月の晩にひらく「アンデルの手帖」

writer みつながかずみ が綴る、今日をもう一度愉しむショートショート!「きょうという奇蹟で一年はできている」

今年も、よろしくお願いします

2016-01-15 01:01:29 | 春夏秋冬の風



2016年がはじまって、はや14日。
今年は、ワクワクする年になりそうな予感がする。


年が変わり、除夜の鐘をつくために近くの氏神様に参拝にいく。だけどタイムリミットで、鐘はつけず。
代わりに御神酒を頂戴した。 
麹たっぷり、甘酒のような香りのおいしい日本酒だった。

2016年、深夜0時20分。
天を仰ぐと満天の星空で。
オリオン座が深い色の空にくっきりと見えた。
「流れ星!!」と叫んだのは、娘だった。
(あいにく私には見えず)

こうやって平穏無事に年があけて、
家族3人が揃って星空を見上げられた事が
奇跡みたいに思えて、じんわりと幸せを噛みしめる。



そのまま、安産祈願で名高い中山寺へ。
ここは、娘の腹帯をもらいにいった寺であり、
お宮参りと、753と3回お祝いの祈祷に行ったという私の家には縁の深い寺であった。
本殿の参拝のあとで、露店をひやかし、
大勢の参拝客にまじって甘酒を買って飲む。
年初の賑わいというのは、日本の国に暮らしているのだな、と
普段の光景まで新鮮に映る。
人の顔が明るい。

2・3組の若いカップルやグループで参拝に来ている若い男子の姿が目について、
この子たちは親元を離れて、子どもたちばかりで新年を過ごしているのだな、と同世代の子どもがいるので、温かいまなざしでぼんやり眺める。


中山寺を背にして、眼下には星くずのようにゆらゆらと瞬く、街の灯がみえた。
清々しい。そう思いながらどんとの火で暖をとった。

冬の火は、強い熱で人々を熱く照らしていた。

外気が寒いから、なおさら情熱的で神々しく目に映る。勢いのある火だった。
パチパチ、パチパチと燃える音まで、冬風情。
いつまでも暖をとっていたいような、気持ちいい火の暖かさよ。
とても気持ちよい年明けとなった。
素晴らしい景色だった。


さて、今年のテーマは
「行動の一年にします」。

いつだったか、誰がいった言葉さえも忘れたのだけど、心に残っている一節がある。

「大切なのは、その人が何をどのように思考したのではなく、その人がどう行動したか。その1点だ」

今年は書こう!思考ではなく手を使って書こう、体を使って行動しよう!
そう思う。

そして、娘が家族が、母が人が。と他人にばかり目を注いでいないで
今年は、もう少しじぶんを人生の主人公にしようと思う。

そのための用意した手帳は、
トラベラーズノートから、「ジブン手帳」に変換。
「オリジナルティー」というのを大切にして、生きていこうと存じます。








     
        (年賀状のコピー)

  あけまして、おめでとうございます。
こちらは、2015年に旅したフランスの景色です。
  明日はどんな日だろう。毎日始まる1日1日も
  旅の時のようなゆっくりした歩調や、
   ときめき感でうけとめたいもの。
 2016年も、あなたと私がすれ違うことなく、
  良き仲で、はじめることができますように。