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行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

ロシアのワイン

2019-07-30 18:46:54 | ワイン

今日のワイン会では、初めてロシアのワインを味わった。丸ビルにあるロシア料理店で開催、眼下には東京駅が見える。34度の炎天下さすがに人通りが少ない。珍しく閑散としている。

ロシアのワインが数種類あった。よく判らないので無難なカベルネソービニヨンを選んだ。2014年もので、香、味ともに期待以上で、皆さんOKのようだった。出されたロシア料理は挽肉料理やビーフストロガノフなのでこのワインぴったりだった。

ロシアで葡萄が採れるとは思えなかったが、黒海のタマン半島にあるワイナリー クバン・ビノで生産している。黒海のソチは避寒地で有名だから気候的には適しているのだろう。ロシア土着の品種、クラスノストップやサペラヴィの赤ワインにも力を入れているようで、次回は是非飲んで見たい。

クバン・ビノ、シャトータマーニャ、カベルネソービニヨンは2300円で市販(葡萄や)されている。結構いい値段している。

 

 

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今月のワイン クルーズ船で出会ったラマンチャのワイン

2019-07-02 17:12:58 | ワイン
先月6日、ヘルシンキからストックホルムへのクルーズ船内のスーパーで求めたワイン。たまたまテンプラーニョとシラーという組み合わせに目が引かれ、飲んで見たら8ユーロ弱にしては味も濃いし、香も良い。お土産に買い込みたいくらいだった。
 
帰国してからも、一本ぐらい持ってかえれば良かったと後悔した。このワインクルーズ船を運行するタリンクライン社が30周年記念で特注したもので、ラベルも素敵だ。調べたら、スペインラマンチャ「ティネード」ワイナリーが生産者、1742年創業の伝統を持つアルバレス・アレーナス家だが、2002年に引き継いだ子供達が全ての葡萄の樹をテロワールの違い毎にふさわしい赤ワインの樹を植え替え、しかもオーガニック栽培を始めた。このアレグランサはスペイン注目の新進気鋭の新世代ワイナリーで生産されたものだ。批評家のコメント「あるかすかに紫がかったクリアなルビー色。ブラックチェリーやチェリー、完熟いちごのアロマにエキゾチックなスパイスやユーカリの香り。柔らかなタンニンと長い余韻を楽しめます」
アレグランサ  テンプラニーリョ & シラー
ALLEGRANZA Tempranillo Shiraz
 
ネットで調べたら楽天ワイン専科でラベルは違うが同じものが市販されている。値段は1380円+送料、もちろんこちらは2018年ものだろう。
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今月のワイン ロバート・モンダビ ツイン・オークス

2019-05-11 21:59:28 | ワイン
日常買い物に行くイトーヨーカドーにモンダビのツイン・オークス、カベルネソービニヨンが今年に入って並びだした。米国ナパやソノマにワイナリーを持つカリフォルニアを代表するワインがセブンマークを付けて登場した。モンダビのウッドブリッジ(1300円前後)など大衆ワインは従来からスーパーには並んでいたが、1000円ワインで登場したことは意義深い。

このワイン、香りこそあまりないが2017年産と若いワインの割りに渋みがあるがまろやかで、濃くがある。さすがモンダビで、年金生活者にはハウスワインが増えて喜ばしい。コストを抑えるためか、スクリュー栓になった。モンダビというと瓶の口が一回り盛り上がっていてワインをそそぎやすくなっているのだが、この点は残念で、他のワインと同じく注ぐときにこぼさないように!
ロバート・モンダビはイタリアからの移民の子供で、スタンフォード大を出てからフランスからのオーク樽の導入をはじめ、先進技術の導入やマーケッティング手法でカリフォルニアのワインを世界のトップレベルにまで引き上げ、「カリフォルニアワインの父」とまでいわれている。今のワイナリーの創設が1966年だからそれほど古い歴史があるわけではない。
 
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マルタのワイン

2019-03-03 23:22:36 | ワイン
マルタは殆どが石灰質土壌、海岸の洞穴見学からこれはワインには良いのでは、と思った。マルタのワイン生産の起源は、2000年以上前のフェニキア人の時代に遡る。マルソヴィンと エマニュエル・デリカータというマルタを代表する2つのワイナリーの他、いくつかのローカルワイナリーがある。2004年にマルタが欧州連合 (EU)に加盟した後、EC基準の高級DOK (原産地保証)ワイン、IGTワインを生産している。
訪れたマルソヴィンはバレッタの近く、港に面している。ワイナリーがこんなところにあるとは驚いたが、マルタ島、ゴゾ島に畑があり、船で収穫葡萄を運ぶのにも、出荷するのにも便利だ。ここでは現地の品種Ġellewżaの赤と、Ghirgentiの白、シラーロゼを試飲した。いずれも水準以上で、しかも安い。重いけど土産に写真の「1919」を日本に持って帰った。白はシャルドネに似て、 Gellewzaはアルゼンチンのマルベックに似ている。
マルタ原産種ゲルーザのDOK1919,豊穣の女神が寝そべっているラベル10ユーロ
シャンペン製法でここでスパークリングを生産している。澱を取り、栓をする工程
ゴゾ島のワイン6ユーロ、メルロー
 
カベルネソービニヨンと
 
すぐ北にあるシチリア島のネラダボラDOCがスーパーで7ユーロ、これも旨かった。
 
マルタは旨いワインが安くてワイン天国だ。
 
ワイナリー、メリディアーナは、イタリアの名門アンティノリー家の支援のもと、品質を向上させているとガイドは言っていたが、テイストする機会はなかった。
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年金生活者のワイン、ベリンジャー

2019-02-02 23:24:53 | ワイン
いよいよEUとのEPA(注)が発効し、スーパーの店頭でフランスワインの特売が開始された。ヨーカドーではテーブルワインが537円で3日までの限定で山積みされていた。そうした中、あえてナパのベリンジャーのカベルネソービニヨンを取り上げた。やや円高になったためか最近スーパーで並ぶようになった。ヨーカドーで同社の白のシャルドネと共に1000円ちょっとの値段だ。
 
ナパバレーはかつて、会議で1週間サンフランシスコに滞在したとき、会議で疲れた気晴らしに訪れた。ナパバレーの入口に日本酒の蔵元があり、ワインだけでないことが印象的だった。バレーの奥にベリンジャーがシャトーのごとく古いワイナリーらしく、構えていた。試飲と見学をしたが、結構高級品で日本では飲めそうも無い雰囲気だった。サンフランシスコ滞在中はもっぱらベリンジャーを飲んでいたせいか、ナパというとモンダビだが私にはベリンジャーの方が馴染みだ。
ヨーカドーで買ったカベルネは若いせいか、ミディアムで味はすっきりしていて、飲みやすい。大衆向けのワインとして品揃えをしたのだろう。

注、
EPA:貿易の自由化に加え,投資,人の移動,知的財産の保護や競争政策におけるルール作り,様々な分野での協力の要素等を含む,幅広い経済関係の強化を目的とする協定
FTA:特定の国や地域の間で,物品の関税やサービス貿易の障壁等を削減・撤廃することを目的とする協定
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今月のワイン クリスマスはカバ

2018-12-25 22:12:27 | ワイン

クリスマスは骨付きチキンのローストなのでカバのフレシネ・ロゼ(この時期特売で1000円以下で買える)で乾杯!赤ワインはちょっと気張ってボルドーにしたが、普段飲みのローヌIGTレオン・パルディカル・コリン(グルナッシュ、シラー)の方が口に合う。

今年1年通じて、我が家のハウスワインはローヌのコリンとなった。白はシャルドネ、ヴィオニエの辛口で赤と白2本で1300円の値段をキープしてくれてる。昨年までの家飲みの基準はオージーワイン、イエローテイルだったがシャトーヌフパフ産地のIGTレオン・パルディカル・コリンに替わった。

今年はフランスワインの攻勢が強く、1000円以下で買えるラングドックやプロバンスのIGT赤ワインは素晴らしい。来年2月からEUとのEPA協定が発効するとワイン関税はゼロ、更に安くなり、イタリアのキャンティ等も1000円以下で買える銘柄が続出し、家飲みワインに加わることになる。チリワインは白のワンコインで買えるシャルドネがコストパフォーマンスが良いので、これに加わることになるだろう。

ダイレクトメールでシャンパンも5本まとめ買いで2000円で買える案内が来た。来年はワイン愛好家にとって素晴らしい年になりそうだ。

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今月のワイン、今年のボジョレは素晴らしい

2018-11-16 22:24:38 | ワイン
日本だけでなくフランスも今夏は暑かった。これが幸いして今年のボジョレは満点に近い出来だ。近年コスパを狙ってペットボトル入りのボジョレヌーボー、ボジョレヴィラージュヌーボーが店先に並んでいる。年金生活者はこれで充分、昨晩はラムの骨付き肉をじっくりと焼き上げ、ヨーカ堂のボジョレを飲んだ。微発泡で酸味がしっかりしてその割には軽いというわけでなく、素晴らしい。
1050円のボジョレヌーボー
 
今日は業務スーパーで買ったヴィラージュヌーボーを試す。ヌーボーとの値段は130円の差、味ほぼ同じ?
 
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ギリシャ紀行 サントリーニ島のワイン

2018-08-24 22:58:05 | ワイン
サントリーニ島全体に広がる灌木、まさかこれが葡萄畑とは思わなかった。この島の気候は西からの風が運ぶ湿気があるため葡萄が栽培できる。その代わり、強風のため、葡萄の木は地面に這いつくばることになるので写真のような葡萄畑の景色となる。


品種は酸味が特徴的なアシルティコという白ブドウが栽培されており、辛口の白ワインから甘口赤ワインのヴィンサントなどで併設ワイン博物館で試飲ができた。白はシャルドネと似てる味、赤は収穫してから搾る前に10日くらい陰干しするためか、イタリアのアマローネを感じる味だ。

栽培方法は独自で、蔓を巻き葡萄の房を蔓で出来た籠状のなかに入れ強風から保護する方法を採っている。
ワイン博物館で見た収穫の状況で、腰をかがめて作業をすることになりきつい労働だ。このワイナリーでは赤白各年間15000本、デザートワイン4000本で、生産性は仏の10分の1くらいのようだ。
とぐろを巻いているのが葡萄の木


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今月のワイン シャトーヌフ・デュ・パフの弟分

2018-08-06 22:09:38 | ワイン

かつて我が家の家のみワインだったシャトーヌフ・デュ・パフは今や高値の花、同じボークリューズ地域で生産されてるレオン・パルディカル レ コリンというIGPワインを見つけた。業務スーパーで700円弱、売り場でのうたい文句がシャトーヌフ・デュ・パフのお膝元で採れたワイン。赤の葡萄種はグルナッシュとシラーで、パフと変わりない。少し重さと深味が違うが前に紹介したランドックルーションのVOCワインに劣らない。何ヶ月も前から飲んでいたがスポットものかと危惧していたが、今でも入荷しているので今月のワインとした。

白ワインはシャルドネ種の辛口で寿司に合う。セール中とかで赤白セット税抜きで1200円だった。

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今月のワイン ラングドッグ

2018-06-14 21:58:01 | ワイン

買い得ワインがたくさんある業務スーパーで700円ぐらいで買ったラングドッグ、コルビエールの2015年Domaine des Vals、グルナッシュ75%、シラー25% AOPワインがこの値段、香よし、やや重く、文句ない。この地方はコスパの良いワインの宝庫だ。

レジのところに行ったら何気なく横に置いてあるワンコインワイン群を見たら、なんとモンテプルチアーノ ダブルッツオが置いてある。このワイン、イタリア格付けでDOC、どんなに安くても1000円はする。もちろん買って、すぐ試飲、やや渋いが正真正銘のダブルッツオだ。

家計に助かる業務スーパーだ。

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