Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

Nile Rodgers & CHIC 11/7 2nd @Blue Note Tokyo

2013-11-08 10:57:20 | NILE RODGERS & the CHIC organization
トップの画像はキーボードのRichard Hiltonが観客の様子をFBにアップしたもの。
chanparaさん、フランス人の友人のNさん、私の名前をメンバーと共にタグ付してくれていた。
いつも心遣いが優しいリチャード。今回は愛妻を帯同していて今日がお誕生日。

昨年年末以来のナイル・ロジャース&シックのライヴ。
2011年の震災直後から同じメンバーで来てくれているだけに、
ナイルを始めクルー達、ベースのジェリー、キーボードのセランとリッチー、
ボーカルのキム、フォラミ、ドラムスのラルフなどへの親しみは増すばかり。
ずっと同じメンバーでツアーもしているので曲の完成度も更に深まっていると
昨日感じた。
海外諸国では数千人が埋まるコンサート会場でパーフォームしているのに、
日本でブルーノートで観られることはほんとうに"Get Lucky"(今回の新曲)の心境。

当日、朝からFolamiは日本語で「『良い時間』を過ごす準備はできてますか?」
「『私達は家族』です」などCHICの曲のタイトルをツイートしてくれていて、
感激する。
私も「朝から激しく雨が降っているけれど、東京にナイルやフォラミがいると思うと、
心の中は陽が射している」とフォラミ宛てにツイート。
夜からのライヴへと気持ちは盛り上がる。

8時過ぎにブルーノートに着くと外で煙草を吸っているSさん、Aさんとお会いする。
ロビーではフランス人の友人達が既に整理券を持って待っていた。
2011年のCHICのライヴで知り合い親しくなったNさん、今はシンガポールに住んでいるが、
この日のライヴのために東京までやってきた。
在日フランス人の友人達を誘って総勢8人での鑑賞だそうだ。

この日からブルーノートでは新しいバーコーナー"Bar BACKYARD"がロビーの奥にオープン。
早速、入ってみるがまだ木の香りもするほど出来立てのお洒落な空間。
壁面のタイルにはアーティストの肖像画。
テーブル席とカウンターがあり、また整理番号は備え付けの画面に表示され、
呼び出しに遅れることないように配慮されている。

1stから観ていたchanparaさん、Sakiちゃんとロビーで待ち合わせ。
二人の上気した表情から1stがどれだけ素晴らしかったかが想像できる。

お二人が早い順番を取って下さったお陰で席は正面最前列のステージに向かい右。
ちょうどナイルとフォラミとの間になる。
開始時間が近づいてくるとワクワク感から凄いテンションに。

お約束の"Hangin"で全員がステージへとやってくる。
ほぼノンストップ、時々Nile RodgersのMCが入る。
Everybody Dance
Dance Dance Dance
I Want Your Love
I'm Coming Out-Upside Down
Greatest Dancer-We are Family
Soup for One-Lady
Lost in MUsic
Notorious
Chic Cheer
My Forbidden Lover
Le Freak

ナイルも時々順番を忘れるらしく、セットリストを確認しながらプレイしている。
途中で「ギターをずっとノンストップで弾いたからチューニングが必要になった。
ちょと時間が欲しい。その間、バンドのメンバーは曲を演奏しているから、
皆も歌っていて。」

セットリストになかったのに後半でいきなりドラムスのラルフに、
"Let's Dance"の歌と演奏を振ってきた。
「僕には双子の兄弟がいてね。デビッド・ボウイというんだけれどね。
これから彼の曲を歌うからね。」とお決まりのジョーク。

この日のセカンド、何度もナイルとジェリーの演奏が炸裂する、
フォラミとキムのコンビも呼吸が完璧にマッチしている。
1stにはなかったそうだが、私の大好きな曲"Soup for One"がセカンドには含まれていた。
"Notorious"も昨年聴いた時よりもぐっとインパクトが強くなっている。

演奏の内容とは外れるが、今回、衣装にぴったりの化粧ポーチのようなもの、
白でそれぞれ違うデザインのものをフォラミとキムはステージに持ってきていた。
そこでちょっとした合間に後ろを向いてリップグロスを塗ったり、
ティッシュを出したり、ファンを出して扇いだり。
キムとフォラミの衣装はすべてコーディネートされているといつも感心するが、
きっと「ステージに小物を持って行けるバッグが欲しい」とどちらかが言い、
デザイナーが作ったんだなとニンマリ。

アンコールの"Good Times"では私もフォラミに手を取られ、
ステージに上げていただく。大勢の人達がステージへと登壇してくる。
凄い人数と熱気。
席は別だったがフランス人の友人たちとステージで一緒に踊れたのは嬉しかった。
しかしこの間、数人のナイルの後方の女性たちが手を伸ばし、
演奏中のナイルの髪を手に取ったり、触ったりひっぱったりを何度も。
これはちょっと良くないと思いましたよ。
何しろ、演奏している最中だし、勝手に人の体を触るのはどうかなと。
演奏以外の状況で本人と向き合った時に断ってから触らせていただきましょうね。



皆がステージを降りた後、最後は"Get Lucky"になる。
youtube動画のイギリスのライヴを観ると最後にナイルがステージを去ろうとした時に、
観客の皆がコーラスを始める様子がアップされている。
感極まったナイル、ステージから離れずにこれを涙ぐみながら見ていた姿に、
私も映像を観ながら泣けた。
それなのに今回最後にこの歌を振られて客席から返せなかったのが、
他の曲は全部歌えるだけに、ナイルにちょっと申し訳なかった。

ナイル・ロジャース、一人で最後までステージに残り、
今回はギターでこの曲を弾きながら楽屋へと引き上げていく。
これからNile Rodgers & CHICを観に行く方、
ぜひ"Get Lucky"を覚えて一緒に歌ってくださいね。
ナイルはちょと風邪気味だそうなので、これから行く方達が歌ってくれたら、
きっと風邪なんて吹き飛んでしまうはず。

これ、先ほど日本語でツイートしたら早速ナイルがリツイートしてくれてましたから、
皆さん、マジで取り組んで下さい!(笑)

AさんがベースのJerry Barnesが若かりし頃、妹と組んで出したCD数枚を持ってきていて、
ライヴ終了後にそれを見せると、ジェリーはほんとうに嬉しそうに周りの人にまで、
アルバムを見せて説明していた。
中々聴き応えがありそうなので私も購入してみるつもり。

早くから順番を取って下さったchanparaさん、sakiちゃん、
ほんとうにありがとうございました。