月の晩にひらく「アンデルの手帖」

writer みつながかずみ が綴る、今日をもう一度愉しむショートショート!「きょうという奇蹟で一年はできている」

どうにかこうにか提出

2022-06-23 23:29:00 | コロナ禍日記 2022








1月25日(火曜日)
家人がリモートで自宅にいるので、朝昼夜の食事とコーヒータイムに追われながら、仕事をする。昼の3時までに1年の銀行の預金をするため、銀行へ行く。二件はしご。長い時間のロスをしたのだが、諦めかけた頃に一気にすすむ。短編1本を読む。
昼ごはん、かにみそ味のスパゲティ、
夕ご飯は、しゃぶしゃぶ。




1月29日(土曜日)
朝起きてすぐテーブルのうえで、ひとり推敲。一本目の小説が完成。提出する。もう一本、ほぼ1日で組み直して書き上げたもの(原稿用紙66枚)は、かたちが定まらない。仕方ないのでそのままにして置く。

 


2月5日(土曜日)

1月22日〜2月4日までに、学校の課題のための短編を2本書き上げた。この、書き上げることが大事なような気がしている。
本当は1月28日までに1本だけ提出するのつもりが、書いている途中から、同じテーマにおいて、もう1本、別の人たち(主人公)のことを書いてみたくなった。最終的に、2本平行して進めながら、2作目を何度も書き直して、昨日、提出する。1本目は48枚、2本めは60枚になった。


熱に浮かされていたような2週間だった。熱っぽいフィルターが自分に張り付いて、食事をしていても、お風呂に入っていても、離れなかったし、睡眠中も、そうだった。

書きながら、それを客観的にとらえ、これまでの年月を経て、書くに対するコンプレックスと闘っていたのかもしれない。下腹が疼くように、痛かったから。他人の作品を8作読み、それについて採点する下読みのようなものも引き受けた。商業的な仕事や家事、家族との日常を優先し、書くことから遠ざかっていたから、集中してやれてよかったと思う。
ただ書きなぐって、スッとしたというのでは。あまりに切ない。
きちんとあるべきかたちにして、整えてやりたいとも、思う。
一稿、二稿を送られた人々には、申し訳ない気持ちでいっぱい。

節分には、家中に豆を撒いて、丸かぶり巻き寿司を食べ、臭いけむりの中に鰯をすいすい泳がせるようにして焼いた。夫は、オミクロン感染拡大のためにここ2週間ほどリモートワーク。