Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

トレイヴォン・マーティン射殺犯無罪に・・・

2013-07-15 10:54:10 | Weblog
昨年2月にフロリダで一人の少年が射殺された。
トレイヴォン・マーティン(17歳)はコンビニに雑貨を買いに行き、
その時に地元の自称・自警団、ジョージ・ジマーマンに怪しげに見えたとの理由で
後を付けられ、もみ合いになり撃たれた。

この時にアフリカ系アメリカ人の人々は1953年に無残に少年が惨殺された時と、
今も何も変わっていないじゃないかと抗議のデモやトレイヴォンが来ていたフード付のパーカー、
アーティストも皆、これを着ることで問題提起を表した。
一人一人が自分もトレイヴォンになりえたと。

チャカ・カーンの呼びかけでエリック・べネイもTrayvon Martinのトリビュートソング、
昨年に参加している。
冒頭の「母親は泣いている」という部分に始まり、後半で一人づつフーディー、
パーカーの頭を覆う部分を脱ぐ部分にエリックの姿がある。

Chaka Khan ft. Eric Benet, Kelly Price, Luke James & More - Super Life (Trayvon Martin Tribute)


昨日、トレイヴォンを射殺したジマーマンが無罪判決を受けた。
このことでアフリカ系アメリカ人のアーティストも人々も怒りとアメリカの司法に対しての
不信感を露わにしている。

行き場のない気持ちから「デクスター」(アメリカのテレビシリーズで野放しにされた
残忍な殺人犯を独自に制裁するキャラクター)がジマーマン無罪の新聞をじっと見ている、
そんな画像もアップされている。

昨夜はスターチャンネルでラナ・ターナー主演の「悲しみは空の彼方に」"Imitation of Life"
が放映されていたが、1959年の映画で描かれていた差別、
日常的には存在しないかにさえ思えるが、根深いところで変わっていないのかと
今回のKKK団もどきの殺人犯(ヒスパニック系とのことだが)の無罪判決の報道に驚くと共に
憎しみの連鎖へと発展しないかが心配される。