陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

ブランケット・キャッツ  重松 清

2008-12-15 07:01:09 | 
ブランケット・キャッツ
重松 清
朝日新聞社

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レンタル猫の話。
キャリーに生まれた時からの匂いのしみついたブランケットを入れて
寝る時はここで眠らせる約束で2泊3日で貸し出される。

実の親を施設入所させる前夜だったり、
リストラにあいローンが払えなくなって家を出る前夜だったり
飼えないけどちょっとだけ猫に来てもらう理由はいろいろ。
事情、事情の2泊3日ショートショートで構成されている小説。
家族だとか人生だとかちょっと猫がらみで胸をチクンとする。

でもねぇ~
猫って一番レンタルに向かないと思う。
猫は人に付かず家に付くと言う。
確かに飼っていれば飼い主になついてくれはするけれど
気がむかなければ、抱っこも拒否。
人懐っこいしつけのいき届いた猫だけがレンタル猫になれるとあったけれど
まぁ~虚構ってことで。

中に寺山修司の詩の一節があった。

   ふしあわせという名の猫
   がいる
   いつもわたしのそばに
   ぴったりと寄りそっている

「さようならという名の猫」の詩は持っていた詩集にあった。
ふしあわせの詩のつづきが気になる。




ゆびあみ

2008-12-15 06:25:40 | Weblog
実母が同居の妹入院でショートステイに行ってデイサービスの方を休んだ間に、
デイサービスで教えてもらうのを楽しみにしていたマフラー作りが終わっていたと、
完全にスネスネモードになっていた。
完全に子供かえり。もともとわがままな人ではあったけどブレーキがもう壊れたまま。
「80年も生きてきた。もうガマンしない。」
確かに正論です。(周りはね、たいへんなんスよ)

もう5年以上前、
手芸屋さん高齢者向けゆびあみ教室を手伝ったことがある。
ちゃん編み方を覚えて、人に教える側に回っていたのだ。
あれならリウマチの母でも編めそう。
が、しかし…
その時に編んだマフラーはちゃんと残っているが、
その時ばっちりだった編み方が頭には全然残っていない。
おそろしい~

指を使ってカギ編みの鎖編みやこま編みをするのだったのはどうにか思い出した。
指にひっかけてリリアンの手法で編むのはどうしても思い出せない。
図書館でゆびあみの本借りてきて、
まずは私が編んでみた。

結構はまる。
篤姫最終回を見ながら始めて11時には完成していたから
試行錯誤の編んでほどいて編んでほどいてを入れて4時間。
帽子と糸の都合でミニミニマフラーにはなった。

母に教えてやろう。
デイサービスでは紙の道具を使ってリリアン編みのマフラーを作るのだったと言っていた。
道具はいらない。
もともと編み物大好きで家族の毛糸物は全部手作りだった母だ。
ゆびあみの本にも
指の曲げ伸ばしをすることで
血行がよくなったり脳の活性化を促したりすると書かれている。
脳の活性化はワタシにも必要かもかも

帽子はくさり編み。ミニミニマフラーはリリアン編み。
本にはアフガン編みも長編みまで載っていた。指で何でもいけるってこと。
ここまでいくと私はジャンボ編み針が使いたくなる。
ゆびあみの王道はくさり編みとリリアンかな?