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進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

業の成ると成らざると

2010-03-31 12:45:10 | ビジネス
ソフトバンクの来年新卒採用の学生に向けた、孫正義氏による講演会がUStreamで公開されている。
(1週間限定公開らしい)

孫正義LIVE2011 2010/3/29
http://www.ustream.tv/recorded/5801731
http://www.ustream.tv/recorded/5802425
http://www.ustream.tv/recorded/5802937

孫正義、【志】を語る。「孫正義 LIVE 2011」書き起こし(その1)
http://kokumaijp.blog70.fc2.com/blog-entry-40.html

泣いた。

感動した

こともあるがそれだけではない。

悔しくて泣いた。

自分の不甲斐無さに

「ちくしょう。」これが私の本音だ。

まだ諦めてないが。

とにかく、このくらいブットンデないと大業は成せん。
孫正義は日本経済界最後のビジョナリストである。


道の精なると精ならざると、業の成ると成らざるとは、
志の立つと立たざるとに在るのみ。
(吉田松陰 17歳)

市場も国も信用していない日本

2010-03-31 10:30:06 | 社会
阪大の大竹文雄氏の最新著作が面白そうだ。
早速買って読んでみたいと思う。
後日、まとめてみたい。

「競争と公平感―市場経済の本当のメリット(大竹文雄)」
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4121020456?ie=UTF8&linkCode=as2&tag=blogsofdankog-22

競争忌避=協調忌避 - 書評 - 競争と公平感(404 Blog Not Found)
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51423461.html


P. 7
大陸ヨーロッパ諸国とロシアは比較的市場に対する信頼が低い国だ。しかし、日本はその大陸ヨーロッパ諸国や旧社会主義国である中国やロシアよりも市場のメリットを信頼しない国なのである。

第一部のタイトルともなっている「競争嫌いの日本人」の証拠がこれであるが、「社会主義国よりも社会主義的」という揶揄がまた聞こえてきそうであるが、ちょっと待っていただきたい。次の図が、それをあっさり否定してくれる。

日本人は市場も信用していないが、国による再配分も信用していないのである。

P. 8
日本人は自由な市場経済のもとで豊かになったとしても格差がつくことを嫌い、そもそも市場で格差がつかないよいうにすることが大事だと考えているようだ。たしかに市場によって格差が発生しなければ、国が貧困者を助ける必要もない。


繰り返しになるのだが、この指摘は強烈に面白いし、日本の現状の本質をよく表しているので説明する。

日本は社会主義国家の人々よりも市場を信頼していない。
が、同時に国も信用していない。

国を信用していないから、国による再分配(セーフティネット)を信用せず、国の再分配に頼らないようにするために、市場で格差がつくことを嫌う。
市場で格差がつかなければ、貧困者になることはない。
だから、日本ではこれまでコミュニティ内で生きる限り安定を手に入れられるシステムを一生懸命に構築してきた。
そこから外れる者には絶望的な環境が待っているのだが、だからこそ、その恐怖を利用して強力な(長期的)互恵関係を築くことができたのだ。

ただ、市場で格差がつかなくても、市場全体が沈没すれば終わりなのである。
そこで、最近ではコミュニティ内に入れる人数を制限し、減少させ、既得権益者だけは助かる方針を採用しているのだ。
そこから、あぶれるのは常に弱者である。
コミュニティが大多数であるうちはいいが、これが多数派ではなくなった時、大転換が起きざるを得ない。
振り子は、振れ幅が大きいほど、その戻りは大きくなる。
その時に巻き返されて失う損失を考えれば、今、この時から、何らかの手を打つべきなのは誰もが理解できることだ。

郵政よりも先に民主党が破綻する

2010-03-31 02:12:41 | 政治
もはや冷静な判断力は期待できないようだ。
全国郵便局長会の集票力が100万に満たないのに対し、無党派層の数は3000万は下らない。
極一部の声を拡声されるのが民主主義バイアスでもあるが、こんな単純計算もできないようでは、今後も期待できない。
民主党には有能な経営者がいないことが問題のようだ。
このような組織は破綻するのが必定である。

あらゆる「システム」に等しくビルトインされている欠陥は、「システムそのものにはシステムが破綻する事が予見できない」ということだ。
破綻への道を歩んでいる時点で、既に終わりなのであり、だからこそ、その道へ進まぬようにすることが重要なのである。
オペレーションズ・リサーチの専門家である鳩山首相には釈迦に説法であろうが。
民主党システムも同様だったということに過ぎないし、また間違うことが民主主義であると同時に、間違いを修正できるのもまた民主主義のメリット(デモクラシーのコスト)である。

ある郵便局員からの手紙と全国郵便局長会
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/1526289/


一言で言うならば、国民新党とその集票マシーンである全国郵便局長会(旧全国特定郵便局長会)との癒着です。その結果、表現は適切ではないかもしれませんが、郵便局が旧特定郵便局長会に乗っ取られたかような状態がまかりとおっています。このような内部の問題を報道する機関がありません。

そもそも、旧特定郵便局長会は自分たちの既得権益である賃貸料や世襲を守るため、郵便局のユニバーサルサービスを大義名分にやりたい放題です。報道機関も郵便局のネットワークを維持することが国民の総意と受け止め、内部事情を報道していません。


当Blogで述べてきたように、いつ誰がユニバーサルサービスの正当性に合意したのか。
確かに、人間にとって、結果の平等バイアスは非常に強い。
が、それを追求することが、人間にとって望んだ結果をもたらすかは別次元の問題だ。
「戦後世界経済史」(猪木武徳) にこうある。
(この本はとてもいいので、後日触れたい)


「平等」への情熱は一般に「自由」へのそれよりもはるかに強い。すでに手にした自由の価値は容易には理解されないが、平等の利益は多くの人々によってただちに感得される。自由の擁護とは異なり、平等の利益を享受するには努力を必要としない。平等を味わうには、「ただ生きていさえすればよい」のである。


小泉政権下で郵政民営化を推進した高橋洋一氏が、政策を無視した政局のみでの判断と指摘している。

「再国有化」郵政が歩む破綻への道(高橋洋一)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/388

「郵政改悪法案」で 国民負担は1兆円増える(高橋洋一)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/337