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行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

女子プロゴルフ伊藤園レディス、これがメダリスト稲見萌寧のゴルフだ

2021-11-14 21:39:25 | スポーツ

伊藤園レディス、2位と1打差の単独首位から出た稲見萌寧が、12番(パー3)からの3連続バーディーを含む、7バーディー、ボギーなしの65で回り、17アンダーで、ツアー通算10勝目を挙げた。8アンダー、2位タイの西郷真央、金澤志奈に9打差をつける圧勝で、先週古江彩佳に競り負けたリベンジを果たした。この日の稲見はショット、パットともにベストで最終日後半は頑張るベテラン上田桃子や若手の西郷、金沢を圧倒し、一人旅だった。

古江彩佳は最終ランド1アンダーでスタートし、ノーボギー5バーディーで追い上げ通算6アンダー5位にまで順位を上げたが賞金獲得レースでは稲見に引き離された。獲得賞金順位は
1、 稲見 萌寧  252,566,049円 
2、 古江 彩佳  235,597,575円
あと2試合、賞金レースはこの2人にしぼられた。
西郷真央は今年度7回目の2位でめずらしい記録だ。稲見とは何回か競り合ったがメダリストの壁は厚かった。しかし、賞金獲得は4位172,687,891円に伸ばした。

   
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総合電機東芝の解体吉と出るか

2021-11-13 17:47:55 | 企業

日立、東芝、三菱と総合電機として永い伝統を保ってきたが、経営危機に陥り、再建途上の東芝は、発電などのインフラサービス事業と、ハードディスクなどのデバイス事業を行う2つの会社を新たに設立し、東芝本体も含めて3つの会社に分割する方針を発表した。新たに設ける2つの会社は2023年度下期の上場を目指す方針で、東芝本体は、半導体大手の「キオクシアホールディングス」の株式などを保有する会社として存続させる方針だ。

狙いは綱川智社長の記者会見で「株主価値向上のための選択肢を検討した。取締役会は今回の選択が最善と結論づけた」と分割のメリットを強調したように、株主重視にあり、従業員はどう考えるか疑問だ。

最近、「コングロマット・ディスカウント」という言葉が米証券業界でよく言われている。たくさんの事業を抱えている大企業の経営が本来なら各事業間の相乗効果が期待されるが、技術革新が激しく逆に経営資源が分散され、成長の妨げになっている。むしろ各事業を分割した方が企業価値が上がる(株価が上がる)という意味だ。今月のGEや、ジョンソン&ジョンソンの分割発表はその良い例だ。

日本の場合、日立(株価7300円)は2010年経営危機に陥り、多くの関連企業を売却し、選択と集中を行い「社会イノベーション事業」に経営資源を集中して経営を立て直した。三菱電機は総合電機の形をなしているが株価は1500円近辺で低迷し、コングロマット・ディスカウントを地で行っている。
1960年代、モーターと言えば総合電機三社ものがトップブランドだったが今やモーターは日本電産(株価13000円)がはるかトップを走る。エアコンはパナソニック(株価1400円)がトップメーカーだったが今やダイキン(株価25000円)が世界でもトップだ。半導体は総合電機とNEC,富士通で世界一だったが今や台湾メーカーとサムソンだ。
こうしたコングロマット・ディスカウントの事例を見ると、東芝の再建は当初から分割していた方が良かったかもしれない。

東芝が分割して成長するかよく判らない、最終的には株主が決めることだ。しかし、ステイクホルダーとしての従業員の協力がなければ成功しないことも事実だ。

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久しぶりの大阪空港ワイナリー

2021-11-11 17:13:10 | ワイン

コロナ下、ガマンガマンだった関西でのゴルフ、ようやく友人と宝塚でラウンドができた。9日秋雨降る中、羽田へ、昨年2月イタリアから帰国して以来の空港、そして搭乗、やや緊張気味だった。団体観光客も乗っていて、座席は9割ぐらいは埋まっていた。機内はやはり密で、9月のような感染状況では避けたい気分だ。航空機は乗車前の安全チェックが厳しいので安心出来る。

伊丹空港についたら、ランチは空港ワイナリーへ、この1年余緊急事態が続く中でも頑張って営業していた。

年間12000本のワインを生産するミニワイナリーだが、空港にワイナリーがあるのはここだけだ。今日は新酒も飲める。葡萄は以前足りない分オーストラリアから輸入していたが、現在は国内産をつかっているようだ。シャンペンやチリ、オーストラリアからの輸入物も飲める。

食事の主なメニューはイタリアンだが、ステーキ丼にして、唯一の赤コンコードにした。軽くジュースのように葡萄の味がする。これはかつて最初に飲んだ山梨の葡萄酒を思い出した懐かしい味だ。最近は重いワインばかりを飲んでいるのでよけいにそうした印象を持つのかもしれない。唯一の欠点は少量生産のためか高いことだ。一杯700円では我が家の一本分相当だ。

ステーキは焼き加減も良くこちらは値段(1500円)が安いけど、良い肉をつかっており、美味しかった。

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コロナ検証、コロナ急減は何故だ??

2021-11-08 18:09:19 | 災害

11月に入って、コロナ感染が急減した。東京でさえ、毎日20人前後、昭島周辺市町村では殆どゼロ感染が続き、全国的にも(7日)東北は秋田1人以外はゼロ、九州も福岡2人以外はゼロと安心感が漂うが半信半疑だ。

基本的な感染対策としてマスクを着用し、密集を避け、十分換気することが定着しつつあること、緊急事態宣言解除後も会食を控えるなど対策をしっかりと協力していることが背景にあることは皆さん認めているがそれ以外の急減の原因これだというのは未だ判らない。

本日の日経に専門家の見解が以下のように掲載されていたので概略を紹介する。
テレビに良く登場する東邦大教授 舘田一博
「第5波」の感染者急減は一つの要因で説明できないような現象が起きた。いろいろ要因があるが、私はワクチンの効果と基本的な感染対策の徹底が非常に強く出たためと考えている。
ワクチンの効果が最も強い状態の数千万人の集団ができ、ちょうどデルタ型で感染が拡大した時期と重なった。多くの若い人が感染したが、無症状かほとんど症状のない「不顕性感染」が多く、実際には検査で感染が確認された人の3~4倍は感染者がいただろう。ワクチン接種が急速に進み、同時にタイミングよく不顕性感染を含めて免疫を持つ人が急増したことで国内で一時的な集団免疫効果が強く表れ、8月半ば以降に感染者が急減した可能性があるのではないか

新型コロナの独自分析をネットなどで発信してる 東大名誉教授 黒木登志夫氏は日本独自の型で変異かと推測
デルタ型ウイルスは新規感染者数の増え方も減り方も指数関数的だ。公表データから夏の「第5波」について計算すると、東京では8月下旬~11月1日にかけての下降期に新規感染者数が8.6日で半減のペースで急降下した。減少率は99.9%と、あり得ないような数字だ。このまま行けば12月上旬には1人になる。デルタ型は変異を繰り返し、より感染力が強いものに置き換わっていった。特に国内では日本独自のデルタAY・29型が第5波の主流で、これが収束に向かったのではないか。仮説だが、ある遺伝子領域に変異が追加され、感染性が失われるといったことが起きている可能性がある。
今後、新たな感染の波が起きるとしたら、デルタ型とは異なる新しい変異ウイルスが入ってきたときだろう。すぐ検出できるようにPCR検査とゲノム解析を増やすべきだ。ここ1、2カ月が大切だ。

日本ウイルス学会理事長の阪大特任教授 松浦善治氏は黒木説と同様、コロナウィルスが変異重ねた末に自滅もと唱える。
新型コロナウイルス感染症の新規患者数が日本で急減した理由は分からない。患者の急減はウイルス側に理由があるのかもしれない。様々なウイルスのうちで、遺伝情報をRNA(リボ核酸)に載せた「RNAウイルス」は変異を起こしやすい。新型コロナもその一種だ。変異を盛んに起こすことで様々なタイプができ、一部が人間の免疫の仕組みやワクチン、治療薬の攻撃をすり抜けて増える。強い感染力を持つ新型コロナのデルタ株はあまりに多くの変異を起こしすぎ、人間に感染した時に増えるのに必要な物質を作らせる遺伝情報が壊れるなどして、自滅しつつあるのかもしれない。以前に優勢だった株は、デルタ株の流行に押されて勢力を弱めた。

専門はマクロ経済学。計量モデルに基づくコロナの分析や見通しを定期的に公表する 東大准教授 仲田泰祐
8月後半からの感染者減は多くの人の想定を超える速さだった。人流は8月前半と比べて減っておらず、指標によっては増えていた。ワクチン接種の効果は7月から働いており、人流とワクチンだけで8月後半の急減は説明しにくい。
我々は3つの要因を分析した。1つ目はデルタ型の感染力が想定以上に小さかった可能性だ。2つ目は人々のリスク回避傾向だ。報道で医療逼迫を知り、感染しやすい行動を避ける傾向が強まった可能性がある。3つ目は周期性だ。過去の動向は120日周期の波で統計的には説明できる。問題はなぜ周期が生まれたかだ。新しい変異型が生まれることが理由であれば、今後の感染は増えにくいと言える。

以上が各分野の専門家の分析だ。コロナウィルスが暴れすぎて自滅したという下線の部分、まるでSFの世界だ。
120日の周期性が統計的に出てきたという仲田説は私が前回10月22日コロナ検証で分析した4か月周期説を裏付けてくれて我が意を得たり。

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女子プロゴルフTOTOジャパンクラシック、小さな巨人がメダリストを抑え優勝

2021-11-07 18:19:55 | スポーツ

賞金女王争い首位のメダリスト稲見萌寧を猛追する小さな巨人古江彩佳が3バーディー、ボギーなしの69で回り、通算16アンダーで稲見に3打差をつけて逃げ切った。優勝賞金3300万円を獲得、賞金を2億3000万円とし、首位の稲見に400万円差まで追い上げた。稲見萌寧は腰痛ながら、2位にくい込み、獲得賞金首位の座は守った。

最終組は21歳の古江、22歳の稲見に35歳の上田桃子という最高のペアリングで見どころ満載だった。飛距離は上田、稲見譲らず、古江は10~20ヤード劣るがミドルホールでは先にのせ、ロングでは第三打をピンそばにのせてノーボギーの固いゴルフで隙を見せず終始リードを保ち制した。もちろん古江はバーディの数も多く、最多バーディ賞100万円を獲得した。

賞金レースで今年前半首位を走っていた小祝さくらは2日目まではトップで復活を期待したが、3日目から崩れ、6アンダー10位で終わり、今年獲得賞金は1億8000万円で3位はキープした。残りは4試合、賞金女王は稲見と古江に絞られた。賞金女王になると3年間のシード権が与えられるので、外国への参戦もやりやすくなる。

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ドイツ戦艦20年ぶり訪日寄港の意味

2021-11-06 18:34:25 | 政治

ドイツ海軍艦艇 “約20年ぶり”の寄港 中国念頭に防衛協力という見だしでドイツ海軍のフリゲート艦「バイエルン」が「東京国際クルーズターミナル」に、5日午後、東京 江東区のに寄港した。との報道で20年前の記憶がよみがえった。
当時、金属労協事務局長として、ドイツ金属労組(IGメタル)との交流を重ねていたので、ベルリンの壁が崩壊した記念日11月10日前後に毎年ドイツ大使館庭園で開催される記念パーティに招待されていた。ただ20年前の11月にはドイツ海軍の「ミュンヘン」が寄港するのでそこでパーティをやるからという招待状が来た。初めて見る戦艦は珍しく先ず見学した。艦上での立食パーティは日本人にはちょっと高めのテーブルが用意されており、ソーセージやじゃがいもを食べながらワインを飲み、大砲の下で談笑をしたことを思い出した。確か世界一周で各地を訪問して友好を深めるのが目的だったと記憶している。

今回の寄港は8月にドイツを出航し太平洋などで海上自衛隊との共同訓練を重ね、日本寄港後は日本やアメリカなど5か国から20隻の艦船が参加する共同訓練に加わる計画だという。20年前には南シナ海への中国の進出もなく、台湾は国民党政権で中国との関係も良く、現在とは大きな違いだ。香港への支配を強め、一国二制度の約束を破った習近平政権の強硬路線で南シナ海や東シナ海の波たかしを招いている。欧州でもドイツは中国よりの路線をとってきたのだが、ついに転換する象徴としての「バイエルン」派遣なのだろう。

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年金生活者のマネー運用、株や投信の売買はご用心

2021-11-03 18:11:33 | 年金生活者

SMBC日興社員が相場操縦疑いというニュースが飛び込んできた。具体的には、上場企業の大株主らが大量の保有株を手放す際などにつかう「ブロックオファー」で生じたようだ。証券会社が先ず大量の株式を引き取り、時間外の相対取引を通じて特定の投資家に転売する取引で、株価への影響を最小限に抑えられる利点があり、証券会社を通じて日常的に行われているとの報道で私も初耳だ。

売却先の投資家は証券会社が募り、買い取り額と売却額の差額が証券会社の利益になる仕組み。証券取引等監視委による調査では、この取引形態の周辺で繰り返された市場での株取引が問題となった。東証一部では売買の7割が海外投資家で個人投資家の比率は2割にも満たない。9月からの変動が激しいのも市場自体が小さいからで市場の操作もしやすいのだろう。

かねてから年金生活者は投信を中心に運用し、かつ証券会社や銀行のセールスを通さずに自分で研究して運用すべきだと書いてきた。なるべくネット証券を利用する方が手数料は只だし、事前の研究資料も豊富で、最近ではYouTubeでの配信も毎日行われている。
日本の市場は狭いし、発展性がない。規模も巨大でSEC(米国証券取引委員会)が厳しい規制をかけている米国ETFが安定性、発展性があるのでこちらを主力に運用した方が安全だ。
このブログをまとめた「年金生活者のマネー運用」アマゾン電子出版も参照してほしい。

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ポピュリズム総選挙、最大の敗者はマスコミ

2021-11-02 17:47:18 | 政治

各党がバラマキ政策を競った総選挙、争点がうやむやになった。その結果既存勢力がほぼ残ったということになった。しかし、惨めな敗者は出た。自民党幹事長が小選挙区で負けるという前代未聞のことが起こり、甘利幹事長は責任をとって辞任、一方最大野党の立憲民主は共産党との連合に失敗し敗戦、枝野代表は辞任となった。

しかし、最大の敗者は何の反省もないがマスコミだろう。選挙当日、投票〆切りとなる8時過ぎに各テレビ局は出口調査を元に各党の議席を予測したがすべて外れとなった。しかも一議席とか二議席とかでなく、大きく外れた。朝起きて投票結果を見て狐につままれたような感じだった。
民放は自民238~243議席、立憲民主113~130議席、NHKは幅を持って予想し、自民212~253議席、立憲民主99~141議席と8時過ぎに予想した。結果は自民261,立憲民主は96で、プロの予測とは思えない惨めな結果だ。民放各局予測より自民は20議席上まわり、逆に立憲民主は予測より30議席以上も下回った局もあった。伝統的に最も精度の高いNHKでも自民最大253議席,立憲民主党最小99議席と、民放各社予測より幅を持たせた分誤差は少ないが今回はアウト。

放送各局の政治記者は頭を丸めて反省してもらいたい。

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