Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

プランテーション v.6

2009-06-30 10:12:59 | ニューオリンズへの道
アメリカの映画などに出てくる南部地方の美しいプランテーションの風景。
ニューオリンズの町中だけでなく郊外も見てみたいと思っていた。

また旅先に一人で着いた翌日から、すぐに慣れない町を歩き始めるより、
とりあえずホテルのデスクで現地のツアーを申し込み、
バスに乗り、うたた寝でもしながら、未知の場所を観光する。
体力を消耗する乗り換えが必要な遠方の都市に行った時は、
こうやってウォームアップするのも悪くない。

着いたら、翌日のプランテーションに行くツアーを見つけて、
申し込むつもりだった。
それが、調べていく内に、どうも疑問に思えてきた。
プランテーションの華美な姿の影には
虐げられてきたアフリカからの奴隷達がいる。
豪華な邸宅から離れて敷地内には奴隷小屋が建っていたそうだ。
そういった物は取り払われて美しい部分だけ見せている現在。

私が前日、何をしていたかという話になって、
「プランテーションを何軒か見てきた。
どこもとっても綺麗だったよ。」では、済まされないだろう。
じゃあ、黙ってとぼけて行ってくればいいかというと、
私の性格ではどうもそういう事はできない。
そう考えているうちに行く気がなくなった。

街中とホテルでゆっくり過ごせば、
普段はバタバタしているんだから、充分じゃないかという気になる。

エリックベネイのファンクラブのメンバー、
今回の会合の出席者は約25名。
約23名がアフリカ系アメリカ人。
アラブ系フランス人が一人。
そしてアジア系が私一人。

普段はみんなとエリックを通して一つになっていて、
余り差を感じることはない。
先方も私に対してそう言ってくれているが、
アフリカ系アメリカ人、また先日フランス映画で
アラブ系フランス人の戦時中の苦労を綴る映画を見たが、
計り知れない苦難の歴史がある。

4年以上前からエリックベネイのファンクラブの人達と、
ネットやメールで親しくするようになり、
私のボキャブラリーから「黒人」という言葉は消えた。
自分が黄色い人と言われたら気分が悪いだろう。
自ら、アフリカ系の人が自分の事を語るのに、ブラックと言う表現は使っても、
他人種が使うのはとても失礼に思えるようになり、
いつのまにか使えなくなってしまった。

今のアメリカにおいて、○○人という表現も余り良くないようだ。
○○出身の人とか、○○の人々、そういう言い方が好まれる。
人の国籍について簡単に判断するべきではないという事だろうか。

追記
その後、2011~2012年にかけてのニューオリンズ再訪でプランテーションに
行ってきました。
2012年1/6のブログ
http://blog.goo.ne.jp/ak-tebf/d/20120106


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