Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

Eric Benet on Best Hit USA

2012-10-03 14:10:57 | エリック・ベネイ関連インタビュー
chanparaさんからEric Benetが"Star of the week"として取り上げられた
ベストヒットUSAの録画を頂いた。

最初に小林克也からエリックべネイは分野として番組中で扱われる若手とは違い、
アダルトR&B、アーバン系のラジオチャンネルでは常に上位にランキングしている常連、
と説明がある。

インタビュー映像と"Real Love"のプロモーション映像が流れる。
まず曲作りについて。
エリック「頭の中には常にメロディーがあるので、仕事のために音楽を作り出す、
といったことをしているわけではない。
今、話している間にも頭の中には音楽がある。
それを他のミュージシャンに伝えて、そこから曲が出来上がっていく。
そこに歌詞を付けて行くのが一番難しい作業だ。
今まで散々歌われてきたことが自分の言いたいこととだぶっていたら、
それをいかにして興味を引くようにメロディーに乗せるかだ。」
語り口はいつものように穏やかでソフト。

その後、"Real Love"のプロモーション映像が始まった。
いつもパソコンの画面で観ていたものを大きめのテレビ画面で観ると明らかに違う。
年月を重ねたカップルが次々と入場してくる中に一人東洋系の老婦人がいる。

画面には字幕が出る。
これも新鮮だ。
"Real Love"とエリックが歌う時の字幕は「本物の愛」
「僕たちは本物を手に入れたんだ。」

画面は若いカップル達のダンスパーティーに変わる。
東洋系の若い女性がいる。
先ほどの年配の女性の若かりし日を象徴するかのようだ。

エリックと見つめ合う女性が登場する。
彼女もミドルエイジだ。
これはエリックとマニュエラの出会い、それぞれ2回目、
大人になってからの成熟した恋愛を表現しているかのようだ。

手を取り合い去っていく二人の様子でPVは終わり、
インタビューへと戻る。

曲作りのモティヴェーションについて。
エリック「お金や名声のためにやっているわけではない。
書かずにはいられないんだ。
頭の中にあることを表現していくことで、アーティストとしてではなく、
人としてバランスを取っているのかもしれない。
そのお蔭で自分は安定した気持ちでいられる。
呼吸をするように作曲のモティヴェーションはいつも僕の中に自然にある。」

音楽を通して成し遂げたいことは。
エリック「R&Bの歴史の中で僕が影響を与えたとか、
R&Bを変化させることができたのなら、音楽を通して自分の存在は生き続けると思う。」

最後は小林克也の説明が加わる。
今時の若手には考えられない丁寧で静かな語り口だったと。

久々にこうやってじっくりPV映像とインタビューを観た。しかも大きな画面で。
ゆっくりと考えながら穏やかな声で話す普段のシャイな様子、
それとはガラッと変わるPVの中でのオーラ全開の姿。

自分が改めてエリックべネイの大ファンなんだなと認識を新たにしてしまった。
chanparaさん、貴重な映像をどうもありがとうございました!

Masa Kohama-Masa's Special Part8 @ Blues Alley Japan 10/1

2012-10-02 14:05:02 | その他のライブ
マサ小浜さんとシェリル・リンのライヴでお会いしたYukaさん、J.Iさんから、
マサさんが次回の"Masa's Special"で再びEric Benetの曲を演奏する予定と聞き、
今回のライヴ、早々と予約を入れる。

マサさんからも「今回は2曲やりますよ。定番化するかも?」とメールを頂く。
皆で選曲予想。ギターが映えてボーカル&キーボードのケイリブが歌える曲、
と最初考えていたが、ボーカルなしインストのみもありかということになり、
"Why You Follow Me""I'll Be There""Sometimes I Cry""Chocolate Legs""Sing To Me"
などが候補に挙がる。

前夜は台風の渦中、昨年9月台風6号のために多くの方が来場を諦めたエリックべネイ、
ブルーノートライヴの最終日を思い出した。
明けて10/1、夏の日に再び戻ってしまったような30°を越える蒸し暑さ。
そしてライヴもこの日の気温通り、熱く燃え上がった。

席はステージ真ん前、中央からやや左寄り。
マサ小浜さん、ジーノ・日野賢二さんの様子を間近で観ることができる。
音響も最高の位置だった。

最初は手ぶらだったのが、始まった途端、セットリストをメモしたくなる。
バッグを探っていると同じテーブルの皆さんが
目の前にあるアンケート用紙と鉛筆を取ってくれる。
その上、始まってからも、余りの演奏の迫力に圧倒されて
ぼっとしていた私のためにそれぞれセットリストやリフで挟んだ曲、
廻しながら書き込んでくれた。

以下はchanparaさん、Aさん、J.Iさん、Yukaさんに教えていただきながら、
できあがったセットリストです(笑)
いずれ正式な物を明日頃にはソウルサーチン、
吉岡正晴さんがブログで書いて下さることでしょう。

1st、一曲目はサンタナ。
ラテン系の曲でがっつりと観客を捉える。

2曲目はDoobie Brothers"Minute by Minute"
前回の"Masa's Lounge"のベース、ソクサイさんも巧かったが、
やはりマサ&ジーノのあ・うんの呼吸、そしてそれを支えるキーボードのケイリブ、
ドラムスのジェイのコンビネーションが堪らない。

次は定番になっているマイケルコーナー。
Michael Jackson"The Lady In My Life"
ここに途中でAl B Sure"Nite & Day"(これは私もちょっと分かりました)
そしてドナ・サマーの"Hot Stuff"が挟まれていたそうです(こちらは気づきませんでした)

4曲目はGeorge Benson"Turn Your Love Around"
(曲は知っているけれどタイトルは出てこないと思ったらchanparaさんが、
しっかりと書き込んで下さいました。笑)

次は映画のテーマソングを二曲とのこと。
何が出るかと思ったら「フットルース」
この辺りから場内がヒートアップ。
マサさん曰く、この曲は楽しい曲だけれど、合わせるのが難しく、
リハーサルでかなり時間を割いたそう。

そしてここのところ、アシストとしての来日が続いているレイ・パーカーJrの話から、
「ゴーストバスターズ」
私の周りのテーブルは皆、スタンディングで一緒に歌い始める。
私が若干スタンディングの強要、スタハラをしたかも。

ジーノがウッドベースに持ち替える。
マサさんはここに至るまでほぼ毎回、ギターを替えている。
意外な曲、レディーガガ「バッドロマンス」
ケイリブがキーボードからアコーディオンの音色を出し、ぐっとタンゴ風。
しっとりとした雰囲気に場内は包まれる。

私の大好きな曲、James Ingram"100 ways"
この曲が聴けるとは思わなかった。
雪の日にブルーノートでジェームズ・イングラムのライヴを観たのは何年前だろう。
「彼女に喜んでもらえるなら何でもしよう、
バラも送る、ヴァイオリンが聴きたいのなら聴かせる、
歌も捧げる、星を望むのなら取ってこよう、
僕はチャンスは逃さないよ、彼女の心をつかむ100の方法があるなら。」
という女心をくすぐる選曲。

次の曲のためにギターを替えようとしてホルダーが緩んで一度床に落ちてしまう。
簡単なチューニングをするマサさんに客席から「それで大丈夫?」と声が。
すると最初はツェッペリンのチラ弾きだったのが、
そこからハードロックの大ヒットメドレーへと展開してしまった。
これは大受け、かなり面白かった。
そのまま、ずっと弾き続けるのかと思ったらあっさり中断。
これ、もっと聴きたかったかも。

1st最後の曲はビートルズ"While My Guitar Gently Weeps"
低く唸り泣くようなギターの調べ。
この曲の間でシカゴ「長い夜」が挿入されたかに思うが、
記憶は定かではない。

1stが終わり退場するマサ小浜さん「エリック、後でやるからね。」と声を掛けてくれる。

2ndはブルースで始まる。
ここでサプライズがあった。
客席に姿の見えた日野 皓正さん、ステージへと登壇したのだ。
後でジーノさんに「パパは凄かった!」と話すと「そうでしょ?
天から何か振ってきたって感じでしょう。」
父と息子、そして息子の友人のマサ小浜。
三人がそれぞれお互いにリスペクトしながらの演奏。
ケイリブとジェイの三人への畏敬の念も伝わってくる。

途中、ジーノが皓正さんのために半音上げて欲しいとサインを送り、
それを受け止めたマサさんがケイリブへと合図する。
目線がキーボードだったケイリブが気付かず、改めてマサさんが伝言する。
そんな流れがほんとうにスムースに行われていく。

2曲目、"Stormy Monday"
ブルースの定番だがCreamも演奏している曲。
「嵐の月曜日」曲のタイトルのようなライヴにならずに台風が過ぎ去ってくれた。
この曲では三人のセッション、最後の〆をマサさんと日野 皓正さんが
お互いに譲リ合っている内に、とうとう日野氏がトランペットではなく声で締め括った。
これもとっても良かった。

日野皓正の去ったステージ、
「この雰囲気の後でやり難くなりましたが、恒例の昭和歌謡シリーズから。」
松田聖子「赤いスイトピー」
私の周りは全部歌える人ばかり。
ブルースで全開になった場内、今度は優しい曲に思いっ切り和む。
マサさんに向けてポイントアウトしながら皆で"I will follow you!"と歌う。
ジョー通のJ.Iさん、Yukaさんからこの曲の間にはJoe"I Wanna Know"
が挟まっていたと教えていただく。

さて「今日もエリックべネイファン達が来ています」とマサさんから。
"Spiritual Thang"
またしても私達のテーブル付近はスタンディング。

次の曲はなんと意外なことにEric Benet 3rd アルバム"Hurricane"から
"I Wanna Be Loved"
この曲、以前エリックは会場を女性と男性に分けて"I wanna be loved"と
"Be loved by you"と合唱させていた。
この日はケイリブのボーカルと共に私達が唱和。

そしてGeorge Bensonでもう一曲。
次の曲は時間が押しているので飛ばそうということになると、
ジーノがやっぱり演奏しようと。
マサさんは「ではショートで。」とのことでしたが、
演奏している内にしっかりフルヴァージョンに。
ディアンジェロ"How Does It Feel"(Aさんから教えていただきました)
これもとてもバンドの雰囲気に合っていた。
飛ばさないで演奏してくれて感謝。

その代わりにカットされてしまったのはサンタナの"Black Magic Woman"
これは前回のMasa's Specialで聴いているものの、また聴いてみたい曲。

最後はプリンスの「キス」
客席を練りながら観客の目の前でギターを聴かせる。
手を取ってギターに触らせたり、ナイフを使ってギターを弾いたり。

いつもの定番のお別れのアンコール曲"Purple Rain"で2ショウが終わった。
今年に入ってからマサ小浜「13日の金曜日スペシャル」
「Masa's Lounge」と観てきたが、今回は選曲の流れ、観客、
何もかも最高だった。

このシリーズ、これからもずっと続けて欲しい。
We will follow you, Masa!!!


(G)マサ小浜 (Key/Vo)Kaleb James (B)日野JINO賢二 (Ds)Jay Stixx