ありがとうございました

コンサートにご来場いただきありがとうございました。
あの場にいたお一人お一人に
この場を使って感謝を申し上げます。
本当にあたたかなご支援と拍手と...どれだけ励まされたかわかりません。



もう思い残すことはありません！
...と言いたいところですが、年内、もう少し頑張りますねー。
今週は次のコンサートのリハーサルと、動画撮影の仕事と
個人レッスン生の発表会準備と...。
このタイミングで口唇ヘルペスって、気持ちは元気でも体は悲鳴！？
栄養とって休養とって治しつつ、頑張ります。気をつけます。
取り組むべき課題があることは幸せです。

コンサートの他の写真はインスタに上げております。
https://www.instagram.com/eri.3954/

オルフェの応援歌

最後最後と思いながら、本当によく薔薇が咲きます。
いつまで咲いてくれるのだろうか。
こちらも季節の終わりまで見届けたい。




さて、いよいよコンサートが近づいてきています。
今回、竪琴の名人オルフェウスの歌を歌うのですが
色々諸事情で今回は抜粋となっています。
わざわざ動画などで、事前に勉強してこられる方もいるようで
曲が途中で終わってすみません...という気持ち。
でもいつか、全曲やれたらと思っております。
この曲、途中までは「もしエウリディーチェを
あの世から連れて帰れなかったら、自分も死の国にとどまろう..」
としんみり決意するのに、次の曲で突然第三者が
「オルフェ頑張れ！頑張れ！イケイケ！オルフェ！
あんた素晴らしいんだから、やればできるんだから！」
とオルフェの応援歌を歌い始めるところが、ちょっと笑ってしまいます。

あとは今回、フランス王ルイ9世がテーマになった歌も
取り上げるのですが、私が大学の授業でも牧師と一緒に
講義している第６次十字軍のフリードリヒ2世の次の
第７次十字軍の中心人物なんですね。
十字軍の殺戮の話はうんざりしてしまいますが
数々の素晴らしい芸術を残したという点では
私たちはその恩恵に預かっているんだなあと思います。


コンサートは22日19時からです。

秋の気配

昼間は残暑でも、朝夕は涼しくなりました。
金木犀も香ってきて、秋の気配がそこかしこに。





バラも最後の力を振り絞る。




秋の夜長のバロック音楽。

夢の話

昨晩、オランダ時代の夢を見ました。
今日は延々と、昨夜見た夢について語ります。

写真は我が家の庭です。本文とは何の関係もありません。


私の卒業試験は豪華でした。←これは現実です。
（以下、カタカナの羅列です。）
ポジティフオルガン＋テオルボ＋２ヴァイオリンでモンテヴェルディ。
チェンバロ＋ガンバでパーセル。
フォルテピアノでハイドン歌曲。
最後はヴァイオリン、ビオラ、オーボエ、チェロとチェンバロで
バッハのソロカンタータ。
１時間でこのメニューって、まるでドリームコンサートでは
ないですか！こんなこと、今は絶対出来ない。
いや...お金さえあれば出来るかな。やるなら引退コンサートですね。

ともかく、そんな夢のような卒業試験。
この企画運営が、やはり本当に大変だったんです。
信頼できる学生を揃えたいから、自分が在籍するアムステルダムだけでなく
ハーグの学生だったり、ベルギーからも知人をお願いして
そのほかに、楽器のある部屋もリハ用に手配しなくてはならない。
本番は大学所有のバッハザール（オランダ語でホールのことをザールと言う）で
やりたかったけど、どうしてもメンバーとの日程の都合で
スヴェーリンクザールに....などなど。

昨晩の夢は、遡って、試験会場を予約する場面。
夢の中では予約が全然うまくいかなくて。
古楽科コーディネーターに相談しようにも、アポが取れない、
あー、誰か助けてーという夢。追い詰められてるかな？

今日は新聞に取り上げていただきました。
この時期の演奏家って、みんな音楽不要不急と言われる恐怖と
戦いながら、迷いながらコンサートをやっています。
だから「行きますよ」「楽しみにしてます」と言って頂けると
自分の中に、「よし、頑張ろう」という貯金が貯まっていく気がします。

今日もバラが美しく

涼しい9月の始まりの後は、厳しい残暑。
毎日お天気が続いて、薔薇も元気に咲いています。



コンサートの準備が着々と進んで嬉しいですが
苦労もしております。

今回使用する楽譜の音部記号がバラバラで...という
ちょっとだけ興味がある人向けの音楽の話です。



様々な音部記号で書かれた古い楽譜を、私たちの慣れたト音記号や
ヘ音記号の楽譜に書き直して、パソコンで打ち直して演奏することは普通にあります。
そのほうが簡単に読めるし、瞬時にいろんなことがシェアできて楽だし。

でも今回はいわゆるファクシミリをそのまま読んでおります。
演奏家やその時々によって、使用する楽譜は色々。私も現代譜に直してあるものは
楽してそのまま使用することはあるし、何をどう使うかは演奏家の自由です。

ファクシミリの場合、歌は、ソプラノ記号で書かれていることが多いので
結構慣れてるのですが、今回あまり経験のないアルト記号で
歌わなくてはならない楽譜があり、これがものすごい曲者なんです。
↓


この楽譜はヴァイオリンのト音記号も第一線に来ていて
（←普通は二線なのでこれも読み方が変わる）
古楽器の人たちは慣れているわけだけど、古楽器は調律も変わるので
ふと突然自分が「ここはどこ？私は誰？」となるのが怖い。
そうならないように準備するだけなのですが...。

音部記号が色々変わるのは、なるべく音が五線譜内に収まるように
当時の紙の節約のために書かれたと言われております。

涼しい9月の始まり

今日は涼しい9月の最初の日曜日。
楽天パークの花火がベランダからよく見えるので
夏はそこでビール飲みながら花火鑑賞したりするのですが
今日は寒くて外に出るのも嫌。
音だけ聞きながら、熱々の大根の煮たのを食べてました。

前回の投稿...。サルスベリの花ということを初めて知った。
猿もスルスル登るサルスベリはこんな綺麗な花だったんですね。
まだまだ知らないことばかり。

そして、いつもお世話になっている教会に
同じ木があることもまた初めて知った。
私の背丈くらいのまだ可愛らしい木。
「教会の掲示板が見えなくなりそうだから
切ってしまおうと思って」と牧師さん。
「でももし絵里さんがもらってくれるならみんなで掘り返しますよ」
なんて言ってくださるけど...。どこに植えるの、これ以上！？
鉢植えしか選択肢はないけれど、相当大きな鉢だなあ。
一年に一回、この花を見るためにこの木をもらうか。
心が揺れています。



昨年のクリスマスに生徒さんがくれたシクラメンは
夏越しした挙句、今年花がいっぱい咲いた。
シクラメンってこんな時期に咲くの...？
びっくりしてネットで調べたら、なんだか訳のわからないことに。
というのは、どのブログにも「ネットで調べたら...」
と書いてあって、全然「これが絶対正しい情報」らしき
ところにたどり着かないのである。
結果どのブログにも書いてあったのは「レアケース」ということ。
「生命力が強い株」とも。頑張ってくれたんですね。
できれば冬に咲くのも見たいから、ちゃんと世話してケアしてあげよう。

コンサート、いよいよ今月になりました！

動画編集

ここ数日は明けても暮れても動画編集。
学祭に出品する聖歌隊の多重録音がとてもうまくいって
先日はその動画に使うための素材を集めに大学に忍び込み
（嘘です。講師は入っていいので堂々と入りました。
構内にとにかく人がいないので、こそ泥みたいな気持ちに
なっちゃうのです。）
うろうろうろうろして写真を撮りまくっておりましたら
何ですか。このフリルのような美しい花は！？
こんな花が咲いているの知らなかった！




学生の歌い方は良くも悪くも私に似てきたので
届いた録音を聞くと、けっこう私とシンクロして驚きました。
細かく調整する作業中、何十回と同じ曲を聴き、夜中にふと脳内で
その曲が鳴り響き、何度も目覚めることふた晩。
動画も何とかうまく出来て今日は解放されてゆっくり寝ます！
我ながらどんどん編集の腕が上がってきたなあ....。
オンライン学院祭で披露するのが楽しみ。

色が本当に鮮やか。誰にも見られずひっそりと咲いている
あなたはだあれ。




来週からいよいよ9月22日のコンサートのリハが始まります。
5月以来のメンバー集合です。久々に古楽器の音を浴びまくる予定。
本当に苦しい時期で、実施する方もコンサートに出かけるのも
迷いが伴います。でもこんな時期だから、良い音楽の空間を作りたい。
今はお客さまが特に少ない持期だから、自分のお部屋で聞いてる
くらいのスペースが取れると思います。