Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

エリック・ベネイのKyte Phoneチャット

2009-04-21 16:55:23 | エリックベネイの日々&KyteVideo
Eric BenetのKyte Videoに付いているコメント、
すぐに反映されるせいか、突然チャットが始まる。

時々、エリックに全く関係のない話題が続き、
エリックベネイに失礼じゃないかと思ったりもした。

エリックは全然気にしていないどころか、
結構面白がっていて、暇だと読んだりしているようだ。

20代後半の女性、Jが常連。
スポーツ関係のフリーライター。
今は自宅でアメリカンフットボールを題材にした人間関係を描く小説を
執筆中なので、その合間にKyte Videoを冷やかすらしい。
Jは、ライターをしながら家で父母の世話をしていた。
そして昨年、父親を見送っている。

その他は私と同じ位の年齢のシスター達が時々書き込む。
ある時、その中の一人がJに言った。
「あんた、若いんだから、お洒落してもっと外に出掛ければ?」

Jはほんとうにその通りにした。
「今日は一日中、ショッピングをして過ごした。」
と突然、書き込むがある。
ドレスを2着買ったという。
「一つはサファリ風でベルトがアクセント、
これはいつか行くエリック・ベネイのコンサートで着てみたい、
アウトドアのライブならぴったりだと思う。

もう一つはロイヤルブルー、裾にフリンジが付いている。
これは、10年ぶりで開かれる高校の同窓会に着ようかと思って。」

シスターズ達が次々と書き込む。
「あんた、その服にスニーカーじゃないでしょうね?」
「マニキュアとぺディキュアはどうするのよ?」
「髪は?、」
「お化粧は?」

「メイクはした事がない」とJが答えると、
「それならショッピングモールに行き、
化粧品販売のカウンターで教えて貰いなさい。」

「靴はハイヒールを履くけれど、つま先は見えない靴。」
「それなら、ぺディキュアは必要ないわね。」

何だか、こんな話どっかで聞いた事がある。
そうだ、「電車男」だった。

Jは、地元の美容室に行き、当日の支度を頼んでくる。
「美容師が、マニキュアはブルーって言うんだけれど・・」
「それは、絶対変よ、クリアな方がいい。」
「あるいは、フレンチネイル。」
私も思わず、「パールのホワイトもいいかと思う。」

Jが着るドレス、実物を見てみたいと思ったら、
彼女がmyspaceに画像を載せてくれた。
セクシーなサファリ風のドレスはベージュ地に茶系のアニマル柄。
コットンのようだ。
同窓会用のドレスは光沢のある素材で鮮やかなブルーのパーティードレス。
そして、その服に合わせたイヤリングの写真も。

「どっちもとても素敵よ。」とコメントすると、
Jから、「ずっと10代の頃から、お洒落なんてした事なくて。
そういう自分を変えてみたいの。」と返事がきた。

「うん、わかっている。
あなたが洋服を買ったという事、特別な意味があるって思ってた。
新しい事に挑戦しようとしてるんだと。
とても勇気がある事だと思う。」

Jのロイヤルブルーのドレスにあやかって、
私もクリムゾンレッドのワンピースでも買ってみようかな。

一度も会った事のない人なのに、心配で愛おしい。
励ましている内に、いつの間にか自分も元気付けられている。