Scarving 1979 : Always Look on the Bright Side of Life

1979年生な視点でちょっと明るく世の中を見てみようかと思います。

映画生感想:2012年05月まとめ(15本)

2012年06月01日 00時00分00秒 | 映画つぶやき
『僕達急行 A列車で行こう』を観賞。

面白い。好きなものを好きでいること、そして好きを共有できることの幸せが、主人公たちの言動や表情を通して、じんわり温かく伝わってくる。やるときはやる真剣さがあるのもいい。画面の奥も含めて、日本人的な間を活かしたクスッと笑いが続き、ほっこり出来る。

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『ももへの手紙』を観賞。

面白い。いいリズム感で丁寧に話を紡ぎ上げ、とっても綺麗にまとめている。アニメらしい躍動感はありつつも、過剰な感情表現はしない演出、いい人過ぎないキャラたちの頑張りが、自然な笑いや感動を引き出し、清々しい気持ちになった。全員が前を向き、一歩進むところもいい。

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『宇宙兄弟』を観賞。

面白い。1本の映画にまとめるため、人物描写は控えめに、話の核である宇宙にかける情熱と兄弟の絆を中心に、味を損なうことなくテンポ良く描いており、役者の頑張りも含め、駆け足ながら原作好き視点でも許容範囲な仕上り。宇宙関連の映像もロマンを抱けるくらい質が高くていい。

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『裏切りのサーカス』を観賞。

面白い。砂山の上に立てられた旗を倒さないよう、少しずつ山を崩し、真実に近づいていく。そんな繊細な緊張感がたまらない。画面に映るもの、聴こえる音、全てに気を配り、物語の奥にある思惑を紐解いていく楽しさがいい。語らず見せているので、見る度発見が生まれそう。

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『幸せの教室』を観賞。

面白い。画の撮り方、音の使い方など、文法通りな実直さで、主人公だけでなく作品自体が7~80年代の大学生のような趣きで。1作目に続き、好きな時代の、好きな空気を詰め込んで、好きなお話を紡ぐ、監督トム・ハンクスの作家性がいい。程良いユーモアで心温かく幸せ気分。

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『ロボット』を観賞。

面白い。楽しませるために、躊躇なく、なんでもかんでも詰め込んでいるのがいい。コテコテな娯楽に浸るのが快感になってくる。今回の日本公開版では大幅にカットされて物語を辿る作品になっていたけれど、娯楽に割り切った完全版でダンスなどインド成分をたっぷり浴びたくなった。

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『ポテチ』を観賞。

面白い。気持ちいいくらい綺麗にまとまった物語、一癖ある登場人物たち、どれもとっても魅力的で、何度も繰り返し観たくなった。必然の偶然が連なる伏線回収、行間を想像させる余白など、短編小説らしさが色濃く出ており、自分だけが知ってるいいお話、かのように愛したくなった。

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『ファミリー・ツリー』を観賞。

素晴らしい。人生の岐路に立ち、かつ物語的な出来事に翻弄される主人公たちを、自然に等身大のままに描いており。言動の裏にある感情、痛みや悲しみや愛を肌で感じられる、とても血の通った作品に仕上がっている。ハワイの雄大さ、想像する人物像も活かされていていい。

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『機動戦士ガンダムUC episode5』を観賞。

面白い。今回もガンダム好きにはたまらないレベルで、ガンダムの遺伝子が色濃く受け継がれていて大満足。絡み合う謀略やわかりあえない想い、そして戦闘。片時も目が離せず、時間が、上映中は長く、終わると短く感じられて、すぐ次が観たくなった。

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『ザ・マペッツ』を観賞。

素晴らしい。みんなで笑って、明るく歌って。とってもステキなミュージカルコメディ。幸せ過ぎて涙が溢れそうになった。大人も子どもも、成長と愛のお話として、安心して楽しめる質の高さ。米国エンターテインメントの底力を思い知った。しばらくサントラから耳が離せなそう。

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『この空の花 長岡花火物語』を観賞。

素晴らしい。大林宣彦監督らしいクセのある演出、圧倒的な情報量の畳み掛けが、想像力を駆り立て、映らないものまで補って、感情が作品に共鳴していく。地震という天災から戦争という人災へと悲しみが繋がり、殺す火から生かす火へと希望が生まれ、心に花が咲く。

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『バッド・ティーチャー』を観賞。

豪華な配役で、かなり安い悪ふざけをする、思い切りの良さがステキ。そのギャップも笑いに一味加えてる。教師モノでありながら、生徒との絡みを抑え、無反省な主人公の悪巧みと教師同士のいざこざに注力しているので、感動を呼ぶ重さもなく、とっても軽く見られる。

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『サニー 永遠の仲間たち』を観賞。

面白い。過去と現在を自然に行き交う見せ方の上手さが、あらすじでは語り切れない感情の高まりを呼ぶ。主人公たちが楽しんだ青春を共に過ごし、問題を抱えた現実に切なさを感じ、一歩進んだ前向きな未来を心から喜べる。場面を彩る音楽、余韻の残し方もたまらない。

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『メン・イン・ブラック3』をIMAX3D字幕観賞。

面白い。軽いノリのアクションコメディっぷりはそのままに、現実の出来事との絡みで画的な興奮を呼びつつ、綺麗ないい話要素で前2作のふたりのドタバタにまで深みを与えてくれる。場面は少ないながら、アトラクション的な飛び出す3Dも楽しめた。

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『ミッドナイト・イン・パリ』を観賞。

面白い。ありえない出来事が説明なく起きていても、心地良く受け入れて主人公と共に楽しめる、ステキなパリの魔法がかかった作品。愛と恋と価値観の違いを真顔で語りつつ、ロマンチックで美しい世界さえも皮肉って笑いに昇華してしまう、粋っぷりがたまらない。

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※映画館で観賞したもののみ。


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