21. わたしが小説を書き始めた理由は?(前編)|みつながかずみ|writer|note
なぜ、小説を書いてみたくなったのだろう。いえ、書いてしまったのだろう。自信などひとかけらもなかったはずなのに……。ふーっとため息をつく時があります。 ライティングやコピーは、ある程度、経験や訓練で上達できるものかもしれませんが、小説や随筆には、その人の人間が出る。人に魅力かなければ、いくら技術を磨いても、難しいのではないか、と。最近、衝撃的に発見しました。 文章に魅力がある人は、その人間力にも魅力がある。必ずそうです。 一昨年の冬のお話しです。 わたしは、東京で就職していた娘のNと、88歳の実家の母、夫とで、新年を祝うために有馬温泉のとあるホテルに一泊
あの雪の舞う数分の時間の流れを小説のかたちで、書いてみたらどうなるだろうかと、思ってしまったんですね。「寒い」時の気持ちを書いてみたいと
正統派だなあ、と感じました。
これを文章で表現すれば小説ですし、線と色で表現すれば絵。音楽として表現することも映像として表現することも出来ます。
どんな表現をとるにしろ始まるべきところから始まっている感じがします。正統派の意味するのはそんなところです。
ぼくの書くものは小説と呼べる代物ではありませんので書き始めた理由も当然正統派ではないなあ、とその形式だけでなく理由も小説とは関係ないことをあらためて思いました。
ぼくはただ楽しいことをしてるだけだと気がつきました。
みつながさんも小説を書き始めて楽しいと書いてらっしゃるので、その点は同じですね。ぼくの場合は楽しいことをしたら、いわゆる小説の形式にはなりませんでしたが。
雪の舞う数分の時間の流れがどのように表現されたんでしょうか。みつながさんの書いた小説も読んでみたいです。