週末を原村で

非日常性のユッタリした時の流れを信州は原村で。音楽を聴きながら星を眺め!最近は海外の旅の記事もアップします。

#230 -’12. 箱根翡翠の夕食(口コミ)

2012年06月29日 00時00分01秒 | 温泉&宿
最近は何故か箱根付いている。0629000001
宿に車を置いて、箱根登山電車に乗って綺麗に色付いた紫陽花を愛でる積もりでいた。
しかし、日程的に少し早いこともあり、箱根登山電車の車窓からの観光は叶わなかった。


今回箱根翡翠さんに宿泊したのは頂いてある株主優待券の期限が八月末日で終わったしまうからである。
4枚程ある内の一枚を使ってネットから予約した。
土曜日や休日の前日は高いし予約も取りづらいので、日曜日を予約しての宿泊である。
予約時の感想は、株主優待とは謳っているものの、なんと割引率が低く高い宿なのかと思えた。
日曜日の料金で諏訪湖ホテルの特別室が泊まれてしまう。
一枚しか使う機会がないなら一番よい宿にとまろうとの事で選んだのが東急ハーヴェストクラブ箱根翡翠です。


VIALA箱根翡翠のレストラン・一游の入り口です。
落ち着いたシックな佇まいです。



レストラン・フロントで受付を済ませて係りの方に案内されて席に着いた。
すれ違う係りの方から清清しい挨拶を受け料理もいやおう無しに期待が高まる。
大きなガラスの窓の脇の絶景の場所である。



清潔なナプキンが置かれた素敵な席に。
メニューはナプキンの上には載っていません。
自分が載せて撮影してしまった物です。




誇らしげに日本料理 一游との刺繍がされている。
その自信を裏付ける美味しい料理でした。



中庭の水辺にマガモらしい親子とコガモが住み着いているようです。
椅子に座って外を眺めると丁度、目線の高さに先にある池の高さになる。
そこをコガモと母マガモが歩いている。
その淵からあふれ出た水が滝になり手前の池にそそぎ込む。
手前の池には錦鯉が悠然と泳いでいる。
窓際で、どちらを見るにしても良い席である。



大輪の花と言うより、細やかな水に浮かぶ一輪の赤い花。
何ともこの感性が好きである。



  本日の東急ハーヴェストクラブヴィアラ箱根翡翠の夕食のメニューです。

    一 游 懐 石

       風 待 月

突出し  一、蛸唐揚げ
      揚げ素麺 香梅塩

     一、新順才琥珀寄せ
      絹掛け玉子 蒸し雲丹
      オクラ クコの実 振り柚子

椀盛   吉野仕立て
      新蓮根養老真丈
      鱶鰭 芽葱 忍び生姜

造り   蓮の葉盛り 三種盛り合わせ

焼物   大伊佐木幽庵焼き
      白瓜土佐和え 紫蘇オイル

合肴   氷室豚と夏野菜の
         西京味噌シチュー仕立て
      ヤングコーン ズッキーニ
      パプリカ スナック豆

間に   水無月豆腐
      白ダツ 浜防風 小豆
      山葵酢ゼリー

煮物   米茄子油煮  
      干し海老と湯葉の餡
      粟麩 青梗菜 針生姜

食事   土鍋御飯 香の物 赤出汁

水菓子  チョコ葛豆腐


         東急ハーヴェストクラブヴィアラ箱根翡翠
               「一游」料理長 浅 野 貴幸









撮影する前に待ちきれずに飲んでしまったけど、やっぱり最初は一番好きな生ビールを頂きました。
銘柄も大好きなエビスの生ビールです。
量的に少し少ない感じもしますが、二杯三杯と頂けば事済みます。



乾杯用にという事で、家内の注文した鶴梅ゆずです。
お好みに応じて割れるようにとのことでソーダをこちらのテーブルまで運んで、こちらで割ってくれました。
勿論、家内が残したら自分に廻ってきます。



いよいよ料理を頂くときがきました。
目にも美しい日本料理の食事です。
突出しの蛸唐揚げですが、水引の如く素麺が細工された匠の腕です。




写真を撮影する前に箸をつけてしまいました。
こちらは新順才琥珀よせです。
生ビールも来たので肴のつもりで直ぐに食べ始めてしまった。



吉野仕立ての真丈の上に隠れるように載っている生姜が味を引き締めえいる。



蓮や睡蓮の美しい季節になりました。
蓮の葉の上に盛られたお造りです。
水をはじく葉の上に咲く蓮の花の如くのお造りの花が咲いている。
料理長の自然とコラボレーションした思いの丈が伝わってくる。



刺身のつま、すなわちお造りの添え物の大根をかつら剥きにして、再度剥いた大根を巻き直して薄くスライスして刺身を盛っている。
見えないところに料理人の腕を注ぎこんでいる。
ズームアップして撮影したけど判らないかも。
素晴らしい料理でした。



生ビールも飲み干しましたので、一游 純米吟醸を一合冷で頂きました。



江戸切子の清清しい爽やかな徳利に入って運ばれてきました。
それだけでこの日本酒がより一層美味しく感じます。



席に6器のお猪口が運ばれえてきました。
好きな物を選んで下さいとの事です。
最初に目に飛び込んで来たのが一番左端の虹色の物でした。
でも、一番右にミルククラウンを連想させる素敵な器があるではないですか。
このお猪口で飲んだら吟醸も益々旨く飲めると想い選択しました。



この芸術的な器に感動です。



器も素敵だし、美味しい伊佐木でした。





冷えて冷酒が美味しいこと。



今回は、翡翠に泊まって翡翠とのネーミングの付いたお酒を最後に頂きました。
味のほうはしっかり覚えていません。
既に出来上がっていたかも。



和食と洋食の融合でしょうか。
自分的には器をなめたいほど美味しいシチューでした。



この辺りではでは、少し良いが廻ってきたのでしょうか。
この料理の味をシカと覚えていなかった。



美味しい丸められた湯葉があったような。



御飯大好き人間の自分にとって大満足の食事でした。
土鍋で炊き上げた美味しい美味しいおこげつきの御飯です。
過去に宿泊したうぶやさんの朝食でもタコヅボのような土瓶でご飯を炊いてもらいました。



香の物と美味しい赤出汁です。




土鍋で炊き上げた美味しいご飯をよそい始めるときに、「おこげはすきですか?」と給仕してくれた青年から尋ねられた。
「大好き」と答えるとよそい直してくれて、美味しいおこげご飯を盛ってくれた。
顧客に喜んでもらう姿勢に今回のおこげご飯は益々美味しくなった。



午後5時半の食事も一時間半が過ぎて外に夜の帳が降り始めて来た。



新しいお絞りと美味しいお茶が運ばれてきた。
心憎い程の細やかな配慮、当たり前と言えば当たり前なのだがこの気配りがうれしい。



最後の〆の水菓子のチョコ葛豆腐です。



二時間に亘る美味しい大満足の夕食でした。


株主優待券を使用しての宿泊でも高額の料金でしたが、大満足の夕食でした。


コメント
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