Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

Rolling Stones 3/6 @ 東京ドーム

2014-03-12 00:05:01 | その他のライブ
水道橋駅に着いたのは5時半頃。
その時から普段にない雰囲気に驚く。
超大箱、国内では2007年の埼玉アリーナ以来。
東京ドーム、着席の収容人数は50,000人とされているが、
これは野球を観る際の数字だそう。

コンサートの時には球戯場となっているグラウンド部分も、
アリーナとして椅子が入り、その他にも立見席、
またこのローリング・ストーンズの三日間には、
急遽売り出された見えなくても音と雰囲気を体感できる席もありで、
推定80,000人程の観客がドームめがけて押し寄せたと思われる。

3/1のマサ小浜スペシャルで知り合った青年にTシャツを頼まれて、
安請け合いしてしまったものの1日目に行った方のブログから、
物販は1時開始、4時過ぎの時点では2時間待ちと知り、
申し訳ないがお断りすることに。

例えばニューオリンズのエッセンス・ミュージック・フェスティヴァル、
ルイジアナ・スーパードームの場内で売られているグッズは公認、
場外での販売は各種業者の作ったものとなるが、
今、東京ドーム、場内でも場外でも公認のグッズが売られているそう。
したがってどうしても関連グッズが欲しい方はチケットがなくても購入可。
しかし、鑑賞と物販をセットで考えているファン達も多いようで、
この日の水道橋周辺には早速買ったTシャツを着用、
タオルをスカーフのように巻く人々が溢れていた。

前の週に行っていた友人から"Angie"がなかったと聞き、
がっかりしていたところ、3/4のセットリストに発見。
聴けるかもしれないと期待が膨らむ。


30分ほど遅れての開始。
場内全体に満ちる静寂と興奮のこれから始まる瞬間。
メンバーの登場と共に総立ちとなる。

3/6のセットリスト:
Jumpin'Jack Flash
You Got Me Rocking..
It's Only Rock'N’ Roll (But I Like It)
Tumbling Dice
Ruby Tuesday
Doom And Gloom
Respectable (Fan song vote, with special guest Hotai)
Honky Tonk Women
-Band Introductions
Slipping Away (with Keith on lead vocals, featuring Mick Taylor on guitar)
Before They Make Run (with Keith on lead vocals)
Midnight Rambler (with Mick Taylor on guitar)
Miss You
Paint It Black
Gimme Shelter
Start Me Up
Sympathy For The Devil
Brown Sugar

ENCORE
You Can’t Always Get What You Want (with the Senzoku Freshman Singers)
(I Can’t Get No) Satisfaction (with Mick Taylor Official (micktaylor.com))

ミック・ジャガーの輝きとエンターテイナー魂。
凄いものを観たというしかない。
およそ70mほどのステージ、50mほどの花道を走る、スキップする、
各所、左右、前後の観客を煽り盛り上げる。
ほんとうに燦然と光を放つばかりの姿。

また往年のファン達、親子二代どころか三代に渡って応援している方もいるそう。
正しい場所で正しい反応の仕方でストーンズの面々を喜ばせる。
そして「バックコーラスの歌姫たち」で
アカデミー・長編ドキュメンタリー賞を受賞したリサ・フィッチャー。
エリック・べネイのファン繋がりのアメリカのリサ・ファン達が、
「なぜリサがアカデミーのステージにいなかったのかしらね、」と呟くので、
「今、ローリングストーンズと日本にいるのよ。」とコメントすると、
「あなたはリサを観れるなんてついてるわね!」とお返事が。

アカデミーの檀上に居ずに東京ドームで歌うリサ。
まさしくバックコーラスとしての在り方を貫いている。
映画の中でも「メインになろうとは思わない。自分はバックボーカルでいい。」
と話していたが、リサの存在感はバックコーラスを越えている。
リサなしのこの日のコンサートなど考えられない。

後日「これが最後のストーンズを観る機会かと思うので、
12歳になる息子を連れて一緒に観に行きたかったんだ。」
と在日外国人の方からメールを頂いたが、退場の混雑は子供には危険かと思う。
好きな時に来て好きな時に帰って良い出入り自由な海外のフェスとはかなり様子が違う。
終了時の混雑を避けてアンコールの途中で帰っていく人々も見かけたが、
やはり最後まで見届けたい。

"Angie"は聴けなかったけれど"Satisfaction"が聴けて、
満足度100%の久々の大箱鑑賞となった。