一つ前のエッセーで紹介した「夜と霧」ですが、昨日、「第二段階 収容所生活」を読み終わりました。この後、短いですが最後の「第三段階 収容所から解放されて」を読みます。
第二段階の最終部分に以下のような記述がありました。
「こうしたことから、わたしたちは学ぶのだ。この世にはふたつの人間の種族がいる、いや、ふたつの種族しかいない、まともな人間とまともではない人間と、ということを。
このふたつの「種族」はどこにでもいる。どんな集団にも入りこみ、紛れこんでいる。まともな人間だけの集団も、まともではない人間だけの集団もない。したがって、どんな集団も「純血」ではない。監視者のなかにも、まともな人間はいたのだから。」
人間社会の真実かと思います。
大学にだって、もちろんまともな人間と、まともでない人間がいます。
真実をしっかりと受けとめて、今後も人間社会の生活を送っていこうと思います。