行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

辻井伸行のチャイコフスキー、感動再び

2018-05-18 22:41:48 | 海外

昨年のブログで初めて辻井のラフマニノフのピアノ協奏曲をロンドンフィルとの共演を聴き感動し、この次はチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を聴きたいと書いた。それが16日、オーチャードホールで実現した。指揮者ヴァシリー・ペトレンコ、ロイヤル・リヴァプール・フィルでの演奏だったが、あまり指揮者や楽団には正直興味が無く、辻井がルビンシテインが演奏不可能と言わしめた難曲をどうこなすかに興味があった。

しかし、実際の演奏を見て聴くと、辻井の凄さを際立たせた指揮者と楽団の素晴らしさに感動した。ペトレンコや楽団はその後のチャイコフスキー交響曲第4番で、管楽器の美しさと、弦楽器のピツィカートで、リバプールサウンドのクラシック版と思える演奏だった。

オーチャードホールは満席の盛況で,若い聴衆は興奮していた。杖をついた高齢者も多く辻井伸行の幅広い人気が判るが、このホールエレベーターもエスカレーターもなく、2階席でも、3階分の階段を上らなくてはならず、改造が待たれる。また辻井のスケジュールはかなり過密で健康管理は大丈夫なのか?

コメント (1)
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