陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

垣根のない共生コンサート

2008-12-13 23:28:40 | Weblog
障害者バンドのチャリティコンサート。
お付き合いでチケット購入。
正直なところ上手くないバンド演奏を長時間聞くのはシンドイなぁ~と
購入だけにして行くのはよそうかと思った。

楽団 みかんの花

ものすごく下手だけどむちゃくちゃ明るい、楽しそう。
特にパーカッションくんは終始笑顔。みんなノリノリ。
思わず手拍子で、一緒に知っている曲は歌ってしまった。

障害者に健常者も混じって分け隔てない雰囲気。
共生と言う言葉がぴったりきた。

バンドボーカルの人のおかぁさんが作詞、ベースの人が作曲した
バンドのオリジナル曲は去年のわたぼうし音楽祭で大賞もらったとか。
歌詞の母親の思いがイカン、イカン、
ど真中の目立つ席で滂沱の涙、鼻水。かっこわる

特に2番がいけない。

  二十歳を過ぎた頃
  笑顔も絶え 沈んだキミ
  職場と家との往復
  それだけのキミの日々
  友もなく 満たされぬ心
  静かに耐え ガンバってたね
  そばにいた母だけど
  何もできず 切なさつのる    
  だけど今 キミはここにいる
  ステージの上で歌っている
  輝く瞳は自信にあふれ
  確かに今 君は生きている
  みかんの花で居場所をみつけたね
  もう弱い独りのキミじゃない
  みんなとともに分かち合う喜び
  いつまでもいつまでも続きますように

今年の音楽祭の没歌、過去の没歌もおんなじように大事にしていると披露された。
めちゃくちゃ下手くそなこのバンドが会場全体ひとつにして
聞いている私がバンドにありがとうを言いたくなった。
良い時間をありがとう。楽しい時間をありがとう。
自信と誇り満ち満ちた障害者の集団って普通にそこらにあって良い。
良いのに見ない。

この中に自閉くんが居ないのが残念だった。
人と分かち合う部分に障害があっても
人を恋うパーツは持ってて、孤独でいる自閉くんも仲間に入れるだろうか?


今夜、息子に何があったのか?
帰宅してから瞑想し、一心不乱に杖を振って気を鎮めていた。
傍にいる母は間抜けにも、どう言う声かけも出来ない。
息子にもオフの時の仲間が欲しい。オフの時の居場所が欲しい。
明日は今月に入って、はじめての休日。
眠る薬を飲んで眠りにつく息子に
「おやすみ。ゆっくりね。」以外の言葉がない。





お暇なうちにもう春が…

2008-12-13 12:24:43 | Weblog
少しあたたかいのでご近所を散歩した。
春の七草、ホトケノザめっけ。
高校の通学路添いに小さな雑貨屋さんが出来きてた。
定休日も適当で開いていたり閉まっていたり。なかなか覗けなかった。
やっているのは主婦だろうと思ったら、案の定。
友達とおぼしき相手とオーナーっぽいおばさんが永遠としゃべくってる。
初めての客の私にいらっしゃいませもない。

勝手に商品をいじって回った。
ちいさなチープな小物たちと手作りらしい帽子、バック、マフラー、ショール。

編み物は好きだから、素材から編み目までじっくり見た。
耳はしっかりおばさん話を聞くもなしに聞いてしまった。
子供のおおよその年齢から
やってるクラブ活動から成績順位まで分かりたくないけど分かってしまった。

高校野球部の監督と
幼稚園並みの協力を保護者に求める体質に二人は怒っていた。

いいけどね。
お家でやれば?
ここお店だよね?

誰かかご本人の手芸品並べて
ついでに可愛い小物なんか売りたいお店が玩具みたいに欲しかったんでしょ?
親か夫におねだりして、
私の生きがいとかなんとか言ってお金出して貰ってオープン?

無職になって主婦と付き合う時間が増えたけど、
なんかつまらない。
どこか詰めが甘い。

黙って買わずに出たけど、ついに接客言葉は聞かなかった。

洋服屋さんのコーヒーの香りに満たされて
おばさんの集団がオーナー囲んでざわめいてるってのにも遭遇したっけ。
店の私物化?
自分の物だからどうなってもいいんだろうけど、どこか節度がない。
サロンのみなみなさんがお客なんで、それはそれでまわってゆくのかも?ね。

ごちゃごちゃの雑貨店から出て
野花に出会ったらなんだか胸がすうぅとしてきた。
何しなくても季節は春を用意してるらしい。
私もおんなじたいくつしのぎの散歩してる。
人のことは言えないわねぇ~

漢方小説  中島 たい子

2008-12-13 05:55:29 | 
漢方小説
中島 たい子
集英社

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表紙の普段着のあまり若くないとおぼしき女性が突っ立っている後ろに
さわやかな感じでいかにも効きそうな漢方薬原材料図鑑っぽいイラストが
おもしろそうな雰囲気を醸し出して、図書館でチョイス。

中島たい子ってはじめてだなどと思って、略歴など見るとあらら読んでいいる。
  建てていい?

自分の書いた記事など読み返して記憶喪失を補う。
記憶がヤバい分読んだぞ!っとここに書き落とすことは私にとってものすごく重要な習慣になってきたわ。

なんだか分からない理由でいきなり体が一時ロデオマシーン化して震えだし
救急車搬送された頃にはすっかり落ち着いていおり、
吐き気がして固形物も食べられない不調感があるのに、
「どこも悪くない」と診断され、傷付きながら病気と分かってくれる医者を渡り歩き
5人目で頼りなくも感じるけれど好みのタイプの若い漢方医に出会い、
はじめて悪い箇所をみつけてもらい、漢方薬でじわじわ治っていく話。
自分でもしっかり東洋医学や漢方薬を調べる過程や
自分を取り巻くちょっと世間からズレている人たちのからみが面白い。

全体にふわ~と力の抜けた世界で、漢方薬のアロマ風な香りまで感じて良い気分で読み終わる。
東洋医学のここの説明によると
七情と五臓とか解説はいまひとつとんちんかんだけど
気持ちの在り方と病気が直結していたり、
病名はあなただけの体だから必要ないとか、
症状は消えても根本が治っていない間は本治でないとか
全体になにか曖昧なところが逆に良い感じ。

人を見ないで、
壊れている部分のまずデータを集めて病名を見つけて
それから治療。必要とあればキッタハッタで治す今の病院。

   聴診器持たずに医者はマウス持ち

知人の句だけど、どこかなにか安心信頼できない今日この頃。
漢方って聞くだけで良さそうな気がするのはそんなところか?
普通の病院でも医師によっては漢方薬が併用で処方されることも増えた。
そう言えば、花粉症でもらった漢方薬は確かによく効いたわ~

記憶が良くなる漢方はないかしらん?
あっ、また小説から激しくズレた感想で^^;

そうそう天然にズレた主人公の母親。ちょっとお友達になりたい人だった。