月の晩にひらく「アンデルの手帖」

writer みつながかずみ が綴る、今日をもう一度愉しむショートショート!「きょうという奇蹟で一年はできている」

脳は、心の影響をうけやすい感情的な場所

2022-10-09 20:40:00 | 随筆(エッセイ)









 普段ほとんどテレビを見ない。BS放送「いもたこなんきん」(田辺聖子の半生を描いた朝ドラ)、NHKの料理・趣味番組、映画くらいである。それが、この頃はNHKの「ヒューマニエンス」40億年のたくらみ、という番組をちょいちょい見るようになった。サブタイトルは、「人間らしさの根源を、科学者は妄想する」。人間の体のしくみや行動変容、病気の謎を科学的な研究データに基づいて分析する番組だ。タレントの織田裕二が、頭をひねって考えたり、汗をかきながら熱い突っ込みを入れたりしつつ、視聴者の思いを代弁するのもユーモラスでいい。

 先日の放送回は、「痛み」は最も原始的な感覚、心の起源というテーマだった。「痛い」という感覚的シグナルは、傷ついた患部から発信されるのではなく、ひとの体全体にセンサーがあって、「今、体にとって危険なことが起こっている」と脳が勝手に生み出した警報信号だという。熱・冷、かゆみも同様だ。

 つまり、痛みは脳があえて作り出したもの。実験によると、脳はいい加減なところもあり、どこが痛いか、どのくらい痛みのがあるのかは、脳の気分次第で変化するという


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49. 脳は心の影響を受けやすい感傷的な場所|みつながかずみ|writer @k_anderu #note #眠れない夜に





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