細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

背負う

2012-12-22 13:09:17 | 人生論

以前から(大学4年生くらいのころから)ときどき言われることなのですが,私は「ものすごいたっぷりと愛情を注がれて育った」ように見えるそうです。先ほど鳥取から帰ってくるANAの飛行機の中でふとしたきっかけでそのことを思い出しました。

両親からの愛情,祖父母からの愛情が並々ならぬものであったことに心から感謝です。やはり親は子供に無償の愛を注ぐべきですね。それが根っこにあれば,子供はしっかりとした土台の上で自然に成長しますし,成長し続けます。私が成長し続けているのも,根っこには注がれた愛情があるからです。もちろん,私も娘たちに最大級の愛情をストレートに注いでいるつもりです。

私の諸活動の根本には愛情があると思っています。人への愛,それが結果的に我が国への愛にもつながります。

ですので,人とのつながりもどんどんと広がっていくし,お互いに深く信頼できる関係がそれこそ無限に広がっていく感覚を最近は持っています。実際に広がっていくのでしょう。この数年で,広がり方が指数関数的になっていく感覚を抱いています。

それとともに,背負うものも大きくなっていきます。これまで,私にいろいろとご指導いただいた先生や先輩技術者たちの思いも背負っていきます。どんどんと重くなっていくと思いますが,足腰がしっかり成長していけば大丈夫です。この足腰とは,実はメンタル的な度量だと思っていますが,これが強化されていくのも愛情で支えられた根っこがあるからです。

自分の組織の後輩や学生たちに限らず,それこそ日本中の(留学生教育を通して世界も)人を育てることが我々のミッションであり,そして我が国に最も求められていることだと思っています。責任はどんどんと重くなっていきますが,それこそ貴重な生を受けて一生をかけてやるべき,やりがいのあるミッションだと思っています。 そのために,もっともっと自分を鍛えないと!