月の晩にひらく「アンデルの手帖」

writer みつながかずみ が綴る、今日をもう一度愉しむショートショート!「きょうという奇蹟で一年はできている」

床瀬の緑を目前に、囲炉裏料理がおいしかった!

2015-05-14 00:29:39 | 兵庫・神戸ごはん


緑萌え、風香る5月!

ゴールデンウィークは1日だけ仕事場を離れて、実家に帰省。
母、私、娘、夫と久しぶりに全員集合で兵庫の北(豊岡市竹野町)まで「床瀬そば」を食べにいきました。

道中には、カエルのコーラスが聞こえる田や畑の畝、
山々をいくつも超えて、沢山曲がりくねって辿り着きます。







今年も訪れたのは、「三椒庵」。
清流三椒川のほとりで田舎風の囲炉裏料理が味わえます。



農家の一軒家風の玄関を入ると、4つの囲炉裏を囲んで黒く光る板間。
開け放した窓からは、雨あがりの緑滴る心地よい風と緑の宝庫。
それらが床緑となって反射して、素晴らしーーい。あーー天国。
田舎はいいなぁとしみじみと思います。












山間から、ちょろちょろと流れる滝。
小さな石コロを転がしながら流れるせせらぎは、清流・山椒川。

葉を裏表にヒラヒラとひるがえしながら、山菜や蓬やアザミ、小さな野花も。
カエルの声に、カジカの鳴き声。
5月の自然は、名も知らない小さな生物や虫の息吹が初夏の温められた空気の中には満ちあふれていて、それが良いものだなーーと。
心から嬉しくなるのです。




囲炉裏の炭火では、
地元の原木椎茸に、若鶏の松葉肉(鶏の鎖骨部分の肉)、
ヤマメや手作りコンニャクなどをいただきました。

松葉肉は、身がしっかりと締まって味が濃いんです。





逆さにした原木椎茸は、火で温められると天然の滴の汗をポツンとかき始めるので、
それを目で確認するとすかさず、お醤油を1滴!
風味は松茸以上にかぐわしいものです。








締めは、床瀬の湧き水のみで作るという十割そばと香住鶴の冷酒。
これが、喉ごし爽やかで、存在感のある和蕎麦の風味。





お料理もおいしかったけれど、
囲炉裏の床に座っているのは。母と娘。夫と家族水いらずの笑顔があったのが
何より貴重に思えた休日なのでした。











2015年 ゴールデンウィークの真ん中で。

2015-05-03 13:32:25 | 執筆のおしごと(主な執筆原稿、最近の公開できるもの記録)

なぜだか理由わからずに、モヤモヤすることがあるように。
なぜだか、わからないまま、ふと気になって仕方ないということがある。
そして、自然な「流れから」、今やるべき方向性が決まってしまうことも。

わたしの意志はどこなのだろう。わたしはどこにいるのだろう。
(本当にこれでいいのかしら。もっと自己確立してしっかりしなくっちゃ!!)

ただ、そういった見えない力のようなモノに突き動かされて、
今日まで生きてきたような気がするのだ。
第六感に逆らわずに、その理由わからずに…に耳を澄まし、胸に手をあてて「WHY?」と自問自答して…。
そうやって行動することが自分には必要な気がするのだ。
勘を信じよう!ということは、自分をもう少し信じてやろうということ。
わからないまま、ぼんやりとそう思う午後だ。

休みの日に仕事をするのが、昔から好き。
周囲が「休んでいる」状況のなか
自分が休んでいない、それだけでホッとする。優越感など勿論ないけれど、
焦らずに自然のまま、仕事も生活もできるから。(これから1泊の家族旅行には同行しますが )



このところ、こんな「水」を傍らに置いて、仕事をしている。





ある仕事を通して知り合い、それら関連の広告コピーを考えたりしているうちに、
あまりに私にしっくり寄り添ってしまい、
最近では、ペットボトルのお茶もミルクティもアセロラドリンクも、あるいはロイヤルゼリー入りのオロナミンCも飲まず(笑)に、
この「水」一辺倒である。
(紅茶、珈琲も減った)


北海道の横津岳山麓に位置する、推定で1500万年前の岩盤からわき上がる岩清水を、そのまま加熱殺菌せず(非加熱)ボトルに入れた、
生粋のナチュラル、ミネラルウォーター(プラスイ)。

ミネラルウォーターと、ナチュラルミネラルウォーターは違うのだそうだ。
日本の水はたいてい、加熱したものが安全な水として売られている。
ただ、この水はどれだけ放置していても腐らないし、品質も落ちないという。
素晴らしいなあ。

(上質でエレガントな水としてヨーロッパのコンテストで金賞連続受賞しただけに、透明感があって、きれいな味)

わたしもそんなライターでいたいもの。

そういえば、昨年から尊敬する巨匠とタッグを組ませてもらって仕事をしている。戸惑うこともあるけれど、
しかし、この人もいつまでたっても鮮度が落ちない人だ。
ほかの仕事や日々の雑念や諸々があっても、
頭の片隅では、この巨匠との仕事で覚醒した状態。
恵まれた環境、この「流れ」をせき止めずに、前へ!ひたすら前へ!

(仕事前のモチベーションアップのための独り言)。


3月、エール・フランス航空に乗ってパリへ1週間あまり旅をしてきました。
この日々も冷めやらぬうちに
文字に残しておきたいなぁ。<予告>