粗忽な夕べの想い

落語の演目(粗忽長屋)とモーツアルトの歌曲(夕べの想い)を合成しただけで深い意味はありません

涙そうそう

2013-06-22 16:28:57 | 音楽

たまにはブログで自分の好きな歌謡曲のことを書いてみたい。よくカラオケで歌うのは、この「涙そうそう」だ。作詞の森山良子や作曲のBEGINがそれぞれ歌ったものも素敵だが、やはり夏川りみの歌が一番いい。歌に華がある。森山良子に華がないとことでない、失礼!夏川の透明感があって情熱がほとばしる歌唱がストレートに伝わってくる。

これは亡くなった兄に想いを寄せる森山良子本人の心情を歌った曲という。「夕暮れに見上げる空、心いっぱいあなた探す」そんなピュアな気持ちでいたいものだ。「あなたの場所から私が見えたらきっといつか会えると信じ生きていく。」

しかし、そうは思っても、どうしようもなく自分の気持ちを抑えられない。「会いたくて会いたくて君への思い涙そうそう」希望と切なさが複雑に交錯する。素朴な三線の響きが無性に心を掻きむしる。

「涙そうそう」は、聞くたびに新たな感慨が生まれてくる。やはり今後もずっと歌い継がれる名曲であることは間違いない。自分自身拙い解説などどうでもいい。心静かに曲に浸るだけだ。