行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

年金生活者のマネー、危うきには近づかず

2022-05-18 21:21:07 | 年金生活者
 
年金生活者のマネー運用 テーマ投信の危うさ

昨年来話題をさらったキーワード「テスラ」「ビットコイン」「アーク」、そしてこの3者それぞれ絡み合っている。日興アセットマネジメントが4月26日に運用を始めた投資信託「グローバル・エ......
 

昨年ブログでテーマ投信に警告を発したが、今年になってその急落は惨めだ。

昨年例に出した「グローバル・エクスポネンシャル・イノベーション・ファンド」はこの1年4割も下がった。運用協力のアーク社本体の米ETF「ARKK」自体も同じように4割下落している。アーク社のCEOキャシー・ウッドは毎月の報告でイノベーションこそが食糧危機や環境悪化を救うと強調し、必ず回復すると強気で、アーク社への資金流入が起きつつあると主張している。

確かにイノベーションは将来役に立ち、それへの投信は急騰するかもしれない。しかし、年金生活者には時間が限られている。いつも推奨しているS&P500指数に連動する投信は年初来15%程度下落しているが、1年前の水準は保っており、この大変動している時期にしては安定している。

専門家は米国市場も調整局面を迎えているとしているが、まだまだ動かないほうがよいだろう。

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