Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

Volcan 1/9 2nd 2014 @ Blue Note Tokyo

2014-01-11 15:29:25 | その他のライブ
ブルーノートの会員になっているので、
ライヴ鑑賞のポイントがたまり招待券が出る。
期限は2か月以内。
あえてふだん観ないようなアーティストをと思い選んだのは、
VOLCAN" featuring GONZALO RUBALCABA, GIOVANNI HIDALGO,
HORACIO "EL NEGRO" HERNANDEZ & ARMANDO GOLA
opening : Edmar Castaneda

セカンドショウを予約し、いつものように整理券を取るつもりで7時頃にフロントに着く。
セカンドの整理券が出るのは8時とのこと、これが普通の日、本来のブルーノート、
いつも行く満席になるアーティストの日とは要領が違う。

食事をして戻り整理券を取り、
開場までの間、新しくできた地下のバーでカクテルをいただく。
室内のテレビ画面に呼び出し番号が映し出され、
係の女性もこちらの番号を覚えていて早めに声を掛けてくれる。

オープニングはコロンビアのハープ奏者、エドマール・カスタネーダの演奏。
その後、キューバのピアニスト、ゴンサロ・ルバルカバ、
ドラムス、オラシオ・エル・ネグロ・エルナンデス、
パーカッション、ジョヴァンニ・イダルゴ、
ベース、アルマンド・ゴラが登場。

全くMCなし、ほとんどクラシックの演奏会に行ったような雰囲気でライヴは進んでいく。
いつもアメリカ系のアーティストのライヴに行くことが多く、ジャンルも決まりがち。
そういう意味で今回のヴォルカンのライヴ、とても新鮮だった。

昨年7月のクインシー・ジョーンズのコンサート、
クインシーが連れてきた若手のキューバのピアニスト、アルフレット・ロドリゲス、
ラテン独特のリズム感と感性、ペダル遣いが絶妙だった。
この時は全員がスタインウェイを順番に調律もないまま引き続けていたが、
今回、ブルーノートに用意されたピアノはYAMAHA。
厚いパーカッションニスト達のリズムに負けないだけの力強いタッチが生み出される。
キーボードも併用しつつゴンザロ・ルパルカバの演奏は進んでいく。

座った席はピアノ寄りだったが、ブルーノートの音響、
以前に較べると格段に進歩していて、全体の音のバランスがしっかりと取れている。
ドラムスとコンガの刻むリズムが心地良く、
だんだんとアーティスト達の演奏も熱気を帯びていく。
ラテン系、リズム隊はもちろんだが、
ピアノが紡ぎだす独特のうねりに圧倒される。

終了後、更にドリンクを追加するとコーナー席に移動してくれる。
友人とライヴの感想などゆっくり話しながら寛ぐことができた。
こんな風にまったりとブルーノートを楽しむのも時には良い。