進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

レクイエム

2010-03-03 13:59:51 | 哲学・思想
バンクーバー・オリンピックの女子フィギュアで、安藤美姫選手がショートプログラムで使用した楽曲はモーツァルトの「レクイエム」。
過去の自分に別れを告げる葬送曲だ。

日本人的感覚では「レクイエム」というと「鎮魂」を思い浮かべるが、「レクイエム」には「鎮魂」という意味は含まれないらしい。
「レクイエム=死者の安息を願うこと」と「鎮魂=死者の魂を慰めること」とは別なのである。
死後観(死んだ後にどうなるか)が違うのだから、当然といえば当然の違いでもある。

しかし、そもそも「鎮魂」というのは、神道では死者ではなく生者の魂を鎮めることを意味するようだ。
この辺りは、それこそ下手に書くと非常にお詳しい方々に口撃されてしまうので、あまり述べないが、古来、神道では「生きること」そのものが穢れを生むものなので、これをおさめる必要があった。
禊(みそぎ)などはこの典型である。

いや、いきなり話がそれてしまった。
神道の話をしたいわけではない。

「レクイエム」

今、私が私に送りたい言葉だ。
私の想いを葬送したい。
「鎮魂」でもいい。

私は穢れている。
社会通念に照らし合わせて。
だが、それが私にとっての救いでもある。


普段であれば、ここから「社会通念とは何だ?」というような、ドストエフスキー「罪と罰」ではないが、何が、どこからが「悪」なのか。みたいな話をするところだが、今日はしない。

穢れというものがあるから、私は救われる。
穢れがあるから、「穢れ」から逃れようとする「禊」が許される。
これはウルトラ・ミラクル。

私は穢れている。
いや、私は穢れていない。
だが、社会的には穢れている。
しかし、私は穢れることで自分を救う。

なんて楽なんだ。
「救い」のないこの世界に、突如として「救い」が表れる。
「救い」を手に入れる条件は唯一つ。
「私は穢れている」ということを事実として受け止めること。

相対性というのは諸刃の剣

しまった、また話がそれてしまった。

私は、自分の想いを葬送したい。
しかし、葬送する必要がもともとあるわけではない。
葬送することで自分を救おうとしているのだ。

あぁ・・私にとっての「救い」とは何だ?

ウケるキャッチコピーでも人は集まらない

2010-03-03 10:27:46 | ビジネス
純粋にウケてしまいましたよ。
一人笑いしちゃって恥ずかしいです。
たぶん、マーケティング的には熟慮された内容なのだろう・・読み解けないけど(笑)

大阪府の警官募集ポスターが、ハードル高すぎるよ!(メガネ王のblog:ぬくもり、時々、晴れ。)
http://blog.livedoor.jp/meganeou/archives/2369651.html


一瞬観て、面白いなーと思った。
クリエイターさんも楽しんで仕事してていいなーとかも思った。

でも。

このポスター、ハードル高すぎだろう。

出ていけるかこれ?
「優秀な若者」を指名してるんだぞ。

面接受けに行ったら、
(こいつ、自分のこと優秀だと思ってるんだw)
とか思われるかもだろ。

そのうえ、落とされたら・・・
俺だったら、一生ひきこもるぞ。


でも、ここでいう「優秀」ってなんでしょうね。
大阪府警のいう「優秀」にはリスク感じちゃいますよ私は。
私だったら受けたくない(笑)

まぁ、これはよくある話なのだが、キャッチコピーや組織の外形的な体裁整えることで人気を高めようという発想にはかなり無理がある。
所詮、一時の話題にはなっても持続的なものにはならない。
本当に人気を高めて意中の人を集めたいのであれば、組織そのものを変えないと。
自分達を変えずに、自分達が楽をするために、自分達が苦労しないために、小手先の技術で人気を集めようなんてものは邪道。
一時的に目的の人数を集めても、そう遠くない時期に組織や仕事に失望して辞めていくだろう。
「この職種は人気のない職種だから・・」なんて話をよく聞くが、だったら人が集まらなくて当り前だ。
人を集めたいなら、人気の出るような職業にしないと。
それが根本的に難しい仕事なら、人気出ないし衰退するしかないんだな。
もし、その仕事が社会的価値があるのなら、なり手がいなければ給料が上がるはず。
需要があるのだから。
もし需要があるのに給料が上がらないのだとすれば、どこかにボトルネックとなる障害がある。
たいていの場合は、行政や法だろう。