月の晩にひらく「アンデルの手帖」

writer みつながかずみ が綴る、今日をもう一度愉しむショートショート!「きょうという奇蹟で一年はできている」

4 月は起点の月!祝入学

2010-04-30 16:33:24 | 今日もいい一日


4月8日(木)、娘の高校の入学式。
 そして3週間。
 はやいようで、長い、
 そして。あっという間にいろんなことが真新しくなった1カ月だった。

 私は娘の入試によって、人を育てる(応援する、サポートする)とは
 どういうことか。 誰かを支えるというのは、
 どうすればいいのか、を学んだ気がする。
 自分のことより、誰かのことの方が大事になる、
 その人のことを優先させるってこと
 もしかしたら、生まれて初めて経験をしたのかもしれない。

 愛すればこそ、なおさら、その人のことには慎重になる。
 どうしたらいいのか、常に悩み、行動
 時には自分の眼力を信じ、思い切ったアドバイスを促してみる!

 冷静かつ熱い心を胸に秘めた
 応援団長になることが大切だ。
(笑顔は大事)

 今思えば、
 一番つらかったのは、
3月3日の桃の節句に雛人形を前にして
ぶるぶるふるえが止まらないほど、激震して彼女を叱ったことだ。
 入試までわずか1週間。
 間近で行われた模擬テストの点数が低かったうえ、
 塾の6時間特訓を前に、「しんどい、めんどくさい」といい、
 お菓子を食べ散らかし、ダラダラ、
 そしてテレビをつけようとしていた彼女。
そのモチベーションのあまりの低さ、危機感のなさに怒鳴った、
のだと思う。

彼女は怒られた腹威勢に
私の仕事に対する姿勢も、なお非難。

「ママだって似たようなもんよ」

本気で叱った、手を上げた。
ふたりとも泣いた。たくさん泣いた。
 

明日から5月。桜から新緑の季節となり、また新しい人生の時間がスタートする!

娘は、涙と感動の卒業式を経て、
晴れやかな表情で、試験会場に向かい
見事、合格を手にいれた。
祝入学 おめでとう!