粗忽な夕べの想い

落語の演目(粗忽長屋)とモーツアルトの歌曲(夕べの想い)を合成しただけで深い意味はありません

ヘイトスピーチからは世界に貢献する文化は生まれない

2014-01-31 13:07:16 | 厄介な隣国

中国、韓国の日本に対するヘイトスピーチが執拗に繰り返されている。国連の安保理事会で中国の国連大使は安倍首相の靖国参拝を露骨な表現で攻撃する。韓国もそれに負けじと慰安婦問題を絡めて日本を17回も名指して糾弾する。日本の大使も反撃したが、多くの他国はこんな地域問題には辟易したようだ。

そして、フランスのアングレームで開かれている世界漫画展では韓国側が慰安婦問題をテーマに差別的に曲解・捏造した漫画が展示されている。見学者はこの展示の内容を無批判に信じて日本の戦時行為に嫌悪を覚える者が多いようだ。この韓国の展示が悪質なのは国家ぐるみで行われいることだ。韓国の女性家族相のこの漫画展に出席している有様だ。

こうした中韓の理不尽な日本叩きには本当にやりきれない気持ちになる。全てにおいて中韓が悪いとつもりはないが、どう見ても先に攻撃を仕掛けてくるのは両国である。特に人権問題と絡めて攻撃する。旧日本軍の蛮行がアジアの隣国を傷つけたという相も変わらない戦勝者史観からである。

こんな戦時の歴史観や評価の違う問題をいつまでも拘り続けて、中韓が日本を攻撃することにどれだけ正当性があるのか。それを言うなら中国は国内の現在の人権をどう考えているのか。共産党一党独裁で国民の政治的自由が厳しく制限されている。とりわけ少数民族に対する弾圧は熾烈を極めている。

韓国も70年前の虚構をあげつらう前に、どうして北の同胞の人権を問題にしないのか。恐怖政治が徹底し世界的にも例を見ないほどに人権が損なわれている。なぜ韓国は世界に向かって北の同胞救出を訴えないのか。今韓国は向かう相手を間違えている。

こんな中韓では未来志向が望めない。世界に貢献する文化も生まれない。知的財産権も軽視されていて先進国の模倣ばかりであまり創造的文化・技術も期待出来ない。科学部門のノーベル賞も皆無だし、まして万能細胞のような世紀の発見など夢の話だ。あんな捏造漫画を描いている間は。



ももひき姿で山本太郎議員が登院?

2014-01-30 14:02:17 | プロ市民煽動家

最近はどうも若者のファッションに疎くて、報道などで横文字の衣料用語が飛び出すと面食らってしまう。こんなニュースがあった。

山本太郎氏、国会でスパッツ姿注意される 「品位に欠ける」と(産経1月29日)

この「スパッツ」とはなんぞや、スパ!リゾート温泉の水着、まさか?苦しい時のウィキペディアで調べてみた。

下着またはボトムスの一種である。 伸縮性のある素材でできた、腰から脚までにぴったりとフィットするズボンまたは、タイツ状の衣類の総称である。

なるほど、そんなラフな格好の若者なら街でよく見かける。国会にふさわしくない?ふさわしいとか、ふさわくないかという以前の話である。普通の感覚でこうした服を国会議員がはいて登院することすら想像ができない。

さらにウィキペディアでは概要の部分で詳細に記述している。

タイツの足先部分がない形状をしている。スポーツ以外の日常的な場面で着るためのスパッツは女性向けの衣類であるが、男性用の衣料として発表され、…男性にも浸透しつある。タイツ・ストッキングと同じような素材で作った股引(ももひき)のような衣類とも言える。

「タイツ・ストッキングと同じ素材で作った股引」なるほどわかりやすい。寒い時に男たちにはこの股引がかかせないが、いくらなんでも国会内での「股引姿」はいただけない。以前女性議員がベレー帽を冠って登院して問題になったことがあったが、そんなのはかわいいほうだ。

スパッツはいて、我々は叫ぶ!原発ゼロ、秘密保護法反対、辺野古移設反対、ウォー、ウォー!。アラフォー男の姿としてはひどく空疎で寒々しい限りだ。

その点、アラサーの女性はすごい。30歳の女性リーダーらによる万能細胞開発の成果。日本のキュリー夫人?による革命的ともいえる医学的快挙。報道によると女性は研究所では白衣でなく、割烹着を常時着用しているとのことだ。日本の先端の科学にこれはよく似合う。まさに大和撫子の面目躍如だ。


室井佑月の危険情報を糧にする日々

2014-01-29 13:38:31 | 過剰不安の先

「ねえ、そろそろきちんとしないとヤバイじゃん?福島第一原発よ」で始まる作家室井佑月女史の週刊朝日(1月31日号)のコラム。記事の最後はこんな感じである。

東日本大震災から3年。とりあえず、責任の所在をはっきりさせようや。それをやらないから、権力者の都合に沿った嘘の報道ばかりになる。新たな問題が起きてしまう。
原発事故後、原発の報道以外はほとんどがどうでもいい穴埋め記事のように、あたしには見える。

彼女にとって原発報道こそ命、今や生きる糧にしているように見える。他の記事は「穴埋め」にしかみえないのだから。これほど、彼女を原発問題に駆り立てるものはなんだろう。

世間の報道は「権力の都合」に沿ったものばかりと言い切る。頼りにするのは事故の危険情報ばかり。そこにはどんな情報も危険の衣を着せてしまう生理的欲求があるように思える。彼女の現在も「収束していない」と信じ事故の新たな危険情報を収集することに余念がない。
*福島第一原発3号機で放射性蒸気が発生、メルトダウンの始まりか、海外で大騒ぎ。

*福島県いわき市の沿岸で取れたクロダイから1キロあたり1万2400ベクレルの放射性セシウム検出

*汚染水タンクからX線対策を怠り基準の8倍

どうも断片的な情報ばかりでその危険度に疑問符がつく。放射性水蒸気発生?どんな物質で濃度や放出量がわからない。後追いの報道もない。海外で大騒ぎなんて本当か。1万2400ベキレルのクロダイ、昨年ムラソイという魚から20倍の濃度のセシウムが検出されたが。

汚染タンクのX線、軽視出来ないがタンクのどの部分からどの程度出ているのか、遮断対策はどうか、はっきりしたことがわからない。これを深刻ととらえるべきなのか。

こうした情報に武田邦彦中部大学教授以下反原発論陣が全くといってよいほど反応していないのが不思議だ。情報ソースの大半が日刊ゲンダイというのも今イチだ。あの毒々しい煽り記事で世間を恐怖に陥れた週刊現代の姉妹誌である。週刊現代の報道が今日どんな評価をされているかを考えれば、この日刊紙も…。

こんなあやふやな報道をもってして、「すっとぼけつづけると、大変なことになるんじゃないの。」「責任の所在をはっきりさせようや」なんていわれてもね?

こういう女性に、「あまり原発の暗いところばかりを追い求めないで、もっと前向きにに捉えるべきだ」と忠告しても詮無いことだろう。危険を確信して生きる糧にしているようにも見える。ある種信仰に近いものがある。どこか事故で自主避難している人々にも通じる。そして、今街頭で盛んに脱原発を訴えているあの候補者も。



太陽光発電は環境破壊?

2014-01-28 12:00:34 | エネルギー政策

布院温泉の町大分県由布市が大規模太陽光発電の設置を規制する条例を議会で可決し、1月下旬の施行を目指すという。いわゆるメガソーラーの建設が、町の景観を損なうと、住民の反対運動が起きていることを受けての対応だ。

実際、原発一基分のエネルギーを賄うためには東京山手線の内側分の敷地が必要だといわれている。それだけエネルギー効率が悪いわけだ。だから建設の投資も膨大にもなり、決して原発の即代替にはなりえない。そして、こうした景観破壊の問題がある。

さらに、これは単に景観だけに留まらないともいえる。広大な敷地を人工のソーラーで埋め尽くすわけだから、当然そこを根城にしていた生物の生息を脅かすことになる。結果的に生態系を脅かし自然破壊に繋がる。

あるいは、風力発電も最近はその回転により多くの鳥が巻き込まれて犠牲になっているという話を聞く。再生エネルギーとはいっても所詮、人工的な機械であり、どうしても自然への影響は避けられない。

もちろん、これをもって太陽光が駄目だとか、風力発電がいけないとかいうつもりはない。再生エネルギーとしての可能性は認める。ただ、原発の代替エネルギーとして誇大に評価し万能であるがごとく、喧伝することは間違っていると思う。一つの選択肢と考えるべきだ。

同時に原発も決して排除すべきではないと思う。将来的に、放射能被害の危険性を一層除去し廃炉もより無害なシステムに構築出来ないか。さらも原発に代わる安定的に供給出来るエネルギー機器はできないか。様々な可能性を追求していくことが必要だと思う。


NHK会長の真意

2014-01-27 17:39:17 | 反原発反日メディア

産経ウェブによれば、NHKの籾井勝人会長は27日朝、(25日の)就任会見で慰安婦問題を「どこの国にもあった」などと発言したことについて、「個人的意見としても言うべきではなかった。非常に不適当だったと思う」と述べ、発言は適切ではなかったとの認識を示した、という。

確かに、「どの国も」という発言は言い過ぎである。むしろ、占拠した他国の軍隊が現地の女性を陵辱するケースが多い。第二次大戦でのソ連兵やベトナム戦争での韓国兵がその最たるものだ。

旧日本軍の慰安婦の方が一般兵の何十倍の報酬を得ていて帰郷後に家が建てられるともいわれいる。貧しい家庭の犠牲者も少なくなく、過酷な環境もなくはないが、暴行される現地女性と比べてどうなのか疑問が残る。

その点、籾井NHK会長は口走りの印象があるが、会長の言いたいことは次の箇所である。

慰安婦そのものは、今のモラルでは悪い。だが、従軍慰安婦はそのときの現実としてあったこと。会長の職はさておき、韓国は日本だけが強制連行をしたみたいなことを言うからややこしい。お金をよこせ、補償しろと言っているわけだが、日韓条約ですべて解決していることをなぜ蒸し返すのか。おかしい。

「(補償とかは)日韓条約ですべて解決していることをなぜ蒸し返すのか。」ということだ。これが一昨日の会長発言として必ずしもメディアの報道として伝わってこないことが問題である。

ただし、会長の発言で逆の意味で問題がある。自分のブログでも度々書いているが、旧日本軍が韓国女性を強制連行をした事実はない。「韓国が強制連行を主張している」という意味で会長が述べているのなら必ずしも間違いではないが、そこは微妙だ。まあ、この問題では現在の安部政権も対応に苦慮しているので、NHK会長としてはあまり誤解を招く発言は慎むべきだろう。その真意は充分理解出来るとしても。

ところで、今日午後の情報番組「ミヤネ屋」をみていたら、番組のコメンテーターがNHK会長の別の発言を問題にしていた。政府が右と言うことを左と言うわけにはいかない」この言葉尻を捉えて「NHKが政府の言いなりになっていては、報道人としてアウトだ」と読売テレビの春川正明論説委員と評論家の青木理氏が揃って批判していた。

しかし。実際は会長自身その前に次のように特殊の場合を語っているのだ。「国際放送は国内とは違う。領土問題については、明確に日本の立場を主張するのは当然のこと。」「国際放送での領土問題」に限定しているのだ。領土問題で政府が立場としている課題を国の影響化にある公共放送ならばこの方針は当然だ。まさか「日本が領有を主張している尖閣諸島」などと鳩山元首相のように報じたら視聴者から猛抗議の嵐だろう。

そして籾井会長は一般論として「政権の意向を代弁したいと考えるか」という質問には次ように断言している。

「ない。放送法と何度も言っているのは、それがあるから距離を保てるということ。私の発言は、政府からふきこまれたわけでも何でもない。」

「政府の言いなりにならない」ことをはっきりいっているのだ。春川論説委員や青木理氏がこの会長の発言を知りながら、政府追従を批判しているのなら事実を曲解して相当悪意を感じる。あるいはそれを承知していなかったら、ジャーナリストとしても資質を問われることになると思う(まずあり得ない話だが)。