あっという間に12月も後半に入り、私がオフィスに通勤するのは22日で終わりになります。その翌週はいよいよ山口県の構造物の調査。今回の調査で第4弾になるでしょうか。一連の調査に区切りをつけるための大事な調査と位置付けています。
この3ヶ月、私の中では転機がありました。東日本大震災の後、いろんなことを感じて、しかしくすぶった時期を経験し、今は脱皮した感覚を持っています。確実に、自身が新たなステージに入ったことは感じますが、何が転機のきっかけだったのかはよく分かりません。おそらく東日本大震災だったのでしょう。
脱皮した後、自身のミッションについての自覚が深まり、より勉強するようになりました。土木史の講義をするための勉強も、私にとってとても大切な時間でした。結局、そこで勉強したことが、学生たちの教育や、外部での講演などにフィードバックされ、ポジティブなスパイラルへとつながりました。
研究面でも脱皮の途中にありそうです。山口県のデータベースを本格的に活用した研究を2つ、行なっています。温度ひび割れの解析と、表層品質の分析です。ここにはかなり注力して、しっかりした論文にまとめます。そしてこれを山口県のひび割れ抑制システムや、JCIデータベース委員会にフィードバックしていくことで、ポジティブスパイラルに加速が付くことになるでしょう。
そして、脱皮した後は、より人間に興味が湧くようになりました。デール・カーネギーの「人を動かす」も読んでいますが、やはり社会で活躍する方々は、人との付き合い方が上手です。私も下手とは思っていませんが、上には上がいくらでもいますので、その達人から方法を学ぶことは有意義です。
私の場合、社会で活躍することが目的ではありません。あくまで手段であり、自身の命を燃焼させて、世の中に少しでも貢献したい。そのためには、社会で活躍することが必要です。
人間とは面白いものです。