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行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

金メダル症候群その2

2010-02-18 21:34:00 | Weblog
女子の500mも男子に劣らずすばらしいレースであった。日本の選手では吉井小百合がトリノでは9位であったが今回は5位入賞で健闘し、1000mに望みをつないだ。それにしても韓国がこのレースでも金をとり、男女で金という快挙を揚げた。しかも李選手は第一人者といわれたドイツのウォルフと滑り競り勝ったのだからすごい。

李相花選手のインタビューからはスケートといえばキム・ヨナばかりに注目が集まる韓国内空気に対する反骨精神があったと感じられる。

一方可哀相なのはロシアのフィギュアのペア、中でも苦節10年、国籍を変え、開会式ではロシア国歌まで歌った川口悠子選手だ。演技開始直前に4回転を止めることにしたコーチの指示が裏目に出て、4位となった。ロシアでは1964年以来、このフィギュアペアでは連続金メダルを取っている。コーチには大きなプレッシャーがかかっていただろう。

ロシアはこの大会でまだ銅メダル一個、国内のブーイングは増しいる。川口選手は4年後のソチには出られるだろうか。復帰した男子フィギュア、プルシェンコに期待がかかり、これまた大きなプレッシャーだ。

男子フィギュアではフランスの4回転の名手で第一人者と自他とも許すブライアン・ジュベールは回転で失敗した。スタートの表情からは自信のなさが感じられ、金メダルのプレッシャーに押しつぶされたのではないか。
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