙る黄水仙の間を歩いているのです。

ついさっきのことだって忘れてしまうことがあるというのに
何十年も前のことをこうして覚えているなんて
何て不思議なんでしょう。

拙い私訳は遠慮して
あの頃、たいして意味がわかったわけでもないのに
何となくいい気持ちになって口に出しては読んでいたその最初の6行を

そしてつい先日のロンドンで
またもやなぞってしまったその6行を書き留めておきます。

突然目の前に広がった黄水仙の群れに心を打たれる
さまよい人の詩です。

I wandered lonely as a Cloud
That floats on high o'er vales and Hills,
When all at once I saw a crowd,
A host, of golden Daffodils;
Beside the Lake, beneath the trees,
Fluttering and dancing in the breeze.

どうぞ良い一日をお過ごしくださいね。
ランキングの方もどうぞよろしくお願い致します。       ↓
       ↓
ライフスタイル ブログランキングへ

海外旅行 ブログランキングへ
―――――――――――――――――――
「メイおばさんの料理帖」はこちらです。
よろしかったらどうぞ覗いてみてくださいね。
3月13日:イギリスの伝統的朝ごはんとノッティングヒル
3月12日:白馬さんとフィッシュスープ
http://blog.goo.ne.jp/mayobasan


アマゾンが本屋さんに@シアトル

2015-11-26 13:48:56 | 
東京では、まだまだ本屋さんを見つけるのに困ることはありません。
私の住む町でもだいぶ前に
駅のこちら側と向こう側にあった二軒の本屋さんがなくなりましたが
その代わりに大きな本屋さんが駅ビルの中にできました。

アメリカでは、今や本屋さんを見つけるのは一苦労です。
店数も売り場面積も全米一、二を誇っていた「Borders」が撤退し
私たちの前から姿を消してしまい
メイおばさんの楽しみ、メイおばさんの暇つぶしがなくなってしまってから
もう4年以上がたちました。

電子書籍の普及や、ネット販売などが年々領域を広げて行く中で
店舗を持ち、管理をし、顧客とのface-to-faceのビジネスを続けて行くのは
さぞかし大変だったのでしょう。

「Borders」は自由に「立ち読み」どころか「座り読み」ができる本屋さんでした。
店内にはカフェがあり、コーヒーカップを手に「座り読み」する人もいました。
新本が汚されるリスクもあったでしょうに、実に寛容に本好きを受け入れてくれました。

そこは私たち本読み人間にとっては
単に本を買う場ではなく、本に触れる、本を読むという文化を楽しめる
とても居心地の良い癒し空間でした。

シアトルのダウンタウンでは、まだ大きな本屋さんが一軒
良き時代の文化を捨てることなく頑張っています。
それが目抜き通りのショッピングモールの一角にある路面店、「Barnes & Noble」です。


今ではここが、「Borders」なき後の
メイおばさんの楽しみ、暇つぶしの場となりましたが
ここもまたいつかは消えてしまうのかと案じていたら
今月初め、ちょっと元気になる報が届きました。

11月3日、あのアマゾンが、何とその発祥の地シアトルで
本を並べるリアル本屋「Amazon Books」を開店したと言うのです。
価格は通販と同じだそう。


ちなみにアマゾンの本社は今もシアトルにあります。
目下ダウンタウンのど真ん中の広い敷地に新本社ビルを建築中。
メイおばさんもシアトル暮らしの間は、しょっちゅうこの前を通っています。

オンライン専門アマゾンの新路線
もしこの実験が成功すれば
他の場所にも開店する予定もあるそうです。

野次馬根性もあって(笑)
シアトルに帰ったらすぐに飛んで行くつもりのメイおばさんでしたが
今度は日本で新しい動きが出て来たではないですか。

5年前に閉店してしまった渋谷の「HMV」が
読むライフスタイルへの提案を掲げて商品の6割方を本にして
「HMV & BOOKS TOKYO」という名のもと
今月19日に復活しました。

温泉で有名な草津の町は
町立図書館「湯けむり図書館」を作ってしまいました。

温泉マークの暖簾をくぐると、たくさんの書棚が並んでいるとのこと。
温泉街や草津白根山を一望できる窓辺には
全長約40メートル、44席の読書カウンターもあるのだとか。

アメリカも日本も、都心も地方も
なかなかいい動きになって(戻って?)きましたね、とばかりに
「紙の本」読みのオールドファッション・メイおばさんは
ちょっとニコニコしています(笑)。

冷え込んできました。
皆さまどうぞ風邪などひきませんように
暖かくしてお出かけくださいね。
 
読んでくださってありがとうございました。
どうぞ今日も良い一日でありますように。
ライフスタイル ブログランキングへ

海外旅行 ブログランキングへ
―――――――――――――――――――
「メイおばさんの料理帖」はこちらです。
よろしかったらどうぞ覗いてみてくださいね。
11月25日:明日の感謝祭には七面鳥?
11月24日:日本版アクアパッツァ
http://blog.goo.ne.jp/mayobasan


みをつくし料理帖~友のGW撹拌計画

2015-05-03 23:11:11 | 
今日も素晴らしい陽気でした。
5月に入ってまだ三日目だと言うのに
「いよォ五月(さつき)晴れ!」と呟きたくなるほどに。

今日も今日とて番狂わせで
さあ、今日こそ出かける前にひと仕事!
と意気込んでいたというのに、、、、、、

朝一で郵便局に行ってしまったのが運のつき、いえ運始め?
郵便局留めになっている荷物があったのです。

ずしりと重い大きな封筒を受け取ってみれば
あらあら、どうしましょう
中には丁寧に包まれた文庫本が7冊も!


こんな一筆箋がついてます。


「先日はありがとうございました。お土産おいしく頂きました。お話しした文庫本お送りします。面白いですよ!又お会い出来るのを楽しみにしています。」

そういえば、、、、

ゴールデンウィークに入る前のある夜に
大好きな友と横浜で会って
行きつけの店を二軒はしごして
来し方現在語り合う中
話題はどんどん飛翔して
「面白い本」の話で盛り上がったんでした。

だからと言って、こんなにどさっと送って来なくたってねえ(笑)。
ちょっとだけね、と自分に断って
1冊目のページを開いて読み始めてみれば
まずい、たしかに面白すぎる!

結局、予定していた午前中のデスクワークをさぼって
開け放した窓に向かって足を投げ出し
出かける直前まで読み耽って


鞄の中にもしのばせて
電車の中でも読み続けちゃったじゃないですか。

高田郁さんの「みをつくし料理帖」
友がメイおばさんの連休計画を攪乱させようと送ってきたのはこの7冊。

八朔の雪
花散らしの雨
想い雲
今朝の春
小夜しぐれ
心星ひとつ
夏天の虹

友の企みが功を奏し「寝不足GW」になりそうな予感(笑)。

さあ、二冊目読み始めなきゃ。
ちなみにただ今、23時をまわったところ。
ちなみに明日は朝仕事(涙)。


読んでくださってありがとうございます。
どうぞ今日も良い日でありますように。
ライフスタイル ブログランキングへ

海外旅行 ブログランキングへ


多田富雄先生の「寛容のメッセージ」

2013-11-06 14:00:27 | 


月に一度ではありますけれど、長い間、私たちの尊敬する先生を囲んで学び続けていることがあります。指折り数えてみれば、もう7年もたちました。たまたま日本にいる時にしか出席できない私は劣等生もいいところ。けれども、先生も仲間たちも、いつでもニコニコと受け入れてくれます。

大好きな先生から、シアトルにいる時にこんな手紙がメールで届きました。予定されていた10月~12月までの後期講座についてです。私たちを心配させたくないというご配慮でしょう。詳しくは書かれていませんが、7年間一度として休むことなく遠方から新幹線でやって来てくださった先生です。よほどの事情がおありなのでしょう。

「爽やかな学びの季節、健康上の理由で、楽しみにしていた後期講座をお休みにしなければならなくなりお詫び申し上げます。来春の再開をめざして元気回復に努めています。皆様もいろいろな困難に克ってぜひ再会できますよう、心から願っています。

今日2013年10月10日発行の素晴らしい本があります。
多田富雄著『寛容のメッセージ』青土社2013。五木寛之のコメントも付いています。免疫学者の多田富雄さんは、新しい免疫の考え方から、多民族とも共生できることを発見しました。

『キリスト教徒も、イスラム教徒も、仏教徒も、ヒンドゥ教徒も、場合によっては共存することができる。』(24頁)

多田式江様からのご本で感銘しました。式江様が私たちの講座仲間なのは本当に嬉しいと思います。皆様に御護り祝福を祈ります。お詫びと感謝をもって。」

先生の手紙の文面は、「同じ人間なのにどうして?」という思いに悩んでいた私の心にまっすぐ入ってきて、揺り動かしました。そしてすがるような思いで、日本への帰国に合わせて届くようにアマゾンでこの本を注文したのです。

本の中にも書かれていますが、世界的な免疫学者であった多田富雄先生は、2001年,67歳の時に旅先で脳梗塞の発作で倒れ、緊急入院をなさいます。生死の境をさまよった後に気が付けば声も出せず、右半身は全く動かなくなっていました。それでも不屈の努力によって左手でパソコンを打ちながら、2010年にお亡くなりになるまで、多くのメッセージを発信し続けました。この本「寛容のメッセージ」は、そんな先生から私たちへ向けたメッセージです。ちなみに、つきっきりで介護に当たられた奥様の多田式江さんが、上述の私たちの講座のお仲間なのです。

専門的なことはよく理解できなくとも、多田先生が言われたこの言葉はとても衝撃的でした。

「免疫というのは、100%非自己というもの否定するのではなくて、非自己を包み込んで共生することができる。」

つまり、免疫には「寛容」というものがあって、多民族とも多宗教とも共生できる。自分と異なるものでも自分の中に許容することができる、ということなのです。

五木寛之さんがこう結んでいます。

「『トレランス(寛容)』の光が差してくれば、また違った世界が生まれるのではないかということを、多田さんは未来への希望として語ろうとしたのではないか。ですから、多田さんの言う希望とは、『トレランス(寛容)』ということだったと思います。」

素敵な言葉です。
そして同じく素敵なのは、ご自身の病気の中で、私たちにこの本を紹介しようとしてくださった先生です。

                   多田富雄著 「寛容のメッセージ」 青土社 2013


ご訪問をありがとうございました。
どちらでも一つ押してくださるととても嬉しいです。
どうぞ良い一日でありますように!


ライフスタイル ブログランキングへ


海外旅行 ブログランキングへ