月の晩にひらく「アンデルの手帖」

writer みつながかずみ が綴る、今日をもう一度愉しむショートショート!「きょうという奇蹟で一年はできている」

コロナ禍日記 AGAIN 

2021-02-22 23:56:06 | コロナ禍日記 2020
 
 
 


 
 
 

2020年 8月30日(日曜日)晴

 

きょうから、papaさんが9日間の出張で不在だ。

ほっておいたら、おそらく締め切りの仕事ばかりしてしまうのが惜しい。せっかくの機会なのだ。短編1本くらい十分書ける時間があるのに。まず。遅くとも11時までには寝て、朝は早く起きて規則正しく、うつくしい家に暮らすことを目標にしたい。

 

この日は、昼の3時くらいまで書きかけにしたままの原稿を書き、4時半から夜中の12時半まで特集の記事を書く。その間、安部首相の情報や退陣後の次期総理のゆくえが気になり、Twitterをみたり報道関係の記事を探ってしまう。おそらくネット記事を読まなければ、1時間半は早く寝られたのではないか。

 

いつも、ヨガや瞑想、朝のお風呂や短い文章を読む時間、書く時間のほか。依頼原稿に入り出したら、全くなにをしていたのか気がつくまで心が現実にいなくて、あっという間に時が過ぎてしまうので、それまでの細切れの時間も大事にしていきたい。

夜ごはんは、鮎の塩焼き、島とうふとタマネギや豚肉、粘っこい糸をひく葉でチャンプル。レタスとトマトのサラダ。焼酎の水割り。

 

1時前に就寝。

 

 

 


打ち合わせにつぐ打ち合わせ 熱さは永遠か

2020-12-14 00:11:00 | コロナ禍日記 2020

 

 

 


 

 

8月31日(月曜日)晴れ(後追い日記)

 

 

朝7時に起きて、すぐお風呂に入って半身浴。あがってピオーネとシリカウォーター(eedun)を飲む。ごくごくと飲めるとろんと甘さが感じられるニュージーランド産だ。

 

 

ヨガと瞑想、1時まで書きかけの長編のようなものを少し進めた。お昼は、キャベツとツルムラサキ、ピーマンなどの野菜炒め。もずく。

 

午後。デザイナー女子と電話で打ち合わせ、なんども往復。

「入稿までのスケジュールがメールで入っている。おおまかな特集の構成案をちょうだい」

提案したものを差し出すと「それおかしいちゃうん?」。一発の言葉で動揺させ、自身の考える構成を彼女は話し出した。原稿はほぼ完成間近な状態だった。わたしも負けじとこちらのアイデアも汗を書きながら説明しはじめるも、途中でデザイナー女子に緊急の連絡がはいって「ごめん。また電話する」と切られた。

 

構成案、ページネーション案、序章ページを先に各メンバーに送信した。lineで、話している途中で、「そんなのおかしいやん!は動揺する。最初に伝えたいイメージがあるなら、制作に入る前の段階(先週末)に伝えてほしい。その上でよいアイデアなら、もちろん訂正はするから」という趣旨のことを返した。

それから、1時間半の打ち合わせを2回。

取り急ぎ、彼女は謝ってくれた。

 

4時に特集1の原稿を提出。そのあと、再び電話。夕方から特集2の原稿を書く。休憩にイカリスーパーのチョコレートボールアイスを口に放り込み、書く。ルイボスティーを飲む。一人だと延々と仕事をしてしまう。

 

11時から30分、ブログをざっと見直してアップ。(久しぶりの投稿)。お風呂で本をよむ。

 

 

 夕食には、牛肉とキャベツ、ピーマン、宮古島の固豆腐でチャンプルー。にんじんのスープ。お造り2種盛り合わせ。

 寝室で、いつものように、よかったこと。反省すべきこと、明日の抱負を書く。

 エミリーディキンソンの詩集を寝室に持って入り1時には就寝。

 

 

 

 


ある夏の日の日記(ごくありふれた一日)

2020-12-11 20:02:00 | コロナ禍日記 2020







ある日。8月17日(月曜日)

 

昨晩、夕食にワインを1杯飲んだ、たったそれだけで夜に(夕食後)仕事をする気になれず、日記も書けず、11時半には寝てしまった。

 

6時半起床。ヨガと瞑想をして、すぐ今日提出の原稿の最終チェックと、推敲をする。2本。あれほど、やる気がなく、考えることも嫌で、自分のエネルギーを吸い取られると思うような案件であったのに、昨日あたりから資料やテープおこしをみなくても、内容が頭にはいっていて(良いか悪いかは別にして)この原稿で必要なものと、削る言葉、不適切な表現などが自然とわかる。

 

11時台に寝るのと、12時台以降に寝るのとでは、翌日の頭の働き方が違う。

この頃の気づきとして、睡眠が6時間半の時は小さなことでも悲観したりとマイナス思考に陥りがち。それがよく眠れた日にはちょっとやそっとでは揺るがないくらいどっしりとしていられる。

「多忙の折こそ、睡眠が大事」。

 

ふたたび、瞑想をして、シャワーをあびて、と。時間をあけて、あたらしい目で読み返し、12時半に、2本提出。

 

先方へのメールに「トランスフォーメーション、オンデマンドサービスなほかITビジネスの最新事例を紹介する理数原稿は、実は苦手。うまく書けたことがありません」、という趣旨の内容を完成原稿に添付して送ろうとしたが、やはりやめた。東京の雑誌社でそれも編集長からの指名依頼なので、苦手というのは読めばわかるだろうし、それなりに意図があって出してこられたのだろう。と思うことにする。

 

この盆明けは3本の依頼があったのだが、盆休み中はパパさんも1週間近く休暇で、墓参りもしたかったので、ほかはお断りさせていただいた。

 

午後から、本を読み、昼寝1時間。5時から別の原稿を少し書いた。7時にはいつものように散歩。白いささゆりが開いてうつくしい。ゆり子という名前をつけるだけで、清楚でひかえめで美しい人になるのでは。などと思いながら歩いていた。自分がゆりこなら、あの子がゆり子なら、どういう人生を歩んだのか。すみれなら、菊子なら、椿ならと花の名前を頭にうかべながら、散歩をした。

 

21時30分。Nが東京から帰省。コンビニエンスストアまで歩いてお迎えに。東京在住だし、海外へも仕事で行っていたのでコロナ感染が気になり、いまひとつ話すのに緊張する。けれど、30分もすると打ち解けて、わたしのほうから饒舌に、ぺらぺらと近況報告。

 

夕ご飯。Nは済ませたというので、わたしだけ簡単にとる。稲庭そうめんと、ピーマンとちくわのたまごとじ、香物。デザートはメロン。

 

12時に就寝。きょうのところはNと一緒に寝るのはやめておく。Nの部屋はクーラーがない。大丈夫なのかなと思っていたら、途中にバンと激しくドアが開く音がして、お水を飲みに起きたのだろうかと思えば、赤ちゃん用アイスノンをタオルに包んで枕の下に敷いて寝るとのこと。Nは風邪で熱がある時に枕の下に敷いて寝かせてもらったことを思い出したのだという。扇風機は音がうるさいので使わないと言っていた。

 

わたしは扇風機もクーラーも苦手なので使わない。

 

 


お盆も原稿を書く二〇二〇年

2020-12-06 00:14:00 | コロナ禍日記 2020

 

 

 

8月14日(金曜日)晴

 

午前中は執筆。この間から新しい章をかきはじめている。

午後3時から、難解な専門誌の記事を書く。まず理解するのが先決。誰になにを伝えるのか、なにをよみたいのかを考えて整理して、書き進める必要がある。

 

一番のターゲットは、スタートアップで事業を起こしてやろうと野心をもつ男性である。日経ビジネスよりもさらに具体的で、自分を鼓舞するための確かで具体的な情報をほしがっている。じぶんの情熱を注ぎこむための。

 

彼らはなにが知りたいのか。ケーススタディーがどこまでヒントになるのだろう。誰がなにをなし遂げたのか。どうやってその発想を手にいれたのか。ストーリーは二の次。具体的な事実が知りたい。そう頭の芯に叩き込む。

 

 

12時まで原稿と悪戦苦闘して1時に就寝。

 

この日の御昼ご飯は、カレーライスとサラダ

夜は、はたはたの一夜干、かぼちゃの煮付け、トマトサラダ。キムチスープ

 

 

 

 


ある日 お盆休みのいちにち

2020-12-05 00:14:00 | コロナ禍日記 2020

 

 

8月13日(木曜日)

朝7時。ヨガ、瞑想のあとで、1時間だけ執筆。

 

シャワーをあびて車に乗り込み、パパさんの運転で実家のお墓参りへいく。

途中、お墓に供える花を買うために篠山の味土館へ立ち寄った。大勢の人でごった返すなか、おくらやかぼちゃなどの野菜、桃1箱(8個入)、小菊(白と黄色、小豆色)、ケイトウなどの花を買う。

 

 

お墓についたのは、11時をまわっていて、太陽が背中をじりじりと焼き付ける暑さ。見上げると空は、秋の海のように高いところから見守ってくれる表情をしていた。雲も。強い日差しに照らされて、普段の3倍ほどに厚みがあった。

 

墓地からの眺めは最高である。国道には車の往来があり、小学校の校庭であそんでいる子供たちが、野球をしていたり、並んで話を聞いていたり、遊具で遊ぶ子供たちなど、ちゃんとみえる。妙見山の山々が扇のように四方を囲んでいた。

 

石碑を水で流して、たっぷりの水をもらい、花立てに花を分け入れて、線香をたむける。石を磨いたら、もうすることはない。手を合わせて簡単に報告をし、ありがとうと感謝を言う。

 

母の家に立ち寄ったら、コロナでパーマをかけてないからといって、髪を後ろで縛っていて、いつもより老けてみえた。背中がまるく小さい。腰がまがったのかな。やはりどこか自分と似ていると思った。マスクをして短い間、話しただけだが、変わらない母の存在があってよかった。ことしで88歳。

 

 

3時に家を訪れて5時には家を出る。短か! だが気持ちは爽やか。

7時にはかえって、雑誌の提出記事を書く予定だったが、母に会えたことで、夏休みっぽい気持ちになってしまい、駅前に車を預けて、三田のイタリアンレストランへ。

 

「ACCADI 」(アッカディ)だ。はじめて訪れたのに、まあ当たりだった。

ハイチェアから、ワインを頂く(カウンター席)。シェフの手の動きをみながら、メニューをえらぶ。モッツァレラとトマトのカプレーゼ。自家製オイルサーディンをつまみにロゼのスパークリングワインを飲む。












こういったちょこちょこっとした、おいしい前菜でワインを飲むひとときが実は一番好きかもしれない。

海の幸のトマトソース、こちらにはボルドーの赤ワインをあわせる。

オーガニックなので、舌の上で少し遊ばせて喉から胃に流し込んでも、いやな薬っぽさが両端の内頬からのぼってこない。ふくよかな果実味がタンニンの味わいとともに、エレガントに広がる。

 

ものすごく上機嫌になっていくのがわかる。べらべらと、おしゃべりをはじめる。


結局はかえってからは仕事にならなかった。よい一日だった。一日の終わりをこんなふうに過ごせるなんて、久しぶりに私らしい、夏休み。

 


ある夏の日の日記

2020-11-25 23:17:00 | コロナ禍日記 2020







 

ある日。8月12日(水曜日)

 

このところ、日記をかけていないが、午前中は執筆作業。

午後から、夜ねるまで依頼された仕事をこなしている日々。散歩に行けるときはいく。行かれない時は夜中12時近くになってから、ひんやりした風を感じながら歩いている。それなりに忙しい。まずまず順調。

 

誕生日以来、毎日、誰かしらの友人がお誕生日メールを忘れていたとか、一日過ぎたとか、言ってメールをくれるので、そのやりとりも、心の栄養源になっていると思う。

 

この日は、朝6時におきる。シャワーをしたあとヨガ、瞑想。本を少し読む。

 

きょうは、パパさんテレワークで会議があるのだが、ここのところ朝はやくから、音をさせずに机のまえにすわっているので、遠慮して、Nの部屋で会議をしてくれた。

 

12時30分まで執筆作業。朝ドラのエール。

お昼ごはんには、ピーマンと万願寺唐辛子の甘煮、かつおぶしかけ。トマトサラダ。塩さば(わたし)、さわらのみそ煮(パパさん)、ごはん。

 

夕ご飯は、フードホールのカレーパウダーをつかってのカレーライス。コーンビーフとささみを両方いれて、夏野菜たっぷり。隠し味に結構な量の赤ワインをいれた。

 

クーラーをかけて、パパさんがテレビ鑑賞中に昼寝。

時計をみて飛び起きて、それから夜10時30分までテープおこし。

時計をはかってみると10分のテープをおこすのに約1地時間かかることが判明する。テープおこしだけで6時間の作業を要する。例えば今回の案件は雑誌「事業構想」。IT機械工学系、車の部品や航空機などの特注品をつくる、ものづくりのプラットフォームをたちあげ、世界3千件の工場とやりとりするベンチャー企業の取材記事だ。理系の論破に弱いので、一字一句を入力する。おわったあと疲弊した。すべてのエネルギーを注入してしまったようで、もう過去日記すらアップできない。

 

眼前の仕事をありがたくさせていただきながら、自分があとどれくらいこういった仕事ができるのか生涯年齢を考える。商業的コピー以外に、ものをつくるコミュニティがあればいいと思う。ということで、10月から東京で始めることにした。

 

 

 

 

 


雀の行進と餌づけ

2020-11-15 23:09:00 | コロナ禍日記 2020






ある日。8月6日(木曜日)晴れ

 

朝、7時半に起きる。ヨガ、瞑想。

 

仕事をしていたら、チーチー、チーチーという声で訴えかけられ、みるとベランダの柵の上に、スズメがこちらに向かってくちばしをむけて、何やら懸命に訴えかけている。

 

あらら、呼ばれてるわ。「しゃーないわね」と小皿(瓦の破片)に神棚の上に置く米粒をスプーン1杯。パパさんがいるときはいつめ米粒を置いているから慣れたもので、こうして呼びかけられるのだ。

 

母すずめが、息子娘すずめ(あるいは他所の子か彼女か!)をつれて来て、口のなかにいれてやるところや、3羽のすずめが、口の中を互いにつつきあって、真ん中のすずめと両端2羽を器用にも交互に情熱的なキスのやりとりをしているところも見せてもらった。赤い舌か喉の奥までさしだす自然体での密着具合。面白いな自然の生物を観察するのは。ずっと見ていられる。

 

 

この日は、11時くらいから8時半くらいまで何度か休憩をはさみながら、(請求書をだしに郵便局にはいったが)通しで仕事をして過ごす。

実はこういう時のほうが気分もあたまも快適にうごく。

夜に夢をみても、つまらない夢ではなくて後々記したくなるほど、おもしろいストーリーを見られるのだから。脳は神秘的、摩訶不思議だ。

 

夜ごはんは鶏肉とじゃがいも、たまねぎ、ピーマンのトマト煮、豆腐サラダ、

ブルゴーニューの赤ワインを、グラスに2杯。熟成した深い赤。ぶどうのとろんとしたなめらかで若々しくエレガントな果実味が、トマト煮と最高に合う。イタリア人は毎日こんなうまいものを食べているのだ、食卓が華やぐとはこういうことか、と思いながら気分よく、飲み、読書をする。






「お盆中、原稿依頼をしてもいいですか?」と東京の編集部から連絡あり。少し迷うが、了承した。

 

1時に就寝。

 

 

 


耳と耳が起こすソリューション

2020-11-15 01:47:00 | コロナ禍日記 2020





 

 

8月3日(月曜日)晴れ

 

蝉の声で眼が覚める朝。夏はだから幸福だ。

起きてすぐ、ヨガも瞑想もしないで、担当している小誌の特集企画を考える。「あす提出するから、なにか思いついたらメールをお願いします」とチームの人からメールが来ていたのを、連動させていた携帯メールをみて知り、速攻でオンモードに入る。

 

11時までかかってどうにか提出。

すぐデザイナー女子から、その件で電話。近況報告にはじまって、つらつらと40分話す。話せてしまう相手と、すぐに話し出せない相手がいる。前者はたいていのことは明るく聞いてくれるから。(相鎚が明るいと調子にのるし、返しも面白い)見えないという耳と耳の間のソリューションもいいのだ。

のちにディレクターの人ともやりとりし、12時半には完成形で提出を済ませる。

 

きょうは、新しい紅茶を開封した。




ウーフさんのリザヒル茶園のダージリン、ファースト・フラッシュ(春摘み)。

 

タルザム茶園のものと比べて、もっと若々しい味と香り。繊細で、薄いタンニン。楚々と消えてしまう清純で、つかみどころのない草原の少女みたいなお茶。茶葉を多めにいれて、3分のところを倍の6分くらいでちょうどいいようだ。

 

原稿ばかり書いていて、夕食は、万願寺唐辛子とたまごのピラフ、シーチキンとタマネギのサラダ。以上。たまにはこんな日があってもいいじゃないか。

 

1時半に就寝。

 

 


誰にむかって書くのでしょうか

2020-11-12 00:33:00 | コロナ禍日記 2020






 

  

ある日。8月1日(土曜日) 晴れ

 

 きょうは午後1時から5時まで編集とは何か。「一冊の本ができるまで」と題し、若松英輔さんが講師を務める(今回は編集者主催)『読むと書く』主催のzoomを受講した。

 

 心に残った言葉は、編集者の視点とは「むずかしいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことをおもしろく」井上ひさしさんの言葉を心に留めて編集すると良いと話されていた。

 

 この文章は誰に届けたいのか。対象は具体的で、ひとりにむかって書き、編集するとよいでしょうとも。理由は書き手の軸がぶれないから。とある。

 誰にむかって書いているのか、伝えているか。ここのところずっと考えているテーマだ。この日記もそうだが誰にむかって書いているのだろう。

 仕事案件(たとえば会員情報誌)は、取材対象者とインタビューなどを通じて接するので、届ける人の顔も具体的に読めたりするのだけれど。広告の世界でいうターゲットとは違う、だれかひとりのために書く、編集することはもっと特定してもいいのではないだろうか。

 

 ドイツの詩人リルケ「若き詩人への手紙」や、ナタリア・キンズブルグ「ある家族の会話」などを読めば、明白だ。ミツバチがおしりの針で突くように、伝わり方、届き方も繊細かつ鋭くなるのだろう。ひとりに絞って書いた文章は、万人にも情熱的に届く。自分はそこがぼんやりいているのか。潜在意識の中で、おそらくある。けれど、確かには浮かび上がってこない。自分の心の中との対話というのが一番近いのだろうか。

 

 

 きょうパパさんは、知り合いのカメラマンさんの葬式で不在だった。帰宅後、アルコールがはいっているパパさんと行き違いをして口論となる。いま、思い出しても腹立たしいほどのつまらない内容だ。マンションの住人から不在の連絡が入っていて、「きょう一日中なにをしていたのか」とご立腹されたというもの。いわゆる家内をしていないということ? バカバカしい(ZOOM中でございました)もやもやを抱えて、応酬した。

 

 夜。お風呂から上がって少し落ち着き、携帯をみると、先日提出した広告会社からのメールがきて、少し嬉しい言葉があった。よかった!連絡がないので全くよくないのではと、心配で、紙の裏に、スローガンコピーを再考していたところだったのだ。ほっとした。

(アナタガ、シンパイスルホドニハワルクナイワヨ)という声が天井あたりから聞こえた。

 

 夕ごはんは、カレーライスとサラダ。本日は早々に寝る。といっても12時就寝。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


提出後のお風呂。

2020-11-10 02:29:00 | コロナ禍日記 2020






 

7月31日(金曜日)晴れ時々雷雨

 

 

12時50分 1本目の原稿を出す。

午後3時50分、コピー原稿を出す。

 

本を読んでいても少しも落ち着かなく、夕方6時にお風呂にはいった。

岩塩をひとつまみ、お湯がとろんとして体がやわらかい、ぬくい、気持ちいいものに満たされる喜びよ。灯りも消して入っているので、脱衣場の電気をあかりとりにして、本をよむ、1章だけ。頭をバスタブのへりにつけて、脚を45度に折り曲げ(体を小さくて)、ゆったりと読む。

 

脚の裏を、親指と人差し指でマッサージ。体の疲れに、耳を澄まし、押したり、ゆるめたり、また押したりしていく。静かな時間。

 

ほんの30分だけの癒やし、あがるとすっきりした。

夕ごはんには、ブロッコリーとキノコのソテー。ポテトサラダ。出雲そば。

とろろ芋入り。

 

 

夕方提出したコピーに、思いを馳せる。表現、することにばかり気をとられて、企業が目指したい方向性みたいなものを表現できていただろうか、という思いに突然とらわれ、メーンのキャッチをもう一度思考してみる。

 

 

本日は12時30分 就寝。ベッドの中で日記。

 

 

 


潔く生きる人でありたい

2020-11-08 22:50:53 | コロナ禍日記 2020
 
 
 


 

 

ある日。7月30日(木曜日)晴れ時々雷鳴

 

朝6時に起床、ヨガ、瞑想。おわったらお白湯。

朝は松浦弥太郎氏のグラノーラ(プレーン、抹茶)混合。ヨーグルトで食べる。1ヶ月くらいシリカウォーター(eedun)をのんでいる。1ットルあたり93.4mgと非常に高濃度のシリカ非常に飲みやすい硬度12.7mg/Lの超軟水。

 

午前中、10時半から原稿。

午後からコピーワーク。わかりやすく、シンプルに、思いをこめて。あたらしく。

20代からコピーに憧れて、コピーの文体と効力に(ビジュアルと重なった時の仕事力みたいなものに)取り憑かれてきた。それから雑誌や読み物の記事を書き始め、いま一冊丸ごとのライティングに挑戦させていただきながらも、コピー(言葉)の仕事をする。もっとも商業的で、人の生活に役に立つであろうことばの仕事。人の、世の中の良い面に光をあてる。だが、制作過程において、たいていが修羅場だ。

 

2時。いきなり雷鳴がなり大雨のなかに閉じこめられた。家中の窓という窓に、雨が降り注いでいる。

 

 

ほぼ一日中、仕事ばかりをしていた日だった。夕ご飯は、じゃがいもとたまねぎ、きくらげ、中おちの鶏肉の煮物。トマトときゅうりのサラダ、お味噌汁。デザートには桃、プルーン。

 

途中、テレビをつけたら、「世界はほしいものにあふれている」を放映していて、三浦春馬さんが出演されており、じっとみていると現実味のない笑い方、軽い、感じがした。体重のない人のような美しすぎる笑い方。

きょうはパパさんの知り合いのカメラマンさん(私もお会いしたことがある)がお亡くなりになった。誰でも紛れもなく死にむかっているのだ。潔く、生きるために死にむかっていく人でありたい。

 

 


ある日。7月の終わり広告コピーと創作と。

2020-11-07 01:32:00 | コロナ禍日記 2020







 

ある日。7月29日(水曜日)晴れ

 

 

 目覚めた時から太陽がカンカンと照りつける。もう梅雨明けしたのかもしれない。(パパさん、テレワークの日)

 朝食もとらず、郵便局と銀行を3件はしごして支払いや振り込みへいく。

 帰宅後、昨日の日記を書いてヨガ、瞑想10分。

 

 松浦弥太郎さんのグラノーラ2種(プレーン、抹茶)を混合し、ヨーグルトをかけて食べる。フルーツには桃。

 

 午前中は長い原稿を書く。

 お昼は、篠山で買ったバジルをきれいに洗ってタオルで拭いて、ジュノベーゼソースのスパゲティをつくる。松の実の代わりに、フードホールさんで購入したくるみとカシューナッツなどをいれた。お味はまずまずか。風味は上々。

 

午後から7時半まで、食品会社のコーポレートサイトコピーにかかる。

 

 コピーワークは難しい。言葉の本質を美しく、シンプルにものをいう必要がある。なにをいっているのか理解不能な、まどろっこしい表現はだめ。ストレートに本質をつく、わかりやすい言葉でやわらかく話しかける。そこにアイデア(提案)、想像性がないと意味がない。

 

 

散歩のあと、夕食はさばの塩焼き、にらと豚バラの中華風炒め、きゅうりとトマトサラダ

 

 夕食のあと、世界のテレビCMを次々に紹介していくテレビを見た。面白かった。画のスケールがちがう。映像の醍醐味か。ユーモアあり、迫力あり。ブラウン管におさまり切らない、はみだすような想像力がいいのだ(日本には少ない)。宣伝会議さんでコピーを勉強していた頃を思い出した(カンヌの広告賞)。

 天井に吸い込まれる人(家族)!2階では奥様が優雅に掃除機をかけていた。

 

 

 そして、12時半まで仕事。1時30分に就寝。

 本日のコロナ感染者は、東京250人。大阪221人。全国1200人の感染拡大。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


コーポレートサイトのコピーワークを開始

2020-11-06 00:10:00 | コロナ禍日記 2020






 ある日。7月28日(火曜日)晴れ

 

 朝7時に起きる。軽いヨガ、瞑想5分。

 

 昨日の続きの原稿を1時間15分くらい書く。シャワーをあびて、家を出た。コロナの感染者も日々増加。ちょうど初夏の頃を思わせる不穏で重たい感じだ。そう思いスマートフォンのニュースを見ていると、電車の左隣の中年女性が、カバンからコンパクトを出し、パフで眉の下や頬を中心にファンデーションを塗り、眉を整えて、ビューラーでまつげをあげて……、口紅をひき……とイチから化粧を始める。

 わたしは、文庫本で顔を隠しながら、アイスティーを入れてきた水筒を飲む。結局、本はあまり読めず、人と風景をみて終わった。30分の道のりだった。

 

 いつもの癖で、最寄り駅の売店でオロナミンCを買う。アイスティーまだあったのに。

 

 東三国で下車。某企業の社長インタビュー80分。終わって次号の冊子の打ち合わせを20分。

 「そうだ。8月は淡路島のリゾートマンションでこのインタビューの続きをお願いできないだろうか」、と社長に言われる。おいしい淡路牛をごちそうするよ、ディレクター氏も皆で泊まればいいと……。(そうはいってもわたしは女性なんです。わー! うれしいとは言えないのです)精気みなぎる社長。このひとは、いつも明るく旺盛だ、元気でいない時をみたことがない。豪快といったほうがいいのだろう。

 社長のインタビュー記事などを別の雑誌でも毎号聞きとりするが、企業の社長たるもの、後ろ向きな考えや保守的路線はなく、常に現状打破するなにかを、みつめ考えて、取りに行くタイプの人が多いな、と思い知る。やり方はそれぞれだが、表情の薄い顔をしている社長を少なくともわたしは知らない。まあインタビューされるのだから、あえてそういう体勢に持っていくのだろうとも思う。企業の顔、アピールするチャンスだものね。まぁ、きょうも元気な気を授かった。

 

 大阪で、無印良品でオーガニックコットンの肌着を、2枚買う。

 食のセレクトショップ「DEAN & DELUCA」でまた松浦弥太郎氏のグラノーラ、プレーンと抹茶を購入。その足で紀伊國屋に立ち寄り、早々に帰宅。

 

 3日後に提出がせまっているコピーワークの案件にかかる。

食品メーカーのコーポレートサイトの全コピーだが、いきなり難航。コンセプトがわかっているようで、わからない。オリエンもなければ、資料だけをもらってのコピーワークなので、考えあぐねる。表現の仕方は無数にある。言葉も、どうなりでもいえる。正解はない。

ただ、この企業に一番しっくりあう言葉。そう、おそらく、そういって欲しかったという……言葉を探さなければならない。考えるのでなく、「探す」のだ。いまからリニューアルするのだから。このチャンスに新しいなにかを発信しなければならない。うーむ、という間に時間がどんどん過ぎる。

 

 夕ご飯は、きょうはひとりで。モモステーキ用肉(豚肉)をつかってのゴーヤチャンプル(ゴーヤ、きくらげ、玉子入り)。フードホールさんのおとうふ。キムチ。お味噌汁。

 

 夕食後も机に座る。12時半に就寝。

 

 


まず一つ行動する。階段を一段あがること

2020-10-28 00:56:00 | コロナ禍日記 2020

 

 




(奈良 大神神社⛩ 三輪山内)

 

 

7月26日(日曜日)晴れ

 

2020年7月の4連休だ。新型コロナウイルス感染拡大が、連日東京では230から300人の間で推移し、大阪でも100人を超えている。

 

全国各地への市中感染が深刻だ。

「Go To Travel」!ひとが移動し、お金をおとす。もれなく、都心部から地方へ、新型コロナを落としていないか、それも心配だ。自分の健康は自分で守らなくては、と爪を噛む。

 

きょうは芦屋のグランドフードホールに、 水(エデンの硬水)と米、あんみつ、豆腐、キムチなどを買いに。生鮮食品をイカリスーパー本店で買う。篠山の西村牧場で、すき焼き肉、焼き肉用、切り落とし、同じく篠山の農協(味土里館)で地元の野菜、マグナム珈琲で珈琲豆を2種買う。長く仕事をするためには、生活の基本が大事。

 体の土台がしっかりしていないと、よいものは書けないし、7〜8時間の睡眠、添加物のできるだけ少ない、生きたものを食べる(加工食品は極力避ける)こと。散歩やヨガ、瞑想など。負担にならない程度にできたらいいなと、いつも思っている。

 それでも、忘れてしまうのが世の常、だ。

 

このところ、一日の終わりに、ベッドのスタンドライトをつけ、スケジュール帳をひらき、簡素な日記をつけている。

 

  •  一日で感謝したいこと。うれしかったこと。
  •  自分らしくないこと。反省。
  •  明日の抱負、目標

 

簡単に1行くらいで書いている。

 以前は、お風呂でポメラをひらいて、その日一日の日記を書くことが多かった。が、最近は簡素化した。

 

 作家の辻仁成氏が次のように書いていた。コロナ禍で、不安を感じ、自分が押しつぶされそうになったら、一番は家中のゴミを捨てろ。親友に電話をかけろ。トイレットペーパーに不安な事柄や嫌いな人の名前を書きなぐって〝大〟(小でない)で流せ。部屋の窓をあけて光の中を歩け、そして走れ。爆睡しろ!

なにはさておき、行動は大事だ。考えるよりやってみる、そうすれば階段を一段あがることになる。

 

 

 

 

 


朝食にはグラノーラがおいしい

2020-10-23 00:06:24 | コロナ禍日記 2020

 

 

7月23日(木曜日)曇

 

 文章を書くというのは、「生(なま)もの、いきもの」だと思う。

 いつ、どこでも、どんな時でも、書けるものじゃない。その時々の、旬がある。あの時、あれほど、それについて書きたいと思ったのに、数日後には関心は薄れているし、毎日1日に3本、4本の原稿を平行してやれていたと自信すらもっていたつもりでも、3日も続けてNと遊び歩いているうちに(締め切りがある原稿はどうにか書いていた)書く虫はどこかへとんでいってしまって、ふぬけた自分がいる。これは困った。

 

 大事なことは、毎日毎日、続けることである。

 

 ところで、最近、少し凝っているのが朝のグラノーラだ。ヤタロウズ・グラノーラというのが名前だそうで、エッセイストの松浦弥太郎さんが、十数年こだわって研究したというグラノーラ(プレーン・抹茶)という。(松浦氏は「暮らしの手帖」の編集長を2006年から15年まで務めたひとだ。中目黒にCOW BOOKSという古本屋の店長でもある)



 

 今朝食べたのは抹茶だ。有機オーツ、ピーカンナッツ、有機ココナッツオイルやシナモンパウダーなどが入っていて、かなり濃厚な抹茶味のさくさく感に、ごろつと丸ごとはいったピーカンナッツが、機嫌のよい時に顔を出すとやった!と思う。食感が楽しい。

 

 大さじ2杯の抹茶味にケロッグのグランフレーク(食物繊維が豊富)を大さじ1杯、加えて牛乳をかけて。完熟バナナと台湾マンゴーをデザートに食べる。

 



 

 おやつタイムには、ヤタロウズ・グラノーラの抹茶味に、ハーゲンダッツのアーモンドミルクとのコラボで食べてみた。舌につめたい甘さと抹茶のサクッとしたグラノーラが以外に合う。

 

 

 ということで。(何が、ふむ)

 夕食には、ゴーヤチャンプル、グランドフードホールで購入した「国産寒さば、木頭ゆず水煮」の缶詰を温めて。トマトサラダ。

(一杯目は冷やしおかゆに、南和歌山の梅干しをいれる)(二杯目は炊きたてごはん)

 

 今年は、セミの鳴き方が中途半端だ。30分も鳴いたら、すぐ止んでしまう。お陽さまが照りつけないとセミは鳴かないのである。