写真はお気に入りの街、マーストリヒトの教会。
昨年11月オランダで、合唱団のプロジェクトに参加した時のコンサート会場の一つです。
コンサートのタイトルが「永遠のバッハ」とでも訳したら良いのか・・・。
バッハのモテットが二曲と様々な「アヴェマリア」を集めたコンサートでした。
「アヴェマリアって色んな作曲家が作ってるんですねえ」と驚かれることがありますが
本当に沢山あるんです。テキストは昔から伝わるラテン語の祈祷文。歌詞は同じでも曲は色々。
今回は1400年代のジョスカンから存命の作曲家まで集められていましたが、
苦労したのは今回初めてお目にかかったNystedt(ニュシュテット?日本語表記は不明)という
ノルウェーの現代作曲家。普段バロックや古典しかやってないから、そのツケがまわってきました。
現代曲の音程がとれない!
手違いで、楽譜が日本にいる私の手元に事前に届かなかったというアクシデントもあり、
リハーサルの前日にアムステルダムの友人宅に到着した私は、そこで渡された楽譜をひたすら読み続け。
朝4時に起きて出かけるまで黙々と読み、会場までの電車の中で読み、リハ休憩中も読みまくり・・・。
救いだったのは歌詞が天下の「アヴェマリア」だったことです。マリア様ありがとう。
そしてもう一つ大変だったのは、曲によってモダンピッチとバロックピッチをコンサート中に
使い分けなければならないこと。ピッチ、ピッチ、チャップ、チャップ・・・。
私は今どこ?という感じ。
続く。。。。