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行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

非現実的な日本の高速の制限速度

2010-10-12 23:37:08 | Weblog
先日、日経で高速の制限速度についての世論調査が載っていた。高速の制限速度引き上げに66%が賛成している。欧米を走っても日本ほど制限速度が低い国はない。ドイツなどは無制限で自分の責任で200キロ近く飛ばしている。日本人は慣らされてしまったせいか同調査で最高速度の制限速度を120キロにとする人が多い。

ほとんどが80キロ制限の日本の高速は高い税金をかけて造る割には効率が良くないとも言えよう。単純に考えればドイツの8割以下の生産性だが、どっこい走る車のほとんどが100キロで走っている。こうした現実を見て見ぬふりをしているのが官僚だ。

先週北海道で700キロ走ったが、噴飯ものは北海道の高速が対面の部分だと70キロ制限だということだ。これでは自動車専用道路の意味がない。もちろんこんな非現実的な制限は誰も守ってない。北海道の一般道路でも遙か彼方まで直線で見通しが良いところは100キロぐらいで走っている。但し60キロ制限だから捕まれば罰金、免停だ。

昨年、北海道とよく似ているフランスのブルゴーニュをバスで走ったが国道では90キロまで出せる部分もあった。高速を使わなくても畑の近道を走れば時間的には変わらないケースもあった。日本も広域農道など見通しが良いところは80キロぐらいまで走れるようにしたらどうだろうか。こういう議論になると事故のことが必ず出て来るが、車は走る凶器という認識を持ってあくまでも自己責任を矜持して貰いたい。
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