総合漢方にんぷ薬・総合漢方育児薬

~頭を使ってではなく、カラダ(感性)で子育てしてみませんか~

ミニアンパン1個

2012年09月22日 | エッセー
 やたら、『朝ごはん』にうるさい時代になった。
 朝ごはんを食べさせないで保育園に連れて行くママが増えてきたので、もう、なんでもいいから、朝ごはんを食べさせてきてほしいということになった。クッキーでもあめ玉でも菓子パンでもいいから・・・。
 おやつじゃん。
 血糖値が下がるとボーっとするから、なんでもいいとなってしまった。
 しかし、


 例えば、ミニアンパンに含まれる砂糖の量は、20g。
 20gとは、大人が一日にこれ以上摂ったら、身体に負担になる量なんだそうな。
 大人ですら、一日砂糖摂取量は、20g以下なのだ。お料理にも入っているから、ミニアンパン1個でも多いくらい。

 なのに、子どもがミニアンパンを毎日1個食べていたら、見た目は太ってなくても、カラダの中では悪戦苦闘している。
 下手をすると、ミニアンパンとジュースというパターンもある。ジュースコップ1杯砂糖30gくらい?
 ジュースも、気を使って野菜ジュースにしているという方もいるけれど、果汁100%でも砂糖が加えてあるから要注意だ。
 イオン飲料などもコップ1杯で10g以上入っている。
 保育園でもおやつの時間はあるし、おうちに帰る途中、駄々をこねたら、あめ玉とかやっちゃう。おうちに帰ったら帰ったで、夕ご飯ができるまで甘えてくるので、ついつい菓子パン1個って時もあるよね。
 そしたら、一日、何g砂糖を摂ってることになる?

 長~く愛して・・・・
 
 本気でわが子を愛しているならば、なるべく砂糖を使わない生活を意識しないと、現代って時代は、簡単に砂糖を体内に取り込んでしまうから大変。くわばら、くわばら・・・。4~5歳児で一日7~8gだとしたら、朝から、菓子パン、いつも・・・というのは、言語道断。せめて、日曜日の楽しみにとっておこう。平日は、ご飯を食べさせる暇がなければ、小さなおにぎりを作って、車の中でパクッと食べさせるかバナナ1本かリンゴ半分・・・にしておこう。マジ・・・。

 ジュースは、買い置きはやめて、土曜日の楽しみにしてはいかがなものか。

 ジュースなど消化のよすぎるものは、一気に血管の中に砂糖分を注入してしまう。
 血管の糖分は、100mg/mlを超えると、インシュリンというホルモンが血管の外へ追い出そうと頑張ってくれている。でも、毎日のように、ジュースを飲む習慣があると、インシュリンを分泌する膵臓が疲れてインシュリンの分泌が悪くなる。血管の外に出て行った余計な砂糖分はとりあえず、肝臓などに内臓脂肪として蓄えられていく。これが、大人になって、いろいろと悪さをしていく。血管の中で中性脂肪としてウロウロしている場合もある。
 このような生活の癖が身につくと将来、腎臓の細い血管が砂糖漬け状態になり、老廃物をちゃんと処理できなくなる。最近は、人工透析にまでなってしまう方が、増えている。

 ジュースやスポーツ飲料などは、急激にインシュリンというホルモンを分泌させるので、もう、それだけで、膵臓は、いつも急発進。車もいつも急発進していたら、燃費も悪いけど、傷みも早いよね。膵臓も同じで傷みが早い。おまけに、インシュリンは、アドレナリンを道連れにする。前にも書いたけれど・・・・。
 アドレナリンって、カッカ、カッカと怒るホルモン。
 落ち着きがなくなる。
 
 ジュースの次に消化がいいのが、あめ玉やクッキー。そして、菓子パンだ。

 噛まなくてもいい食べ物は、消化がいい。

 甘くて噛まなくてもいいものには、ご用心。

 インシュリンやアドレナリンが分泌されやすいカラダになってしまう。

 朝ごはんは、子どもの成長には大事。でも、朝ごはんが正義になってはいけない。
 甘いお菓子が、朝ごはんでも平気というようなカラダにしてはいけないと思う。
 ご飯粒じゃないと朝ごはんを食べた気がしない・・・というようなカラダにしてあげなきゃ。
 そうなると、毎朝、食パン党の方もちと耳が痛いかな?
 食パンそのものに結構砂糖が入っているし、パンには何かを塗って食べる。
 食パンもおやつだよね。

 やっぱ、土日の楽しみ?

 実は、わたしは、朝、トーストとコーヒーでゆったりすることが楽しみ。子ども達も、食パンにマヨネーズとチーズを乗せてトーストするのが大好き・・・・・・。だからこそ、土日の楽しみとして、パンを格上げしておくことにしている。
 

 今の子ども達は、かわいそう。
 だって、食べようと思えば、お口に美味しいものをなんだって簡単に食べられるんだもの。
 かわいそう。

 だって、人にカラダの奥底からみなぎるような生きるエネルギーの源『待ちわびる喜び』をカラダに蓄積できないなんて、非常にもったいない。土曜日になったら、グレープジュースを飲めるんだ!ワクワク!!という感覚と喉が渇いたからグレープジュースでも飲もうか・・・では、グレープジュースのありがたさ度が全然ちがう。
 あたりまえになってしまっては、喜びはカラダの中にやってこない。
 おやつをほしがったら与えるという人も多い。
 でも、長~く愛して…それが、子育て。
 だとしたら、
 待てば必ず幸せがやってくる・・・という人を信じる力=生きる力は、おやつの与え方でもつけることができるはず。
 おやつという子育ての小道具を、いきあたりばったりで使うのはもったいない。
 とにもかくにも、ミニアンパンたった1個が、大人の砂糖摂取の限界なのだ。大人の・・・・・ね。
 そのことを肝に銘じておこう!


 つづく


 

 

 つづく





 つづく
コメント
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