陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

軽やかにお手玉しましょ重い石

2008-12-27 06:41:55 | Weblog
82歳の母の白内障の手術日が連絡されてきた。
執刀する眼科医の都合で待たされていたのだ。
来年明けての日を暦うるさい母は調べ
仏滅に当たっているのを見て
『こんな日の手術はイヤだ』と突然怒り出したと
同居の妹からメールが来た。

そういう妹はその数時間前に
乳癌が分かり、
即日、入院と手術日が決められてしまっている。
子宮摘出1ヶ月目の検診前日に胸にしこりを感じ検査してもらっていた。
母の手術日の次の日が妹の手術となる。
妹は自分の病気を母に言えないでいる。

母はこの前の妹の子宮筋腫入院の時利用したショートステイを嫌っている。
出来たら家で今まで通りデイサービスへ行ける生活を続けて妹の帰りを待たせたい。
私は全面バックアップ体制でいるつもりではあるけれど
一緒に住んでいない立場であれやこれや言えない。
もう母の意向を聞きもせずショートステイを頼んだもよう。

妹は妹でマンモグラフィーを受けた普通の外科でそのまま手術を受ける気でいる。
なぜ乳腺専門医を選ばないのか、もっと慎重に考えないのか理解に苦しむ。
余計な口を嫌がられても挟んでいるけど、決定権は当人にしかない。

私と妹は同じ親から生まれたはずだけど、何から何まで考え方も行動も違う。
妹は生まれてこの方自分の家から出て生活したことがない。
結婚生活も育った家で名前もそのままでそこで始めた。
したがって母から離れたこともない。

思考回路が広がってもせいぜい半径5キロまで。
とことんマイナス思考。
石橋を叩いて渡らぬ慎重派。

瀕死の夫を前に病院に噛みついてでも対応改善を迫ったり
動けなくなった状態でかっさらうように
一番良いと思われる病院への転院など考えもしないだろう。

私は息子のことも黙ってじっと運命に身を任せてはこなかった。
常に良さそうな方法がないかアンテナを張って探っている。
良かれと思うことは実行する。
それは成人した今も変わらない。
昨日も長く受けれなかったカウンセリングを今がチャンスと、粘って無理に頼み込んだところ。

考えたらストレスで全身ハゲになった時も家にこもりもせず
おもしろそうな所には帽子やスカーフやカツラで出かけていた。
お泊りもした。
皮膚病に良いと聞いた温泉には
発毛に良さそうな気がして、つるっぱげで堂々と入った。
治してくれそうな病院を求めて梯子もした。
ハゲた事は悲しいけれど、青菜に塩菜ではいなかった。

妹を見ているとイライラする。
じれったい。
こういうのに病気がとりつくと病気に負ける。

おまけに要介護の母の事が絡む。

妹の家は母の家でもあり、婿という他人の家でもあり
私は外野席でしかない。

我が家では我が家で
環境がガラっ変わるこれからが不安でナーバスな
回りから浮遊している息子が居る。

なんとも落ち着かない。
世の中が年末年始なだけに事に拍車がかかる。
ケセラセラと~柳に風で~♪なんとかなる。なるようにしかならないっと