Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
雨でも晴れでも歩きましょう!
世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

あなた方も妖精ですか?

2018-10-23 22:07:26 | 文化の違い
ある国の親友から届いた一枚の写真に
メイおばさんの心がときめいています。


心がじ〜んとして
涙が溢れそうになっています。

同じ制服を着た学校帰りの小さな少女たち2人が
石の地面の上にペタンと座って
ガラガラと引っ張るお揃いの「カバン」を道の上に置いたまま
きれいな服が汚れるのも厭わずに
何かに夢中になっているのです。

落としてしまった小さな大事な物を、探してでもいるのでしょうか。
それともイジメにでもあって泣いているのでしょうか。

友の短い言葉が全てを語ります。

「学校帰りに妖精を探している少女たちです。」

メイおばさん、心をぐさっと鷲掴みにされてしまったように
しばらくはこの写真から目をそらすことができませんでした。

そのまま目を離さずにいるうちに
涙で写真が滲み始めました。

ああ、メイおばさんだって妖精がいると信じていたあの時代
ああ、誰だってこんな時代があったはずなのに、、
戻りたくたってもう戻れやしない、、、

小さな少女たちよ
もしかしたらあなた方も妖精ですか?


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どちらがグサリと掴まれる?

2018-10-18 23:55:27 | 言葉
こちら、
9月28日のアメリカの新聞「THE WALL STREET JOURNAL」です。
新聞の全面を使って、天下の「Google」さんが広告を出しています。


ねえ見て、長方形の大きな紙面が隙間だらけ。
書かれているのはたった3行のメッセージと
青、垢、黄色、緑の4色からなる6つのアルファベット。

上の3行から下に向けて流星のような矢印が降りてきて
その行き着く先に目をやれば
上の部分の文字よりもずっとずっと小さな
しかも黒一色の目立たない3つの単語が並んでいます。

上から下にご一緒に降りてみましょうか。


Now, you can search "jobs for veterans"
and enter your MOS code to find
civilian jobs that match your skills.

この細長に見えるアメリカの著名新聞の上に
空白をたくさん残して
言いたいことはたぶんこんなこと。

「熟練者用の仕事を探しているなら
 あなたのMOSコードから
 あなたのスキルにマッチしたものを探せます。」

そして「空白」の上を矢印が飛んで「Google」検索へと
導いて行きます。

この大きな紙面を全部使って
詳しい手順や、詳しい仕事の内容や、詳しい条件や
詳しい応募の仕方や、、、、その他諸々の「詳しい」を
説明するやり方だってあるでしょう。

けれども、たったこれだけの方が
読んだ人の心を
仕事を探している人の心を
何行にもわたる詳しい説明よりも
ぐさりと捉えることでしょう。

たくさんの空白を下へと降りていけば一番下には
目立ち過ぎもせず、かと言って見落とされもせず絶妙なサイズで
格好いい3単語の決め台詞。

「Grow with Google」


「グーグルと一緒に成長しよう」ですって。

粋ですよね。
こんなスカスカなのに、心の核心を捉えますよね。
さすがのGoogle!! だと思わない?

かたやこちらは
なぜか手元にある3月28日の朝日新聞の
同じく一面広告です。


「日本財団は、非営利の公益活動として、
 無償でご遺贈実現のためのサポートを行っています。」

うう〜ん、訴えていることはとてもいいことなのだけれど
Googleほどに心をグサリと掴まれないの
文字が多すぎるからかしら。

不思議なもんですよね、私たちの感覚って。
文字不足、つまり説明不足の方にグサリとやられるなんて、、、、

ところで、この9月29日の「Washington Post」には
もっとぶっ飛んでいる一面広告もありましたよ。
下手な解説は省きます(笑)。
どうぞグサリと掴まれてください。



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サンキューカードは速やかに!

2018-10-14 05:48:15 | マナー
おはようございます。
こちら、アメリカのワシントンは
どんよりと曇った朝を迎えました。

ついこんな朝につられて
お天気屋のメイおばさんの心もちょっとどんより(笑)。

これでは行けないと、こんなカードを目の前に並べて
元気を取り戻しているところです。


「THANK YOU CARD」と呼ばれるお礼の気持ちをお伝えするカードです。
メールで簡単にお礼を送れるこの時代に
「THANK YOU CARD」なんて少々時代遅れかもしれませんけれど
メイおばさんは今だにこれを常用しています。

必要な時に一枚ずつ買うよりは、
こうしてまとめて10枚入りのものを買っておく方が
手間もかかりませんし、経済的ですので
よほど気に入った一枚もののカードに出会った時は別ですけれど
通常は10枚パックを机の引き出しに入れています。

大体はもっと年齢にあった地味なものを使うのですが
先日のぞいたお店で、たまたまバーゲンになっていたものですから
ついつい、、、(笑)。


相手の名前と
何に対して(ランチとか、ディナーとか、おしゃべりとか、、、、、)と
自分の名前を書いて
空白の部分にちょっと添え書きをして日付を書けば完了。
たいして時間もかかりません。


昨夜のメイおじさんとメイおばさん
長きにわたる親友夫妻の家で
同じく長きにわたる親友夫妻との6人で
大きなテーブルを囲んで
途切れることのないトークを楽しみ
大笑いしたかと思えば、ちょっとしんみりしたり
過去を語ったと思えば、未来を語ったり、、、、、


そんな心地よさの余韻がまだ覚めやらぬうちに
「THANK YOU CARD」を取り出しました。

早速これから書いて
メイおじさんにも一筆加えてもらって
ポストに投函してきます。

こればっかりは、お蕎麦と同じで
すぐに食べないと、いえ書かないと行けませんからね(笑)。

これ、あまりに便利なものですから
日本でも使おう、友人たちへのお土産にもしようとばかりに
たくさん買い込んで帰国したことがあるのですが
小さ過ぎて定型料金が適用されないことがわかりました。

以来、日本で送る時には、別に買ってきた定型の封筒に入れるように
していますが、なんだかねえ、、、
お兄ちゃんの服を着た弟みたいにぶかぶかで、、、

とは言えメイおばさん、
どこにいようが、「THANK YOU CARD」だけは小まめに書いてます。
とにかくたったの1行でもいいですから
すぐに書いて、すぐに送ってしまうことがコツです(笑)。


 (思い返せば、ランキングに参加することを辞めてから半年以上が経ちました。
 これはこれで居心地が良いのですが、久しぶりに気を引き締めて再び参加して
 みることいたしました。どうぞよろしくお願いいたします。)


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アメリカ政府の太っ腹@スミソニアンの美術館群

2018-10-12 23:58:25 | 絵、音楽
日本であろうと、アメリカであろうと
はたまたヨーロッパであろうと
「住めば都」とは良く言ったもので
気持ちの持ち方一つで
おおよその所は「都」になります。

そんな風に思いながら、いえ信じながら
なんとかここまで暮らして来たメイおばさんです(笑)。

今いるこの町、アメリカの首都ワシントンもそうです。
窓の向こうに目を移せば


右端には国会議事堂そして左端にはモニュメントと呼ばれる記念塔が
青い空に向かって立っています。


目を下に向けた線路には
ガタゴトと長い長い貨物列車が走るかと思えば
乗客を乗せたアムトラックと呼ばれる長距離列車が
フロリダとニューヨークを結びます。


すぐ下では
先ほどから、このコンドミニアムの住人の父娘が
テニスをしています。


どうやらお父さんがお嬢さんにテニスの手ほどきを
しているようです。

この町の好きな所はたくさんありますが、
その一つは「スミソニアン」と呼ばれる国立美術館&博物館群です。
メイおばさんの住む場所からは気楽に行ける所です。
電車を乗り換える必要もありません。

しかも、どこを何回訪れようと、入場無料です。
気が向きさえすれば、常設展だろうが特別展だろうが
お財布の中を気にすることもなく足を向けることができるのです。

しかも、しかも、しかも、、、、

いつ行こうが人混みに出会うわけでもなく
作品の前にロープが張られているわけでもなく
館員さんたちが怖い目を光らせているわけでもありませんから
作品に指で触れでもしない限りは
かなり接近して見ることも出来ます。
写真を撮るのも自由です。

学芸員の説明付きのツアーもあります。


昨日、スイス人の旧友と
「National Gallery」に行きました。


この時期の特別展は「Corot: Women」、
19世紀のフランス人画家、コローの描いた数多の絵画の中から
女性像に焦点を当てて展示したものです。

9月9日に初日を迎えたこのコロー展は
年末の12月30日まで続きます。
休館日はありません。

なんとメイおばさん、昨日で3度目の鑑賞です。
いつものことなのですが
2回目には1回目では見えなかったものが
3回目には2回目には見えなかったものが見えてきます。
こんなこと、無料だからこそできる贅沢!(笑)

隣接した小ぶりのギャラリー「Freer/Sackler」では
9月29日から「Japan Modern」なる展示が行われています。


この、日本を描いた版画と写真の展示もとても興味深くて
驚いたことには、我が生まれ故郷の町の
懐かしい通りの写真などにも出会ってしまいましたよ。

ちょっとばかりホームシックになって
まだこの町に住む妹に、写真付きLINEを送りました。

「もう一度見に行こうかしら。」
思い立てばいつだって
そんなことができる贅沢もまた
全館無料というアメリカ政府の太っ腹のおかげです。

夏の間は毎日のように泳いでいた居住者用のプールにも
被いがかけられて
夏が終わり、次の夏を待つ季節になりました。


今年も残すところ80日をきりました。

リスが走る芝生の上で映画を見る町

2018-10-07 20:52:47 | 文化の違い
夜が日毎に長くなって
6時にかけた目覚まし時計の
窓の向こうはまだ真っ暗です。

「一年は3つの季節からできている。
 夏と、夏を待つ季節と、夏を惜しむ季節だ。」

そんな言葉を思い出しながら自分がいる今は
過ぎた夏を惜しみながら、次の夏を待つ季節。

昨日、ガラガラとカートを引きずって
いつもながらの近くのスーパーに出かけたら

途中でこんな子に会いました。

とにかくすばしっこくて
ジーッとメイおばさんを見つめてくれるので
そっとカメラを取り出すともうダメです。

それでもお買い物の行き帰りに
この子達と出会えるのをいつも楽しみにしています。
アメリカの首都、ワシントンのど真ん中とは言わないまでも
かなり「都会」での話です。

木の上ばかりではありません。
時には足元を猛スピードで駆け抜けて行くこともあります。

その前の日はちょっと出遅れたものですから
スーパーからの帰り道がもう暗くなり始めていました。
と言ったって、7時をちょっと回った頃ですが
いつもの広場の様子がちょっと違うことに気づきました。


大画面に何かが映されていて
芝生の上でそれを楽しんでいる人たちがいるのです。
と言っても10人もいなかったでしょうが。

そうでした、ここはリスさんたちの遊び場だけでなく
「無料 週末 野外 映画館」でもあったのです!


いつか自分も芝生の上に座って映画を楽しみたいものと思いながらも
いかんせん、お夕飯と重なる時間帯ですし

かと言って、「ねえねえ、『芝生映画』見に行かない?」
とメイおじさんを誘ったって

「なにも外で見なくたって歩いてすぐの所に
 新作がいつでも見られる『シネコン』があるじゃない!」

と、却下されるに決まっていますけれど
足元をリスが走っていたり
大画面で無料野外映画を見られたり
この国も、この町もなかなか面白い!と
いまだに拍手を送りたくなるメイおばさんです。

おかげさまで退屈しません(笑)

2018-10-06 04:05:01 | パートナー
メイおじさんとの暮らしも
思えばもう随分の年月になりますが
いまだに飽きることもありません(笑)。

だって、えっ、何これ!的なことが
良くも悪くもいまだにたくさん起こるんですもの。
日々ある!と言ってもいいぐらいに(笑)。

たとえば、これ、つい今朝のこと。
小難しい打ち合わせに出かけたメイおじさんを見送って
さあて、これで大きな音を出そうが
あっちへこっちへとウロウロしようが大丈夫
とばかりに、洗濯機を回しながら
掃除機を床に滑らせ始めたら、、、、

リビングのテーブルの上に無造作に置かれた分厚い本が!


どうも専門分野の本ではなさそうだし、、、、
と近づいて、つい好奇心に駆られて表紙を見たら

えっ、な、何ですか、これ!

「Eighteenth-Century Poetry」


えっ、えっ、えっ?? 「18世紀の詩」ですって。

かと思えば、TVショッピングでオーダーしたらしく
突然こんなものが届くし、、、、、


えっ、えっ、えっ?? 「5種類の色と香りのキャンドル」ですって。


全くもう、と呆れながらも
メイおばさん、実はけっこう楽しんでます。


えっ、えっ、えっ? またですか〜っ?
今度はなんですか〜っ? と思いながらも
そんなメイおじさんが大好きです。
退屈する暇もありません(笑)。

リンカーンの本の木

2018-10-03 05:25:40 | 
高い高い吹き抜けの天井まで
にょっきりと伸びた大木?


ええ、確かにまるで大木のようですが
よく見てくださいな。


ね、ね、びっくりですよね。
これ、床から天井まで全て本です。


題して「A Tower of Books」
つまり「本の木」

しかも、適当に集めてきた本を積み上げたものではありません。
全てがアメリカ史上に残るある一人の偉大なる人物について
書かれた本なのです。

すでにして1992年には天下の大新聞「ニューヨークタイムズ」が
「おそらくこれほどたくさんの本が書かれた人物はいないだろう。」
と述べていたそうですし

実際、それから80年が経った今もその番付には変わりなく
1万5千冊以上もの本が
この偉大なる人物について書かれているとのこと!
この「本の木」は、そのごく一部なのでしょう。

その「偉大なる人物」と言うのが
私たちもその名を知る「Abraham Lincoln」(エイブラハム・リンカーン)です。

ざっと復習すれば
リンカーンとは1809年に生まれ、奴隷解放を目指して南北戦争を通り抜けた
アメリカの第16代大統領。

「Government of the people, by the people, for the people」

と言う彼の言葉は
「人民の、人民のによる、人民のための政治」
と言う日本語に訳されて、私たちも学校で習いました。

顎を上げて、首を伸ばして
「本の木」を仰ぎ見ながら色々なことを思いました。

例えば、、、、

偉業を果たしたとは言え56歳でなくなってしまったリンカーンが
せめて今の私たちの平均寿命まで生きていたとしたら
いったい世界をどう変え続けたのだろうか、などと。

神様はどうして善き人、偉大な人を早死にさせて
悪しき人、卑しき人々を生き長らえさせるのだろうか、などと。

ブラブラしていればそれなりに
いろいろなものを見ることができるものです。
いろいろなことに思いを巡らせることができるものです。
いろいろなことを考えられるものです。

リンカーンについてのこの場所の
道路を挟んだ真向かいにある小さなピンク色の建物は
彼が暗殺をされた家です。


そして同じ通りに威圧的に並ぶのが「FBI」(連邦操作局)です。 

入り口の前は、写真を撮る観光客たちでいっぱいです。


思いは千々に乱れます。 


入館無料ナショナルギャラリーの贅沢

2018-10-01 03:45:54 | 絵、音楽
年上の妹から電話がかかってきました。
メイおじさんの妹ですから
メイおばさんにとっても妹なのですが
年齢はメイおばさんより2歳上です。

「ねえねえメイ。
 ナショナルギャラリーに行って
 その後にランチしない?」

ということで、ナショナルギャラリーの入り口で
ギャラリーのドアが開く10時に会うことになりました。
少しばかり早く着いてしまったら
入り口の前は気の早い人たちでもういっぱい。


なにせ太っ腹の国ですから
アメリカ政府が運営する美術館や博物館の大方は入場無料です。
ですから、小分けにして何日かけてゆっくり見ようが
二度あるいは三度、同じものを見ようがお財布が軽くなることもありません。

メイおばさんは
ここのエントランスがとても好き。


膨大な作品を世界中から集めた常設展示の他に
テーマのもとに期限付きで開催される企画展示があります。

今、ナショナルギャラリーで開催中なのは「Corot:Women」。
19世紀のフランスの画家、コローの作品の中から
女性像に焦点を当てたもの。

よく知られた「真珠の女」なども
ルーヴルから借り出されて展示されています。


アメリカの、いえ、ワシントンのスミソニアンの美術館でいいのは

その1: ロープも何もありませんから、かなりの至近距離で見られること。
中には本物の名画の前で、堂々と絵筆を取る人もいたりして(笑)。


その2: 写真を撮るのも自由なこと。

いちおう暇そうなこんなスタッフもいるにはいますが(笑)。


その3: そのほとんどが入場無料なこと。
     ですからたとえ何回同じものを見に行こうと
     お財布が寂しくなることはありません。

ね、最高に素敵な暇つぶし、いえ、時間の使い方でしょ?(笑)

どこの国のどんな町でも、良いこともあればそうではないこともありますが
この「スミソニアンの太っ腹」はワシントン暮らしの大きな魅力の一つです。

実はね、メイおばさん、明日また見に行くつもり。
200円程度の電車賃だけでこんな贅沢しちゃっていいのかしらねえ。