月の晩にひらく「アンデルの手帖」

writer みつながかずみ が綴る、今日をもう一度愉しむショートショート!「きょうという奇蹟で一年はできている」

表参道のカフェラントマンでウィーンをしのぶ

2021-09-23 10:56:50 | 東京遊覧日記
 

 

朝7時。夢の中で雨が激しく降り、雨だれの音ぽたぽたしていた。が、起き出してみたら光が強く差し込んでいた。

Nが紅茶を入れてくれ、マンゴーとパンケーキで朝食をとる。

 

きょうは、表参道へ繰り出す予定だ。以前から、Nがチェックしていた「カフェラントマン青山店」へ行きたいのだという。

 

 

1873年、フランツ・ラントマン氏により最もエレガントなカフェとして誕生した。ウィーンのカフェ文化において社交界、政界の著名人も利用されてきた店。2019年12月、わたしと、Nは市庁舎でのクリスマスマーケットをみた帰り、手足がコチコチに凍るほどに寒くて、お腹も減っていていたので、「カフェラントマン」を目指して歩き、5組ほど待ってはいる。そうして確かに、エレガントだった。店の内装もさることながら、女優、男優きどりのお洒落な人が多かったのが印象に残っている。

温かい牛肉のスープとチキンの揚げ物、ポテトサラダ、ウィーンのビール、サラダ、ケーキなどを食べたことを思い出す。

 

 

 

さて、表参道の店である。

ただ、そこにある、カフェの周りの空気も町並みも、働くスタッフも当たり前だけれど違う。思い出すのに十分な舞台装置が整っているといったところだろうか。

 

コロナ感染症を心配して、屋外テラスを進めてくださるが、やはりここはソファー席である。懐かしいシュニッツェルとサラダ、かぼちゃのクリーム、そして「ザッハトルテ」をデザートに。ウィーンでたくさん食べたパンが食べられて、囓っているうちに、過去に飛んでしまう。とても懐かしかった。

 







 

 

 

それからケヤキを見あげながら界隈を散策した。

根津美術館に行ってみるが休館日。

南青山「コテージ」に立ち寄り、アンティークの雑貨をひやかし、表参道ヒルズに。エヴァム・エヴァムの新作をみて、ナチュラルスキンケアとアロマフレグランスの「THANN」。

ここは、タイのフレグランスを取り扱い、リゾート感が漂うアロマが揃う。Nが東京のインターコンチネンタルホテルで、スパを受けて以来、大ファンだという。

シャワージェルやオイルトリートメント、バスソルトなどを爆買い。私たち親子は香りものに弱いときてお店にとっての格好の客だ。

 

 




 夕方になり、渋谷の「宮下パーク」を案内してくれるというので付いていく。新しい若者のメッカらしい。「レイヤードミヤシタパーク。は公園と連動した90店舗のショッピングスポットや飲食店など複合施設が集結している。ただ、若者が多くて、おののいてしまう。

屋上は公園になっていて、渋谷の喧噪をみながら芝生の公園でごろんとなっておしゃべりや、カフェを楽しんだりできるとあって、散歩するにはよいけれど。1階はご当地の店も多く、お祭り気分が味わえた。

 

シンガポール料理で軽く夕食。Nから、シンガポールのうまそうなビールと料理を教わる。





きょうも、最寄り駅ではなく、東急の「多摩川」で降りて、25分ウォーキングして、帰宅。Nの部屋へお泊まり2日め。

 


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ツクツクボウシから、秋の虫へと移り変わるこの頃です。
備忘録として、書き留めた日記のような掌編のような。そんなある日の気持ちです。
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