イタリア海軍の「アメリゴ・ヴェスプッチ号」が東京国際クルーズターミナルに寄港中です。残念ながらアメリゴ・ヴェスプッチ号船内見学の選考にはもれましたが、クルーズターミナルで同時開催されているイタリア村(VILLAGGIO ITALIA)にお邪魔してきました。
船内には入れませんが外から、その雄姿を眺めるだけでもとの事でいってきました。天候が定まらず行くか行かずか決めかねていました。雨雲レーダーで確認して行くと決めて10時半ごろ我が家を出発した次第です。
今回はイタリヤ共和国海軍の練習船で帆船の「アメリゴ・ヴェスプッチ号」の雄姿の写真をアップします。
朝日新聞デジタルからの引用です。
「世界一美しい帆船」お台場に寄港中 イタリア海軍、93年の歴史
朝日新聞デジタル
東京国際クルーズターミナルに入港したイタリア海軍の帆船「アメリゴ・ヴェスプッチ号」=Difesa Servizi提供
「世界一美しい帆船」と言われるイタリア海軍のアメリゴ・ヴェスプッチ号が東京・お台場に初めて寄港しており、26日から30日まで一般公開されている。昨年7月から始まった世界一周ツアーの一環で、日本は17カ国目。93年の歴史ある帆船を見ようと多くの見学客でにぎわっている。 【写真】「始める者ではなく、粘り強く続ける者」と書かれたイタリア海軍の帆船「アメリゴ・ヴェスプッチ号」のモットー。レオナルド・ダビンチの名言に基づき、任務を最後まで遂行することの大切さを示しているという=27日、東京国際クルーズターミナル、奥寺淳撮影 ヴェスプッチ号はイタリア海軍の練習艦で、1931年に進水した。全長82メートルで、排水量は4200トン。航海訓練や海軍外交などを任務としており、26日に東京国際クルーズターミナル(東京都江東区)に入港した。 黒と白を基調としたヴェスプッチ号は、黄色い3本のマスト(最高56メートル)がそびえ立ち、船体には金色の装飾も施されている。同海軍関係者は「この時代に建造された現存の大型帆船は少なく、船に刻まれたその歴史からも世界で最も美しい帆船といわれる」と話す。 エンジンも搭載しているが、風を受けた帆による航行でも最高15ノット(時速約28キロ)の速度が出るという。 昨年7月にイタリア・ジェノバを出港。南米や米国を経由して日本に寄港した。30日にフィリピン・マニラに向けて出港し、来年6月までに計31カ国をまわる。
1 交差点の所で撮影許可を頂きましたが、信号の関係で焦っているのがわかりましたので、二名の海軍さんのみハッキリ撮影出来ました。
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3 今では殆ど無くなった船首から伸びるバウスプリットです。別名は未亡人製作所と呼ばれています。海はいつも凪いでいる訳ではありません。船首(バウ)が高波を切り裂いて進むときもあります。そんな時、水兵がよく海に落ちます。それでも危険な作業を行う事から、ウィドウ・メーカー(英語:Widow maker、未亡人製作所)と揶揄ことがあります。
バウスプリットの中間にイタリア共和国海軍の旗、海軍旗が掲揚されていました。
どこかでイタリア旅すると所々で見かける都市国家の名残の紋章や旗です。興味を持ちだしたのは東日本大震災後のイタリヤでイタリア国旗・都市の旗、そして日章旗が市庁舎に掲げられていました。その時以来、都市国家時代の旗や紋章などを気にしてみていました。今回のイタリア海軍旗で都市国家の旗の集合体である事に気が付きました。イタリア共和国になった現在、海軍旗はイタリアで大きな海洋勢力を誇った4つの都市旗を使用しています。ヴェネツィア共和国の有翼の獅子、ジェノバ共和国の白地に赤十字、現在のアマルフィ海岸は断崖に点在する素敵な家々の景観が世界遺産になって居たかと。そのアマルフィ共和国が強大な海洋国家を形成していたのです。青地にマルタ騎士団の白十字です。そしてピサの斜塔で有名なピサ共和国の海洋国家の旗は赤字に白い変形十字ですが、その先端に三つづつの丸が有り、3×4=12で意味を持っているのですがネットで調べても到達できません。喉にとげが刺さったようできになります。分かったら加筆しておきます。
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8 1階桟橋から、奥までは入れませんので、金網越しに撮りました。
9 バウスプリット(bowsprit、boltsprit)とは、帆船の船首から前方へ伸びている棒です。その中間にはイタリア共和国海軍の海軍旗が掲揚されています。イタリア共和国海軍の海軍旗と紋章は異なりますが、自分がイタリア共和国海軍旗と思っているのはこの旗です。イタリア共和国国旗とこちらの懐軍旗がメキシコ国旗のように中央に描かれたものも船尾に掲揚されていました。
10 船首即ちバウに航海の安全を願って、バウスプリットの根元から船首にかけて、船首像(フィギュアヘッド)という装飾彫像が取り付けられています。今回の写真を見て思った事ですが、大きなクルーズ船を係留する時は舫綱に必ず鼠返しの円盤を取り付けますが、今回の係留時には付いていませんでいた。
11 クルーズターミナルの4階の送迎デッキから
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