週末を原村で

非日常性のユッタリした時の流れを信州は原村で。音楽を聴きながら星を眺め!最近は海外の旅の記事もアップします。

#227 -’24. 今日は9月9日で重陽の節句です。

2024年09月09日 14時26分35秒 | 日常の出来事(日記)

追記で東京大神宮にて頂いた重陽の節句の特別バージョンの御朱印を再度アップします。

スマートウォッチの文字盤をみて今日は9月9日で、今年最後の節句である事をおもいだしました。

因みに節句とは、と疑問に思っても正確には認識せずに使用しているのが現実かと思います。本日は一年で一番最後に訪れる『重陽の節句』(ちょうようのせっく)です。この日に顧みてみます。

ふらここコラムさんのHPから借用させて頂きます。

そもそも「節句」とは?

節句とは、「季節の節目となる日」のことを言います。もともと奈良時代頃に中国から伝えられた「陰陽五行説」が由来とされており、古くから年中行事を行う節目として大切に扱われてきました。

中国から伝来した当初はたくさんの種類が存在していましたが、日本の文化や生活と混ざり合うなかで少しずつ減少していきます。そして江戸時代になり、幕府が特に重要な以下の節句を公式の祝日に制定したことが、現代に伝わる「五節句」のルーツです。

・1月7日・・・人日の節句(七草の節句)
・3月3日・・・上巳の節句(桃の節句)
・5月5日・・・端午の節句(菖蒲の節句)
・7月7日・・・七夕の節句(星まつり)
・9月9日・・・重陽の節句(菊の節句)

上記の月日に注目してみると、五節句すべてに「奇数が重なる日」が選ばれていることがわかります。これは陰陽五行説において「奇数=陽(発展)・偶数=陰(不安定)」ととらえるなかで、奇数同士を足して偶数になる日は「陽から転じて陰になりやすい」とされていたことから邪気を祓うための行事を行ったことが主な理由です。

ちなみに五節句の制定当初は上記すべてが祝日でしたが、現在は5月5日の端午の節句のみが祝日として残っています。ただし、ほかの4つの節句も世代を超えて大切に扱われ続けており、お祝い事として行事を行う風習は今もなお深く根付いています。

なお、節句ではその季節に合ったものを神前にお供えし、それを家族や親戚などでともに食して楽しむケースが一般的です。また、3月3日には雛人形、5月5日には五月人形の「節句飾り」を設置する風習があり、特に赤ちゃんが生まれて初めて迎える「初節句」は特別な日として盛大にお祝いされる傾向があります。

で、今日は9月9日です。令和六年最後の節句です。

重陽(ちょうよう)の節句

月日:9月9日
別名:菊の節句・栗の節句

最も大きい「陽」の数である「9」が重なるこの日は「重陽」と呼ばれ、不老長寿を祈願する節句です。古くから菊は邪気を払い長寿の効能がある植物と信じられていたことから、菊の香りを移した「菊酒」を飲んだり、菊の被綿(きせわた:綿を菊に被せて一晩置き、朝露を染み込ませたもの)で身体を清めたりといった風習がありました。

また、栗の収穫時期と重なることから「栗の節句」とも言われ、庶民の間では栗ご飯を食べて祝っていたとも言われています。近年ではあまり馴染みがありませんが、かつては五節句を締めくくる重要な行事として盛んにお祝いされていたようです。

海外の行事に強くなり日本に代々繋がら歴史が消え去るのも悲しく感じます。今回の東京五社巡りで東京大神宮に参拝して重陽の節句を知ったばかりですが、菊の節句を脳裏の残って頂ければ嬉しいです。

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