陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

漢方小説  中島 たい子

2008-12-13 05:55:29 | 
漢方小説
中島 たい子
集英社

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表紙の普段着のあまり若くないとおぼしき女性が突っ立っている後ろに
さわやかな感じでいかにも効きそうな漢方薬原材料図鑑っぽいイラストが
おもしろそうな雰囲気を醸し出して、図書館でチョイス。

中島たい子ってはじめてだなどと思って、略歴など見るとあらら読んでいいる。
  建てていい?

自分の書いた記事など読み返して記憶喪失を補う。
記憶がヤバい分読んだぞ!っとここに書き落とすことは私にとってものすごく重要な習慣になってきたわ。

なんだか分からない理由でいきなり体が一時ロデオマシーン化して震えだし
救急車搬送された頃にはすっかり落ち着いていおり、
吐き気がして固形物も食べられない不調感があるのに、
「どこも悪くない」と診断され、傷付きながら病気と分かってくれる医者を渡り歩き
5人目で頼りなくも感じるけれど好みのタイプの若い漢方医に出会い、
はじめて悪い箇所をみつけてもらい、漢方薬でじわじわ治っていく話。
自分でもしっかり東洋医学や漢方薬を調べる過程や
自分を取り巻くちょっと世間からズレている人たちのからみが面白い。

全体にふわ~と力の抜けた世界で、漢方薬のアロマ風な香りまで感じて良い気分で読み終わる。
東洋医学のここの説明によると
七情と五臓とか解説はいまひとつとんちんかんだけど
気持ちの在り方と病気が直結していたり、
病名はあなただけの体だから必要ないとか、
症状は消えても根本が治っていない間は本治でないとか
全体になにか曖昧なところが逆に良い感じ。

人を見ないで、
壊れている部分のまずデータを集めて病名を見つけて
それから治療。必要とあればキッタハッタで治す今の病院。

   聴診器持たずに医者はマウス持ち

知人の句だけど、どこかなにか安心信頼できない今日この頃。
漢方って聞くだけで良さそうな気がするのはそんなところか?
普通の病院でも医師によっては漢方薬が併用で処方されることも増えた。
そう言えば、花粉症でもらった漢方薬は確かによく効いたわ~

記憶が良くなる漢方はないかしらん?
あっ、また小説から激しくズレた感想で^^;

そうそう天然にズレた主人公の母親。ちょっとお友達になりたい人だった。

サマーピクニック 2009

2008-12-11 07:44:46 | Weblog
南こうせつのコンサートにはまったのは往年のファンに相当遅れて12~3年?くらい前。
中年期のこうせつに中年期になってファンになった。

あの日、カーラジオから野外コンサートのお知らせが流れた。
「うん?あんなど田舎にコンサートやる場所があったけ?」とまず思った。

ちょうど子育ても一段落。
夫の転職に次ぐ転職で家計が火の車だった時期をやっと脱してコンサートに出かけるくらいの贅沢がやっとできそうな懐具合。
彼の曲はヒットしたかぐや姫時代とひとりになってかたの夢一夜くらいのメジャーなものしか知らなかったけれど
場所は車で走れば30分程度。
しかも今日。

チケットはあるかしらん?と問い合わせ先の町役場に電話をした。
市役所でもなく町役場ってのがいかにも…だった。
観光係?とか言うのんびりしたおいちゃんの声にかわって、
『いくらでもありますよ』
ほんとう?と言うような返事が返ってきた。
もうお尻がもぞもぞ。この辺りのそそっかしさは自分がADHDだと思う要因だ。

『ねぇ~ねぇ~今日の夕方なんだけど行く?』
誘ったらすぐノリノリになりそうなニオイの人に電話。
話はトントン拍子。

神田川、夢一夜…この人には静かな曲のイメージしかなかった。
いきなりガ~ンと夏の少女からはじまった。
前列の中年のおっさんたちが一斉に立ちあがって踊りだす。
一曲終わると

 『おいおい座れ。最初から飛ばすと疲れるよ。最後までもたないでしょ?』

なんとフレンドリーな。
確かにファンも若くはない訳で、後ろで見えない私はホッと。
たくみな話術にひこまれ、

  『みんな一緒にうたって』

思わず大声で歌いリズムに熱気に体を任せてものすごく心地いい。
夜の帳が下りる頃には激しいリズムの曲となり、もう中年、総立ち。
リクエストに何曲応えた後、神田川の大合唱でおひらきとなった。
ここに居る人みんなが歌える。
何年ぶりかにわぁ~と何か分からないむしゃくちゃに気分高揚が体を包んだ。

あれから、近くでコンサートがあると聞けば必ず出かけて行く。
まだ夫存命な時で、「おかっけか?」と嗤われた。

つい数日のコンサートは
無職になってすぐ南こうせつ公式サイトで見つけた。
3ヶ月も先。
だいたいが無職になっても、
すぐに落ち着かずあわてて仕事を見つけては失敗を重ねてきたのだ。
平日夜のコンサート。仕事持っていては絶対に行けない。
無職で居る保険みたいな気持ちでチケットを買っておくことにした。

一緒に行こうねと約束していた友人からコンサートの数日前に
『今日、父の葬式だった。コンサートは中止させて。』とメールが来た。
先に予定など確かに立たない年齢。
介護者を抱えていたり、自分自身の健康もあぶない年齢となった。
あのはじめてのコンサートの日には今、寡婦でいる自分など想像もつかなかったはず。

聞きに行く方はキャンセルも出来るけれど舞台の上の人は容易にキャンセルできない。
親の死に目にも会えない職業と誰かが言っていたのや、
実際に訃報を聞いて舞台に立った歌手の話など思い出した。

つま恋でまた野外コンサートが予定されている。
フォーク音楽遺産~南こうせつとサマーピクニック~の動画を寝る前にちょっとネットを開けて見つけてしまった。
動画を見始めたら長い。終わらない。ネット配信も最近はすごいことになっているらしい。
眠い。息子の次の朝の弁当作りが…
途中でやめればいいのに、やめられない。
コンサートの最後の最後のあのキラキラ『満天の星』が見たい。
結局1時間?最後まで見てしまった^^;

コンサートは屋内と野外では絶対に野外だとファンが言っていた。
私もそう思う。何度足を運んでもコンサートホールでは野外ほどの興奮がこない。
上手い人だと思う。
観客をす~っと乗せてしまう。
他の人のコンサートにはこれほど執着しないのに不思議。
はじめっからサマーピクニックに参加している人たちの同期、同窓生気分がなんとなく分かる。
サマーピクニックの頃は子育て真っ最中。
とてもとてもコンサートに遠い不便なとこへ出かけてゆくゆとりがなかった。
全然見ていない。知りもしなかった。くやしい気分。

こうせつは来年、還暦でデビュー40周年。
本人でなく回りから押されて
2009.9.20つま恋で最後のサマーピクニックが行われる。
ファンも年齢が上がっているから真夏は避けてこの日としたそう。

たぶん即日完売になるチケットが手に入れられるとも思わないし
またテレビ放映でも待つんだろうけれど、
還暦過ぎのローリングストーンズなどと重ねて、
年齢に逃げてぐずぐずしている自分の背がドンと押された気がする。

どうぞ2009.9.22に雨がふりませんように。
雨の野外は観客にも厳しい。
そして、その日までこうせつさんの元気が保たれますように。
ご本人が一番、うっかり受けて武者震いされているのかもしれない。

息子が合気道の練習から帰って
大きな声で神田川らしいのをうたっていた。
私の車に乗ったから再結成したかぐや姫のCDが入ったままで聞いていたのだろう。

  3畳一間の小さな風呂屋~♪

3畳の風呂屋ってどんな風呂屋?
大体、息子は音に敏感なわりに音痴。音程に幅がない。
めちゃくちゃ歌詞のお経のような神田川でノリノリ息子よ~やめてくれぃ~

 *満天の星動画 どこの施設かな?こんなのも見つけてしましました。

一日で編める小物

2008-12-08 05:36:22 | Weblog
寒い、寒い日が続く。
どこへ出かける気にもならない。
こんな日は冬ごもり。



編み物がしたくなる。
糸を買って編み方レシピをもらっておいた
手芸屋さんにあったあの指のない手袋と編みだした。
手先の出た手袋は車の運転に買い物にとても便利。
外すと必ず失くす私には
スーパーに運転して行って商品を手に取る時も支払にも外さないで車に戻ってこれるこの手は必須アイテム。

ちょっと糸があまったので手芸屋さんでじっくり見本を見て
編み方を盗んできたミニマフラーもついでに。
けっきょく糸が足らず、寒いのにショッピングモールの手芸屋に一玉買いに出ることに。
のっている時にガァ~と編んでしまいたい。
化粧なし着替えなし。コートで全身隠して誰にも会わないようにすっ飛んで行った。
編み方をもう一度じっくり見たら違っていたので頭に覚え込んで一路駐車場へ。
脇目もふらず急ぎ足してたら目の前で手が振られた。
近所の息子の同級生の専業主夫の画家おいちゃん。あら、後ろにそのおしゃべり妻。
多少美意識あり、センスの良いこの二人にノンメークで、このようななりふり構わない格好の日によりによって。
そう言えば近所とは言え1年くらい会っていない。二言三言。四言五言…

帰ったら思い出し思い出しさっそく編み替え。
ふっふっ結構覚えていた。


縁編みは、ちょっと幅が狭いようなのでピコットをくっつけてみた。
編みかけ放置の何物にする気だったか不明の物をほどきつつ
いい加減な目分量で始めたら、もうちょっとのところで糸が足らなくなった。
母にもらった古糸の袋を漁って、さし色ぽいのに決めた。
たぶん遥か昔、私が20代に亡くなった父のセーターをほどいたシロモノ。

適当、適当。
誰にあげるわけでなし。自分用なのでいいのいいの。
お暇つぶしの1品です。

本日は姑買い物ディ。さっそく付けてみよう。少しあったかいかも?

イジ女  春口 裕子

2008-12-08 05:06:59 | 
イジ女(め)
春口 裕子
双葉社

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『イジ女』はイジメと読ます。
8つの女の短編で成り立っている。
若い独身女、もしくは幼児程度のママ年齢の女たちの美しくないドロドロの部分ばっかり集めてある。
全編に共通は
人を気にしすぎ上手くとり繕いたいが過ぎて破たんがくる話。
どこにもありそうな一皮むけば的な。

作者は1970年生まれ。ホラーサスペンスの分野の人らしい。
ありふれた人たちの内心はホラーでサスペンスかもよと思わせる。
軽く読めて、ゴシップ好き、ミーハー気分を満喫させてくれる。
人のどうしようもないトコを上手く掴んで楽しませる。お見事。

がんばりません  佐野 洋子

2008-12-05 05:18:25 | 
がんばりません (新潮文庫)
佐野 洋子
新潮社

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これは絵本作家佐野洋子のエッセイ集。
佐野洋子は泣ける絵本↓で有名。
100万回生きたねこ (佐野洋子の絵本 (1))
佐野 洋子
講談社

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この本は昭和60年に本の雑誌に書かれた「佐野洋子の単行本」を改題したもの。
似た題名の本にこれも有名な↓がある。
がんばらない (集英社文庫)
鎌田 實
集英社

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「がんばらない」は人にがんばらないことを奨めているけれど
「がんばりません」は自らがんばれない自分を肯定している。
昭和に書かれた本。もう20年以上になるワケで
「がんばらない」よりはうんと前に書かれている。
しかも昭和13年生まれ。
戦前戦後の日本人のみんなが貧しい時代に培われた物の見方も綴られているがだだ決して古い感じを受けない。

母親に教えられて育ったと言う
「清濁合わせ飲んで嘘も方便」は衝撃的な言葉だった。
生活力がなく子供ばっかり作って
気分次第でちゃぶ台をひっくり返すタイプの当時は普通だったかもしれない
早死にした父の後を引きとっての子育てはこうでなくちゃなりたたなかったろう。
決して詐欺師で生きた人ではなく真面目な小市民の生きる知恵だったのだ。
シベリア抑留で生き残った人は
乏しい食料に見合った適当に手を抜く仕事ぶりが出来た人だという話もあった。
勤勉実直の王道を堂々とぶたれるより小気味いいが
子にそう教訓をたれる母という肝っ玉の座りに驚く。
私がもしそう教えられて育ったらもっと気持ちが楽な人生展開だったかもしれない。

「まめまめしく健気なる人類よ」では直角に物を置かないと気が済まない人や
誰にもありそうな1点几帳面にこだわる部分をこっけ味をもって羅列してある。
それは人に備わった可愛げであり、珍妙なとことであり
まさにがんばりませんでいいんじゃないの?と言う気がしてくる。

読書ではなく読字で教養にも知識にもなっていないと本好きな自分を嗤う。
まるで私そっくりな部分。
読んだ端から忘れ、血沸き肉おどりガガガーっと短期決戦で読める本が好き。
一字一句行間に秘められた意味を探る、高尚なのはそう言えば避けている、
言われて見て納得した文字 活字が好きなんで私のアレは読書ではない。
NHKBSで朝8時から10分の番組で『私の一冊』をやっている。
著名人が自分の愛読書や感銘を受けた本や自分を運命つけた1冊を紹介している。
私だったらどれかな?と思ってなぁ~~んにも浮かばない。
せっせと本めくることに始終して、先を先を追ってしまう傾向がある。
じっくり読み返すは苦手中苦手かもしれない。
捨てられない本は取ってはあるけれどなかなか2度目の手が伸びない。
そっそっかしくつんのめりながら生きてしまう性らしい。

れんげ畑で一緒に居た美女童話作家はレンゲの花束を手にし
自分は食べられるれんげと共に生えていた芹をひっこぬいて手にしていたと
自嘲気味に
食糧難な時代を生きた習い性を嗤っている。
同世代の似た人を知っている。
必ず食べられる野草で立ち止まる。
この人癖が私にもうつったか?ついつい里山で道端で花と共に目を惹く。
本当に飢えた時代がない私にとっては花と同列であるけれど、
彼女の習い性は生きることと直結していたのだ。

正論は恥ずかしい
美女美女で女女して生きようとどうしてもできない作者胸がすく。

この辺りちょっと私より男っぽい我が娘みているようでもある。
読んで妙に清々しく、
カバー裏の「佐野洋子の本」に「ふつうがえらい」を見つけ
待ったなしで車に飛び乗って文庫本が一番多い書店に走った。
そして、たった1冊か輝くそれを見つけたらドキドキして
まようことなく書架からひっつかんでレジに並んだ。







青いトマト料理しました!(^^)!

2008-12-04 23:48:21 | Weblog
ジャムは一番簡単なミキサーで砕いて砂糖で煮る方法を取りました。
ちゃんと煮て裏ごしした方がなめらかだったかも?
ちょっと舌にミキサー粉砕のざらつきが気になりました。
短期決戦型の性格がわざわいしてます
でもヨーグルトのトッピングに、トーストにぬってまぁまぁいけます。

夕食に
辛子めんつゆ和えとカレー味の天ぷらを作りました。
どっちも痔の息子に悪いので香辛料ひかえめでも
苦味やえぐみはまったくなく、これが熟してないトマト?と思うくらい。
普通の食材として遜色なし。
息子には何も言わなかったけれど、おいしそうに完食

ピクルスは写真撮影後、冷蔵庫へ。できあがりは1ヶ月後のお楽しみ


青いトマトの料理法いっぱい

2008-12-03 21:58:26 | Weblog
青いご臨終トマトの料理法を
ともともさんのコメントに触発されてネットで調べてみた。
けっこう株を引っこ抜いたけど捨てがたい人がいる。いる
土に混ぜ込んで肥料にするというのもあったけど、
落っこちた実と抜いた株は刻んで枯れるのを待って土に返そうと思っているけど、
青いトマトは食べてあげましょう~♪


●ピクルス

青いトマト1㎏を10%の塩水に1時間漬け、
煮立てて冷ましたピクルス液(砂糖60g、酢2カップ、水1カップ、ローリエ1枚、粒こしょう少々)に漬け込む。
1ヵ月くらいで食べ頃になる。

●粕漬け、味噌漬け
(1)青いトマト1㎏を10%の塩水に漬け、重しをして1週間おく。
(2)ザルに上げて水気を切り、半日陰干しをする。
(3)粕床(酒粕600g、砂糖100g、みりん100ml)あるいは味噌床(味噌600g、砂糖100g、みりん100ml)に漬ける。
(4)上から焼酎を40ml注いで密封し、1ヵ月漬け込む。

●ジャム

最初にミキサーなどに入れてドロドロにしてから砂糖で煮込む。
(裏ごしの手間が省ける)

●チャツネ

グリーントマト...正味450g(小振りの約4個)
玉ねぎ...正味100g(小振りの約1個)
ライトブラウンシュガー又は三温糖...130g
りんご酢...100ml
塩...小さじ1/2
シナモンスティック...小1/2本
クローブ...3粒

グリーントマトと玉ねぎは皮を剥き、ヘタを取って計量。それぞれ小さなさいの目に切って厚手の鍋に入れる。
残りの材料も全て加え中火にかけ、煮立ったら火を弱め、灰汁を取りながら煮込む。
じっくり煮詰めてジャムっぽくなったらシナモンとクローブを取り除き、瓶に詰める。


●辛子めんつゆ和え

スライスしてめんつゆと練り辛子を混ぜたタレに短時間漬け込む。
もしくは和える。

●揚げ物
輪切りにして、塩・こしょう。少しカレー粉をまぶし、水で溶いた小麦粉に付け、揚げる。
アメリカンドッグ風にホットケーキミックスで揚げる。


栄養士の友だちからのメール回答は以下の通り。

●乾燥トマト
  1.蒸し器で高温で5分くらい蒸す。
  2.塩をまぶして1昼夜置きます。(漬物くらいの塩分)
  3.天日に干します3~4日くらいでしょうか。
  4.冷凍保存。
●味噌・酒粕漬け
  1.塩漬けにします(薄めの塩分がよいと思います)、重石をして1週間くらい置きます。
  2.味噌と酒かすを混ぜたものにからめます。
  3.冷蔵保存(1ヶ月くらいで馴染むのではないでしょうか)


かなりどっさりあるし一番手っ取り早いのはジャムかしらん?
ちょっと揚げ物と辛子めんつゆに取っておいて、ピクルスも捨てがたい。
なんだか青いうらなりトマトが宝物に見えてきた

ひとつ気になることがある。
「トマトが赤くなると医者が青くなる」とか。
完熟トマトが一番栄養価が高いと聞くけれど青いトマトの栄養価はどうなんでしょ?

青いトマトだって捨てがたいのに

2008-12-03 05:14:46 | Weblog
日本綜合地所 53人内定取り消し 学生「怒りより悲しみ」 (産経新聞) - goo ニュース

春から社会人と決意も新ただったはず。
人生の最初一歩のつまずきはあまりにひどい。
大学は3年からという就職戦線も異常だと思う。
採用の時期が早すぎて事態が急変したと言う事もあろうけれど、
一旦採用を決めて、まったく人を思う気持ちが欠落している。

人と人と関係が物と物、利害だけになってきているような?
人に立ち入らない。信用しない。自分だけ良ければいい。自分だけは保守。
何もかも少しずつ歯車が狂って世の中が回っている気がする。

登下校の小学生胸に防犯ベルがぶら下がっている。
危険回避だろうが、
人間不信をこんな小さな時から胸にぶら下げて歩くのかと
古いおばちゃんは可愛い子供の群を見る。

急に寒くなって毎日実を付けて楽しませてくれたトマトが霜枯れした。
青い実がいっぱいついていたが、もう赤くなれそうもない。
引き抜いたトマトの青い実が捨てがたく籠に一盛りもぎとった。
バナナは青いのを倉庫に入れて熟れてから出荷するとか。
しばらく置いておくと青いトマト赤くなるだろうか?

ペットを「うちの子」と言い、子供虐待ニュースは絶えない。
私も人よりトマトやさしいって事はないかな?

3ヶ月が過ぎた

2008-12-02 06:36:37 | Weblog
12月になった。
仕事をしていた3ヶ月間とおなじだけ無職ライフが過ぎた。
あの職場は思い出したくもない。
「辞めたよ」と報告したら
「早い」と言うリアクションを相手からもらって
やっとえらく短い期間で辞めてしまったんだと気付くほどズタボロだった。

おんなじ3ヶ月。
いいのかな?と思うくらい緊張感のない日々。
血圧も正常値。薬を飲むと低くなりすぎるので服薬中止。悩まされていた肩こり頭痛もない。

仕事を持っている友達はきまって「そろそろ働いたら?」「勘が鈍るよ」と言う。
せめてパートでいいから週に2~3日でも半日でもとしつこい。
逆に働いていない友は「もういいんじゃない?」「ゆっくりしたら?」と現状肯定。
おもしろいくらい言ってくれることが違う。
どちらも私へ気づかいとありがたく拝聴しておく。

何にもしなくても時間は過ぎる。
これだけ紅葉を楽しんだ秋もない。
ただ通帳がどんどんやせてゆく。

    使わないと言う働きもある

誰かがそう言ってくれたけれどコレがなかなかむつかしい。

おなじ3ヶ月、息子の生活はかなりハード。
最近、鼻歌をよく歌う。職場の人ともなんとかコミニケーションが取れているらしい。
しかし、かなり人からバカにされる職種であるらしく、
自分に誇り保つために合気道と心理学の勉強は辞めないと言う。
今朝は現場が遠いと5時に自分から起きてきた。
5時40分に防寒用制服と弁当と合気道着の3つの大きな袋を抱えて出ていった。
行きが早い現場は帰りも遅い。
移動時間が給与計算に入らないと不服に思うのは母だけで本人は頓着ない。
会社にとってはありがたい存在に違いない。
家へ一旦帰っていては合気道の練習に間に合わない。練習を終えての帰宅は9時を回る。
入浴食事10時就寝。また5時起き。

3ヶ月前までぴりぴり働く母に働かない自分だったのがすっかり逆転。
働けない母に対して働ける自分を心地よく感じている風にもみえる。

それなら私の現状にもちょっぴり意義がある…なぁ~んて
まぁ~ものすごいナマケモノ自己弁護とも言える。
今は寒いし、脳も凍って体も縮こまる。この状態で年を越そうか?