Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

Count Down Party @ Camp Zama 12/31-1/1

2014-01-04 17:37:48 | その他のライブ
座間基地のゲートに着くと私達とは逆にお洒落をして出ていく若者達がいる。
友人が事前に旅券番号を申請してくれていたが、ここで更なるパスポートのチャック。
当日入場に至るためにエスコート(紹介者)となってくれた人が迎えに来てくれる。

基地の中の人と親しい友人、その日に出演するアーティストと懇意にする友人、
基地で働く人、私のような部外者も入れて女性ばかり総勢7名でテーブルを囲む。
入場料は30ドル、夕食のビュッフェと翌日の朝食が含まれている。
いかにもアメリカらしいビュッフェ、流れているR&Bの曲に気持ちが高まる。

アルコールは有料だが3ドルほど。
本来なら基地の職員と軍人、その家族のための福利厚生施設。
恐縮しつつありがたく恩恵のおすそ分けをいただく。
(招いて下さった方達、ほんとうにありがとうございました)

食事が終わるころにライヴが始まる。
Anthony G Johnson, Keith R Haines, Winz Bert, Thirih Walker-Schultz,
Mac Nobuka,高田 真のメンバーにAlbert Martinがゲストで加わる。
皆、日本で活躍する一流のアーティスト達。

テーブルに置かれたニューイヤーらしい仮面、カチューシャ、ハット、
アクセサリー、などをそれぞれ身につけつつダンスフロアへ。
このアーティスト達のライヴ、ほんとうにレベルが高いとここのところ感心している。
中途半端でオリジナリティーのない来日アーティストなどとは比較にならない。

ライヴが一度終了した後、カウントダウンに備えて第二部が始まる。
シャンパンのグラスが配られ、ボトルを持ったマネージャーがテーブルを廻り、
踊っている人達のグラスにも継ぎ足してくれる。



カウントダウンの秒読みが始まり、2014年がスタートした。
その一曲目が何と"Get Lucky"
Daft Punk, featuring Nile Rodgers。
11月のCHICの来日でも何度も聴き、
客席に歌うことをナイル・ロジャースが促すので、
このブログで皆に予習するようにと呼びかけたりした。

12/27、エリックべネイ繋がりの方達との忘年会、
エリックの訪れたソウルバー探索の後に行ったカラオケでも皆で歌った。
ゆえにご一緒の方達はこの曲を歌える人ばかり。
最前列で皆で歌いつつ踊る。

Like the legend of the phoenix
All ends with beginnings
What keeps the planet spinning
The force from the beginning

We've come too far
To give up who we are
So let's raise the bar
And our cups to the stars

She's up all night to the sun
I'm up all night to get some
She's up all night for good fun
I'm up all night to get lucky

「すべての終わりは始まりにつながる、不死鳥のように。
何もかも捨てたら、もう前に向かって進むしかない。」
2014年は「ゲットラッキー」、良い年になるはずと実感できる曲。

ライヴ終了後、ボールルームで朝食となる。
時間はもう2時を廻っている。
電車を調べると次の電車まで一時間ほど空く。
駅まで送ってもらってから近くのコンビニでコーヒーを飲みつつ暖を取る。
これから電車に乗って東京方面へと帰る人達が集まってくる。

皆で新宿へと向かうことになるがお蔭で長時間の移動も飽きることがない。
一緒だったアーティストの向かい側に偶然座った少年たちが英会話のチャレンジを始める。

東京が近づくにつれて増えてくる初詣客達、反対にアーティストの方から、
「あの人達は何なのか?」「初詣とは?」「神社には何が祀ってあるの?」
「日本の人の神って?」などの質問が出る。
ご一緒したMちゃんとその日に知り合った家族で来ていた大学生の青年K君、
丁寧に説明して上げてました。
(帰宅してから勉強不足を反省した私、はるか昔に買った「英語で話す『仏教』Q&A」
という本の『仏教、神道、キリスト教の違い』という章を再読しました)

そのアーティスト、ゴスペルを教えていてクワイヤーも持っていると聞き、
12月に観たミュージカル"Mama I Want To Sing"の話などになり、
"This Little Light of Mine"を半ば強引に一緒に歌っていただく。
ほんとうに優しくて綺麗な声でした。
マイケル・ジャクソンの来日ではバックコーラスを務めたとか。

「マイケルはどんな人だった?」と質問すると
「穏やかで無邪気。ぜんぜん大物気取りじゃないし。
静かな声でゆっくり話すんだ。写真を撮るのが好きでね。」
と懐かしそうに目を細めて話してくれた。
今、一番好きな女性シンガーはリアーナ、
続くのはジェネット・ジャクソン、ビヨンセだそう。
男性のアーティストではジョージ・ベンソンが最も好きだそうだ。
女優の話になり「ハル・ベリーなんて今はもう人気ないでしょ?」と何気なく聞くと、
「いやいや、ハリーは最高の女性だ。」とやんわり否定された。
やはり黒人の男性にとってハリーは永遠の女神、絶対に悪く言ってはいけない。

さて話は長くなりましたが、今年は"Get Lucky"、強運を惹きつけ、
そして"This little light of mine, I gonna let it shine!"
私の心の中の小さな灯を輝かせて、更に磨いて行きたいと思っています。
皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします!