細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

さらに留学生

2012-12-04 05:05:25 | 職場のこと

昨日,上海交通大学から修士課程の留学生が一人,我が研究室にやってきました。

上海交通大学と横浜国立大学の交換留学プログラムの一環で,私の指導を希望してやってきた学生です。3ヶ月間ほど預かって指導をすることになっています。昨日初めて顔を合わせましたが,なかなか良さそうな感じで安心しました。

「師走」ですから,すでにがんじがらめの状況で,さらに指導する学生が増えると,さすがにマネジメントが難しくなりますが,できうるベストの選択を重ねるしかありません。元々博士課程用の少人数の学生のために開講している鉄筋コンクリートのFEMの解析についての講義も,関連する修士や学部の女子学生にも公開していましたが,この中国の男子学生にも参加させることにしました。男子学生はもともとは地盤工学の分野の学生ですが,数値解析での研究活動を行うため,私のその講義を受講することが望ましいと判断したからです。

すでに平日はほとんど隙間の時間がありません。昼休みも無くなってきている状況です。効率の良い作業となるように,「選択」を重ねるしかありません。

来たる3月には林さんも香川高専に異動になりますので,それに向けた新体制の構築,引継ぎなどのミーティング,作業もすでに開始しています。例えば,実験室をすべてを知り尽くしている林さんの解説の元,皆で巡回して,様々な要点を私がメモを取って整理する,などの作業もすでに始めています。毎回30分の実験室ウォーキングですが,興味のある教員,学生全員に公開して,毎回5,6人で巡回しています。意欲の高い4年生も参加してくれており,このような取組みが来年度以降の研究室の運営につながっていくのだと思っています。

時間のかかる作業(示方書の改訂作業や,論文の執筆,その他)は,とても平日に作業する時間は取れず,早朝の作業か週末の作業になります。頭が冴えていて最も効率の良いのが早朝です。朝3時に起きるのが目標ですが,昨日月曜日は惰眠をむさぼって6時までぐっすり。今日火曜日はさすがに締切日だったので3時半に起床して作業中。所詮は凡人ですので,堕落しがちな性向と向き合いながら,惰眠をむさぼってしまったときは「疲れが取れた!」,しっかりと起きれたときは充実した仕事を楽しみながら,12月を全力で乗り切ろうと思います。

たしか一週間ちょっと前にブログでも決意した,「一日に3分でもいいから毎日論文執筆をする」という目標も,毎日実行しています。「3分でもいいから」というのが良かったと思っています。寝る前でも,移動中でも,3分であれば作業できる。そして,最低3分でも毎日書き進めれば,少しずつ形になってきます。今書いている論文は,土木学会論文集用の原稿で,山口県のシステムのひび割れ抑制効果と表層品質向上効果を取りまとめたものです。12月に必ず仕上げ,遅くとも年末年始に推敲を終えて,投稿できるように進めています。

一つだけ,アクションの遅れが数か月に及んでいる案件があり,自分の中で常に引っかかっています。遅れてしまったことは仕方ないので,今週中にベストのアクションを起こしたいと思います。(土木学会の震災報告書関連なのですが,実は遅れながらも,私の中は土木学会の津波の委員会と連動した作業と認識しているので,それなりには進んでいると認識しています。)